こんにちは。Backlogチームの内田です。
※このブログは ヌーラバー ブログリレーfor Biz 2023 の11日目の記事です。
私は現在42歳で、40歳にして結婚し、子供が生まれました。この新たな節目で、私は家庭をより効果的に管理するためのアプリ「ファミリーログ」を開発しました。
アプリはiPhoneユーザー向けにこちらから、Androidユーザー向けにこちらからダウンロードできます。
ファミリーログのサイトはこちらから。
私はBacklog利用者歴2年、利用者・開発者歴9年の超ヘビーBacklogユーザーです。Backlogの利便性に触発され、その利点を家庭管理アプリにも応用することにしました。
目次
Backlogの素晴らしい点「オールインワン」
Backlogの素晴らしい点の1つは、「オールインワン」な機能です。タスク管理、Wiki、Git、ファイル共有といった多岐にわたる機能が1つのプラットフォームで同時に利用できる点が特徴的です。これにより、複数のサービスでのアカウントや権限の管理が不要となり、利用者にとっては大きな利便性となっています。
Wikiのサービスはあれを使って、ユーザーさんにファイル送る時はあのサービスを使ってなどしていると情報の置き場所はバラバラに散らばり、「あのファイルどこにあるの?」みたいなコミュニケーションも出てきます。また、アカウントの共有ミスで情報が漏れたり事故が起こったりします。また、招待しても使ってもらえないケースも出てきます。
しかし、Backlogを使えば、たとえ招待した相手がタスク管理しか利用していなくても、「BacklogのWikiに書いておいたよ」と伝えれば、新しい機能を導入する一歩が踏み出せることがあります。
ファミリーログでも「オールインワン」
さて、これを家庭管理アプリに応用するとどうなるでしょうか?タスク管理、スケジュール管理、メモ、家計簿など、さまざまな機能を別々のサービスやアプリで共有しようとすると、アカウントの管理や共有の手続きが煩雑になりがちです。共有してもなかなか活用されないという課題もあります。
「ファミリーログ」もBacklog同様、「オールインワン」の利点を強く意識して作られています。一度共有ができれば、タスク管理、スケジュール管理、メモ、家計簿などが一元的に共有され、利用者は気に入った機能から徐々に他の機能にもアクセスしていきます。
その結果、家族や夫婦にとって「ファミリーログ」はポータルアプリとなり、生活の様々な側面を効率的に管理できるでしょう。オールインワンの利便性が、忙しい日常生活において大いに役立つことでしょう。
Backlogの素晴らしい点「非同期コミュニケーション」
Backlogの素晴らしい点のもう1つは、同期的なコミュニケーションを非同期に変え、無駄で厄介なコミュニケーションを排除できることです。
私がプログラマを始めた頃は、プロジェクトマネージャーだけが工程を管理し、「Aさん、あのタスクどれくらい進んでますか?」などの行程確認のコミュニケーションがある会議が頻繁に行われていました。しかし、Backlogを使うようになってからは、エンジニアが課題を作成するとそれが自動的にガントチャートに反映されます。これにより、無駄なコミュニケーションが減り、ストレスなく作業が進むようになりました。
コミュニケーションは時にすれ違いを引き起こすものであり、意図せずにプレッシャーをかけることもあります。Backlogはそのような厄介なコミュニケーションを排除するツールとも言えます。
ファミリーログも非同期コミュニケーションなアプリを目指す
家庭でも同様に、夫婦間での無駄なコミュニケーションが問題となります。「買い物してくれた?」や「予定はいつだっけ?」、「最近お金を使いすぎていない?」といった会話が絶えません。そこで「ファミリーログ」では、こうした無駄なコミュニケーションを排除し、夫婦でタスクやスケジュール、メモ、家計を共有できる非同期でコミュニケーションレスなアプリを目指しています。
- ファミリーログの主な機能
- タスク管理
- 担当者・期日・カテゴリーを設定可能
- やることリストで買い物リストなどを管理
- リマインダー(通知)で忘れ防止
- 添付ファイル
- 繰り返し機能
- 自分だけに表示する
- スケジュール
- タスクも表示可能
- マインダー(通知)で忘れ防止
- 繰り返し機能あり
- メモ
- リッチテキストでメモ可能
- 撮影した画像からメモを作成可能
- 画像からメモを作成可能
- 家計簿
- 1日ごとの支払いリスト
- カレンダーでの表示
- 月別の統計表示
- 予算設定
- グラフ表示
- 月開始日設定可能
- タスク管理
タスク管理では、夫婦のタスクをいつでも確認でき、無駄なコミュニケーションを効果的に減少させます。スケジュール管理では、相手やお互いのスケジュールを確認し、「それっていつだっけ?」や「このスケジュール、被っているよね?予定変更できる?」といった無駄なコミュニケーションをなくします。
さらに、家庭管理アプリならではの機能も搭載しています。例えば、シフト制で働いている人向けに、その月のシフトを一気に入力できる画面があります。
また、タスクや予定をテンプレート化して、複数の日に一気に登録できる機能も備えています。
メモの管理に関しては、BacklogのWikiのように夫婦の知識を蓄積できます。そして、家庭管理アプリならではの機能として、保育園や小学校でよくある子供のプリントをAIが読み取り、メモに変換する機能も提供しています。
家計簿の特徴として、通常の家計簿アプリでは1つの家計簿しか持てないのに対し、ファミリーログは1つの家計簿で複数の家計簿を管理できる点が挙げられます。これにより、各自が使った金額を分けて管理するだけでなく、二人で共通の財布を作り、それを一括した家計簿として管理できる仕組みが構築されています。
最後に、実際に使ってみての感想ですが、初めはあまり乗り気でなかった妻も、今では様々な機能を積極的に活用し、ファミリーログが我が家の家庭管理に欠かせない存在となりました。Backlogも今後、ますます使いやすくなる改善が加わる予定ですので、ぜひご期待ください。これからもBacklogを駆使して、非同期なコミュニケーションをお楽しみください。