【開催レポート】「EM Night #5」Fusicさんと共同開催しました

はじめに

2025年12月9日、福岡を拠点とする株式会社Fusicさんと共同で、エンジニアリングマネージャー(EM)をテーマにしたコミュニティイベント「EM Night #5」を開催しました!

今回は会場スポンサーとして、Fusicさんのとっても素敵なオープンオフィスをお借りしました。ヌーラボからも7名のメンバーが参加。当日の熱気と、運営を通して得られた学びをレポート形式でお届けします。

会場レイアウトとコミュニケーションの心地よい関係

会場となったFusicさんのオフィスは、お洒落なバーカウンターや講聴席、さらには音響設備までバッチリ整っていて、まさにイベントに理想的な空間。

一方で、実際に運営をしてみるなかで「会場という『場』と、コンテンツの相性」について、改めて考えさせられました。 

前半のLTタイムは、登壇者の話をじっくり聴く時間なので講聴席を活用したレイアウトにしました。その後の参加者全員のディスカッションの時間は、テーブルやオープンな会議室を活用させていただき参加者のみなさんが交流しやすい場にしました。

 

その場で作りたい雰囲気に応じた環境のデザインなど、オフラインイベントの奥深さを改めて感じる機会となりました。

5名の登壇者が語る「EM初心者」のリアル

LT(ライトニングトーク)セッションのテーマは「EM初心者」。公募と主催者合わせて5名の方が登壇してくださいました。

【LTラインナップ】

  • 新米EMの挑戦
  • フルリモートの中であえてオフラインでやったこと
  • AI時代のマネジメント
  • ネガティブフィードバック
  • EM歴1年10ヶ月のぼくがぶち当たった苦悩とこれからへ向けて

どのセッションも、みなさんがEMの活動に真摯に取り組む中での知恵や工夫、喜びや大変さなどが溢れたものでした。まさにご本人しか語れない、内容の濃さと学びの深さが共存したセッションでした。

また各セッションを聞く中で共通して感じたのは、「視座の変化」が大きなポイントになっているのではないかという点でした。プレイヤーからマネージャーへの転換期に、主語が「自分」から「チーム全体」へと移り変わり、組織への影響を考えながら動くようになった体験談など。その等身大の葛藤には、会場の多くの方が深く共感している様子でした。

その場で議題が決まる!熱気あふれるディスカッション

後半戦は、参加者がその場で話したいテーマを出し合い、ディスカッションしながら自由にテーブルを移動できる形式の「OST(オープンスペーステクノロジー)」という手法を実施しました。みなさんからアイデアを頂いたあとの投票の結果で決まったのはこちらの4つです。

  1. AI時代の適切なマネジメント
  2. 会社方針と個人の目標・評価をどう適切に結びつけるか
  3. マネージャーになりたい人が少ない問題
  4. (とてもブログでは書けなさそうな秘密の問題)への対応

どのテーブルも、30分という時間があっという間に感じるほどの盛り上がり!「ワールドカフェ形式よりも自由で楽しい!」という声も上がりました。いつでも席を移動可能なので参加者の一人一人が今一番話したいテーマに主体的に関われるため、皆さんの熱量を高く保てたようでした。

最後のアウトプット発表では、難しい課題に対して前向きなアイデアや具体的なヒントが次々と共有されました。「本質的な答えに触れた気がする」といった声も聞かれ、参加者が手応えを持って場を終えていたのが印象的でした。

自然に会話が広がる、温かな空気感

イベントを締めくくる懇親会では、あちこちで自然と会話の輪が広がっていました。 事前のディスカッションを通して参加者の心の距離が縮まっていたこと、そして何より「良い組織を作りたい」という同じ想いを持つ方々が集まったことが、誰も孤立しない、心地よい空気感を作ってくれたのだと思います。

参加者の声とこれからの展望

参加者の皆さんからは、こんな嬉しいフィードバックをいただきました。

  • 「こんなに楽しいなら、もっと早く参加すればよかった!」
  • 「『EM Night』という名前から、EM以外は遠慮していたけれど、来て正解でした」
  • 「『中間管理職ナイト』という名前なら、もっと気楽に参加できそう」

「EM」という肩書きの枠を超えて、マネジメントの悩みを分かち合える場所の大切さを、皆さんの声から再確認することができました。

正解のない問いに向き合う皆さんと共に、社外の知見に触れ、明日への活力を得られるような場をこれからも大切にしていきたいと思います。共催いただいたFusicさん、ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

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