Backlog・Cacoo・TypetalkをSAMLログインに対応できる「Nulab Pass」新機能をリリース!提供形態もリニューアル

Backlog・Cacoo・TypetalkのアカウントをSAML認証によるログインに対応させ、アカウント情報の一元管理ができる「Nulab Pass」が新機能をリリース!提供形態をリニューアルしました。

本日2021年3月30日から、柔軟な価格体系と簡易な操作で、組織に合わせてNulab Passをご利用いただけます。

新機能では、既存のヌーラボアカウントを管理対象アカウントへ簡易な操作で移行できます。さらに、課金形態を組織全体から管理対象アカウントの数に応じた課金にリニューアルしました。管理対象のアカウント分だけNulab Passの料金がかかるため、余分な費用がかかりません。

本ブログでは、リリースする機能や今後の開発計画を詳しくご紹介いたします。

管理対象アカウントへの移行機能について

管理対象アカウントへの移行機能は、「ヌーラボアカウント」を「管理対象アカウント」へ移行することができる機能です。

管理対象アカウントとは、利用ユーザー自身でアカウント管理するヌーラボアカウントと異なり、組織の管理者が一元管理できるアカウントです。既存のヌーラボアカウントよりも管理者の操作権限が強く、パスワード設定やアカウントの運用を各個人のセキュリティ意識に委ねないため、不正利用や不正アクセスなどを対策しながらヌーラボのサービスを安全に利用することが可能になります

以前より管理対象アカウントの新規作成はできましたが、既存のヌーラボアカウントを管理対象アカウントにすることはできませんでした。

今回のリリースにより、既存のヌーラボアカウントの情報をそのままに、管理対象アカウントへ移行することができるようになります。

具体的な移行の流れは以下の通りです。

  1. 管理者の方が組織に所属しているヌーラボアカウントを選択し、移行を依頼する
  2. 依頼されたヌーラボアカウントにて、移行に同意する
  3. 同意したアカウントにて管理対象アカウントへの移行が実行される

現在の管理対象アカウントの仕様上、ヌーラボアカウントからその組織に関する情報のみを管理対象アカウントへ引き継ぎます。

Backlog、Cacoo、Typetalkなどご利用のサービスの情報も引き継がれますのでご安心ください。

詳細についてはヘルプの「アカウント移行の基本」をご覧ください。

ドメイン所有権の確認について

今回のリリースから、管理対象アカウントを使用する際に、ドメインの所有権を確認させていただきます。

これにより、ドメインの所有権が確認できたメールアドレスを持つアカウントのみ、管理対象アカウントとして扱えるようになります。

今回の対応は、将来的にお客様のアカウントの身元を確実にしてより安全にヌーラボ製品を利用いただくための対応となります。

すでにご契約いただいているお客様には別途ご連絡を差し上げておりますが、何卒ご理解いただければ幸いです。

課金形態を変更します

課金対象についても変更いたします。従来の課金範囲は、監査ログ機能の提供を見越して、アカウントの種類(ヌーラボアカウント・管理対象アカウント)に関わらず、組織内の全ユーザー数が課金対象でした。

新方式では、管理対象アカウントの数に応じた課金に変更します。2021年3月30日(火)より適用開始となります。

※新方式課金の適用開始以前に、Nulab Passをご契約された組織で、ヌーラボアカウントと管理対象アカウントのどちらも登録されている場合は、Nulab Passの契約アカウント数を見直しいただくことで、次回のご請求以降、より低コストで利用できる場合がございます。

詳しい手続きはヘルプ「Nulab Passの契約アカウント数の変更」をご覧ください。

今後の提供予定の機能・改善項目について

今後の開発や改善を検討している項目についてもご紹介いたします。Nulab Passで次回提供する予定の機能は「監査ログ」となります。

こちらも段階を分けてのリリースとなりますが、最初のリリース時点では、監査ログのダウンロード機能の提供を予定しています。続くリリースでは、検索機能など細かなアップデートをしていく予定です。

また、管理対象アカウントに対する改善も検討しております。

当初は、お客様が組織内でアカウントを管理して自由に利用できるようにする、という思想で管理対象アカウントの開発を進めておりましたが、複数の組織間でも一律でアカウント管理をしたいというご要望を多数いただいております。

当初はマルチアカウントでのログインにて対応を予定しておりました。しかし、みなさまからのご意見を踏まえ、1つの組織で1つのアカウントを一元管理できるようにしつつ、他の組織にも参加ができるように開発方針を変更しようと考えています。

そのための第一歩として、今回のリリースにドメイン所有権の確認を入れさせていただきました。

「ドメインを所有している組織である」と認証することで、お客様のアカウントの身元を確実にし、より安全に他の組織に管理対象アカウントとして参加いただけると考えています。

またその他にも、すでに公表しているユーザープロビジョニング機能などの開発も予定しております。

※ここで記載している内容は2021年3月30日時点での開発計画となります。計画の見直し等が発生する可能性がありますので予めご了承ください。

Nulab Passをお待ちいただいみなさまへ

管理対象アカウントへの移行機能を待望してくださっていたみなさま、当初のリリース計画からお時間をいただいてしまい誠に恐れ入ります。

今回のリリースで、ヌーラボ製品をご利用しているすべてのお客様に、ようやくNulab Passをお届けできるようになりました。

みなさまからいただいたフィードバックを踏まえて実施した、課金範囲の変更がNulab Passのさらなる導入の後押しになっておりましたら幸いです。

今後も引き続き、いただいたご意見をサービスに反映させていければと思っております。どんな些細なことでも、気になることがございましたら遠慮なく、ぜひフィードバックをいただければ幸いです。

みなさまの大切な情報を安全に管理するサービスをお届けできるように、鋭意開発を進めていきますので、今後もNulab Passにご期待ください。

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