前回の記事で、ニューヨークのコワーキングスペースの中から特徴的なものをいくつかピックアップして紹介しました。今回は、実際のコワーキングスペース探しに便利な情報をお届けします。
本題に入る前に、コワーキングについておもしろいデータがあったのでシェアします。
ニューヨークのテクノロジーやスタートアップ関連の情報を網羅する『AlleyWatch』の昨年の調べによると、ニューヨークには50以上のコワーキングスペースが存在しているそうです。同団体は、コワーキングスペースについて以下のデータも発表しています。スペース選びのときの一つの目安にするとよいでしょう。
【マンハッタン】
自分専用の机貸し、月平均料金:526ドル
他人とシェアで使う共有ワークスペース、月平均料金:349ドル
【ニューヨーク市内のほかの区】
自分専用の机貸し、月平均料金:420ドル
他人とシェアで使う共有ワークスペース、月平均料金:229ドル
写真とエリアでイメージがつかめる– Gotham Coworking
「Gotham Coworking」は、ニューヨーク市内のコワーキングスペースを網羅した一覧ガイドです。写真とエリアが載っているので、一目で何となく雰囲気が分かるというのはスペース探しを始めたばかりなら特にありがたいですね!
気になるところは写真をクリックすると、それぞれの詳細情報が見られます。
地図で、そのコワーキングスペースがニューヨーク市内のどこらへんに位置するのかすぐに分かりますし、内装などのイメージ写真も掲載されているので何となくイメージが浮かぶと思います。さらに気になるものは、それぞれのウェブサイトを訪れれば、利用料金やアメニティ、見学の予約方法など詳細が分かるでしょう。
条件に合うコワーキングを絞り込む — Pivotdesk
ニューヨークに何度も出張で来ていたり以前住んでいたなど、ある程度土地勘がある方は、この「Pivotdesk」もおすすめです。
Pivotdeskでは、希望のエリアをまず入力し、「何人分のスペース(もしくは机)」が必要か、「料金はどのくらいか」、共有ワークスペースの「Open Workplace」もしくは個室のどちらがいいかなど、自分の条件や希望を入力していくと、Pivotdeskがそれらの条件や希望に合ったコワーキングスペースを絞り込んでくれます。
上のイメージは、「ブルックリン区で3人分のOpen Workspace(共有ワークスペース)」を検索した例です。
こちらが検索結果。Brooklynの各エリアから、希望に近いコワーキングスペースをpivotdeskが選んでくれました。アメニティもアイコンで表示されているので分かりやすいです。
wifi、カウチ、キッチン、会議室、パーテーションの有無などのアイコンに加え、「ドッグフレンドリー」のアイコンもあるのは、何とも愛犬家が多いニューヨークらしいです!
以上、便利なウェブサイト情報でした。
コワーキングスペース探しはアパート探し同様、インターネット上の情報だけに頼るのはおすすめしません。誰かの推薦が必ずしも自分のベストチョイスとも限りませんし、気になるスペースはできるだけ見学に行って、雰囲気を見てみるとよいです。自分にとっての快適なコワーキングスペースに出合えますように!