創業からもうすぐ80年の老舗企業!ミートボールでおなじみの石井食品様で、プロジェクトテーマパークを用いた研修を実施しました

ヌーラボで広報を担当しているAngelaです。
2023年4月にお知らせさせていただいた、ハートクエイク社と共同で開発したプロジェクトテーマパークを用いた研修プログラム。ありがたいことに、多数のお客様からお問い合わせをいただいております。

今回は、誰もが子どもの頃に聞いた「イシイのおべんとクン ミートボール♪」のフレーズでお馴染み、石井食品様の研修として導入いただきました。「食品会社がプロジェクトマネジメント?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。石井食品は旬の素材を使用した製品開発が多数、そして同時に進むため、あらゆる食材の旬な時期を逃さないための、プロジェクト管理が必要な環境なのです。

そんな石井食品様の導入の狙いから、実施後の感想までをレポートしたいと思います。

 

◼︎ 石井食品株式会社 様について

石井食品株式会社

会社規模

東証スタンダード市場上場
従業員数:372名(2023年3月31日時点)

研修参加者 営業、広報、人事などの部門のマネージャー、工場長など18名
実施時間 3時間

 

◼︎ 研修講師:ハートクエイク社 千葉様

2005年、株式会社ワークスアプリケーションズ入社。システムエンジニアとして会計システムの開発に従事。同社を代表する10人の社員に選出される。また、毎年4万人が志望する同社のインターンシップ運営リーダーを歴任。

2010年6月同社を退社後、日本一周旅行を経て2010年10月、株式会社HEART QUAKEを設立。2011年4月から2014年3月まで京都精華大学にてキャリアデザイン論の講師を務める。2018年より法政大学にて非常勤講師。(キャリアデザイン論)

 

◼︎ 導入いただいた背景

今回の導入いただいた背景を、代表取締役社長執行役員である石井智康様に伺いました。

食品業界は実はプロジェクト単位で動くことが多くあります。食材の旬に合わせて期間が決まったプロジェクトとして動くので、プロジェクトマネジメントを組織に定着させたいとは考えていました。
特に「お正月料理」のプロジェクトは1年がかり。6月頃から調達が始まり、販売期間は1年のうちに数日のみ。食材の在庫を抱えるリスクもあるため、きっちりとスケジュールを守ってプロジェクトを進めていくことが大切です。

最近は、より改革を進めるため、経営分析チームから率先してWBSを引いてプロジェクト管理の考え方を浸透させるように努めています。

そんな時にプロジェクトテーマパークの研修に出会ったので良いタイミングでした。

 

◼ 実施の流れ:丁寧なルール説明と練習・実践のステップ

プロジェクトテーマパークは、多数のアイテムや手札を用いて進める協力型のゲームです。ルールを18名の参加者の皆様にしっかり理解いただくため、最初に丁寧なルール説明の時間を取りました。その後、ルール理解のための練習を経てから、本番の実施。その後、ゲームを通して学んだことについての振り返りとハートクエイクの千葉様によるプロジェクトマネジメントに関する講義を行い、プロジェクトマネジメントを体感・理解できるステップで進みます。

ゲーム中は、大変和やかな雰囲気で、サイコロを振るたびに「わー!」と歓声や悔しい声があがりました。自然と拍手が起こるいい雰囲気で進んでいました。

ゲームを進める中で、「チームの性格」が見えてきたのも面白い点でした。

  • ゲームがうまく進めづらい「雨」予報の時は全員有給を取得する「晴耕雨読タイプ」のチーム
  • 粛々とじっくり戦略を立てるタイプが集まったチーム
  • マネージャーが徹底してプレーに参加せずやる気を配る立場に回る「役割分担チーム」

チームの色ってこのように出るのですね…!

 

◼参加者のお声

見積もり時にみんなが「行けます!」と言うけれど、その「行けます!」の精度が統一されていないから、お互いの認識がずれてしまう。現実でもそうだけど、個人の感覚ではなく、何かしら基準に基づいて判断することが必要だと感じました。

 

ゲームには役割カードがあったが、現実でもメンバーの強み・得意を把握することがとても大切だと思う。そのためにもコミュニケーションを取ることが大事。

 

このゲームはプロジェクトマネジメントの学びもあるけれど、チームメンバーとのチームビルディングの要素もあって面白い。

 

 

◼ゲームの後は「振り返り」

合計2回のゲーム実践を通じて体感した「プロジェクトマネジメントに大事なポイント」などを考えていただきました。その他にも千葉さんから、プロジェクトマネジメントの知識体系であるPMBOK(Project Management Body Of Knowledge)との関連性について説明いただき、実務と関連付けが進みます。

 

◼参加した人事の方から:時間を忘れるほど夢中になれる魅力がある研修

今回の研修を運営してくださった、人財開発部・採用育成チームの菊池様よりコメントをいただきました。

普段研修を実施する立場として、いかに「研修目的を明確に伝えられるか」、「積極的参加」を促すか、「集中力を持続」してもらうか、ここに難しさを感じます。今回の研修は、ゲーム理解の難易度はそこそこ高いものの、ゲームを通してプロジェクトマネジメントの大切さを学ぶという目的がわかりやすく、全員が積極的に参加する環境かつ時間を忘れるほど夢中になれるという魅力が詰まったものでした。

また、ゲームをやって「楽しかった」で終わらず、この経験から自分たちの業務を振り返り、それぞれの役割(役職)で気づかされたことも多かったようで、参加者の満足度は非常に高いものでした。本研修については翌日以降も社員同士の雑談の中で話題にあがることも…。それって研修の理想形だと思います!

 

◼同席した感想:ゲームといえど仕事に通じる気づきが満載!

プロジェクトテーマパークを使うことで、普段の仕事から離れ、本当にゲームをしているような雰囲気で交流が図れるのは、この研修の利点です。しかし、最も重要な気づきがあるのは「振り返り」。「テーマパークをつくる」というプロジェクトを通じて、自分たちの仕事の中のコミュニケーションや立ち回りを振り返り、言語化すること。また、その言語化した感想を共有し合うことが、互いに新たな気づきを与え合うことにつながる感覚を持ちました。

ぜひ、研修後しばらく経ってから、また振り返ってみていただきたいと思います。

 

◼年代問わず、チームビルディングにもプロジェクト管理の知識習得にも有効!

石井食品様のように、プロジェクトマネジメントの考え方は業界を問わず必要になってきています。一見小難しそうなプロジェクトマネジメントも、ボードゲームを通して学ぶことで、より楽しく身につくのではないでしょうか?

導入をご検討の企業様は、ぜひハートクエイク社の研修紹介ページをご確認ください。

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