人事が採用データを取るようになってわかったこと

このブログは エンジニア採用 Advent Calendar 2021 24日目のブログです。

 

こんにちは!人事の吉田です。

私は今年の5月にヌーラボに入社し、もう少しで8ヶ月が経とうとしています。14日に同じくこちらのアドベントカレンダーで投稿しているAngelaが、日々色々なことを教えてくれるので、楽しんでエンジニア採用ができていると思います^^

私自身、エンジニア採用は初めてでしたので、最初はとにかくエンジニアの仕事のインプットに力を入れたのですが、入社と同時にスタートしたのが、月ごとのチャネル別データ収集。これまで、全体的な面談数や面接数は振り返りしていたものの、詳細な数値データは取っていませんでした。

というのも、ヌーラボはいわゆる「採用管理システム」というものを使っておらず、チャネル別、ステータス毎に数値を収集するのは、一手間かかるのです。人数的には2人体制になったこともあり、月1回、チャネル × エンジニア採用 or  非エンジニア採用 ×下記のプロセス軸で数値データを取ることにしました。

 

<採用プロセス軸>
ーーーーーー
・応募数
・面談数
・課題意思数
・課題提出数
・1次面接数
・最終面接数
ーーーーーー

 

ヌーラボは、エンジニア、非エンジニアに関わらず、ほとんどのポジションで1次選考前に「課題」に取り組んでもらっています。そのため、応募から内定承諾までは月を跨ぐことも多々あります。
「応募が多かったから、内定の数も多かった」などの因果関係は、単月ではなかなかわかりづらいのも、当社の特徴かもしれません。

5月から収集し始めたデータがある程度溜まってきて、データを眺めているといくつかわかったこと、変わったことがありました。

①想像以上!チャネル別に転換率が違う

採用チャネルごとに上記のプロセス数字を並べてみると、
「このチャネルは、面談から課題意思をもらう率は高いけど、課題完了率は低い」(逆パターンもあり)とか
「このチャネルは、応募数が少ないけど、内定承諾の数は多い」などのチャネルごとの特徴が見えてきました。

それぞれのチャネルごとにどのプロセスに課題があるかがわかるようになり、媒体社さんへ「課題の提出率が他と比べると低いのですが何か対策できそうしょうか…」と具体的に相談したり、最近課題の合格率が高いこのチャネルに力を入れよう、などの取り組みができるようになりました。

課題に進む率はチャネルA>チャネルBだが、提出率はチャネルA<チャネルB(約4.5倍の差)

 

②採用はコーポレートサイト経由とリファラルがトップ2

採用決定数だけは過去数年を蘇り、チャネルの割合を見てみました。肌感でコーポレートサイト、リファラル経由の採用が多いと思っていたものの、やはりこれら2チャネル経由がトップを占める結果でした。

コーポレートサイト経由での応募者さまは、特にヌーラボのブログを見てくださったり、イベントに参加してくださったりと「採用広報」が功を奏しているようです。採用広報に関しての分析は、別途Angelaがブログを書いているのでぜひご覧ください!

そういえば、私もリファラル経由の入社でした。しかし、ヌーラバーが色々なところでブログを投稿していたり、イベント告知をしていたことから、ヌーラボのカルチャーや大切にしていることなどを事前に知っていたため、やはり採用広報の力はとても大きいと思います。

2年分の経路別採用者数グラフ

 

③データを毎月全社で報告!協力者が増える

データを収集し始めてから、前月データを全社に報告するようになりました。人事が今、どのようなことに力を入れていて、それが数字で見るとどのような状況か、これからどんなポジションで仲間が増える予定なのか、そのあたりを共有しています。

毎月の全社に共有する投稿の一部。見えない部分が多いですが、グラフと共に、人事の取り組みや結果、ご協力いただいているみなさまに改めて「ありがとう」をお伝えしています。

 

直接採用に関わらない方からも「頑張っているね!」と声をかけてもらったり、「○○のポジションって、どんな要件ですか?知り合いを紹介できるかもしれなくて…」などの話をいただくようになりました。
他社さまの採用に関する情報を共有してくれたりするメンバーもいたりと、協力してくれる人が増えたのもとても嬉しいことです。

エンジニアが面談に同席してくれることが多かった月は、課題に進んでくれる率が高かったのですが、数字を取っていたことで、エンジニアのみなさんにすぐにフィードバックすることができました。「○%→○%に上がった」と具体的な数字があると、効果もわかりやすいですよね。

 

④数値を見える化することで、自身も鼓舞できる!

数字が絶対ではないですが、数値が見える化されたことで「応募数が先月より増えるように○○しよう!」という良い意味でのプレッシャーを自分にかけられると思っています。

月1の数値集計の日が楽しみになっているほど、日々の採用業務の改善が体感できているのが理想ですね。そして蓄積された過去の数値データを振り返りながら、「こんなにも仲間が増えて嬉しいね♪」とAngelaと喜ぶことが、目下私の夢でもあります。

 

「エンジニア採用」というよりはヌーラボの採用全体の話になってしまいました。

取り組み初めて8ヶ月、数値データ自体が採用そのものを加速してくれるわけではありませんが、少なくとも採用活動を大きく後押しをしてくれるものだと実感しています。
今後もより活発な採用活動を続けていけるよう、収集する軸を増やしたり、違う角度からデータを分析するなど、数値データとうまくお付き合いしていきたいと思っています!

 

より良いチームワークを生み出す

チームの創造力を高めるコラボレーションツール

製品をみる