「 #ITエンジニア採用入門 」を読んで取り入れたいことを宣言する

ヌーラボで人事を担当しているAngelaとAyatanです。エンジニア採用市場は年々加熱する一方ですね。

そんな中、てぃーびーさんが「ITエンジニア採用入門」をZennで公開されました。しかも「無料」。惜しげもなく知見を披露していただいています。

ちょっと(Angelaの)個人的なお話なのですが、私は前職で「CodeIQ」というエンジニアのスキル可視化をするサービスを担当していまして、てぃーびーさんはそのサービス上で展開するプログラミングスキルを測る問題の作成者として関わっていただいていました。「出題者」と「サービス運営者」として不思議なご縁です。お互い人事になってからは「転職透明化らぼ」として活動し、Developers Summitに出させてもらったりと大変お世話になっている&尊敬している方です。

自分の話は置いておいて、早速ですがAngelaとAyatanで毎朝行っている人事の朝会で「ITエンジニア採用入門」を読み、日々の取り組みで見直したいことを洗い出してみたので、ここに宣言します。「ITエンジニア採用入門」について、日本で最速でブログをリリースすることを狙っているのですが、結果はどうでしょうか…(笑)

求人票の定期更新

現在のヌーラボでは、求人票を下記のフローで作成しています。

  • 新しい募集枠について、募集チームにヒアリング
  • 求人票のたたきを作成
  • 募集チームにて確認、修正
  • 社内で広報チェック
  • コーポレートサイト、各求人媒体に公開

ここまでは、複数の視点で求人の魅力や面白さ、誤字脱字についてチェックができており、大きな問題はなさそうなのですが、改めるべき部分は「公開後」です。「ITエンジニア採用入門」の求人票メンテナンスのページでも紹介されていた「よくありがちなパターン」全てにドキッとしてしまいました(苦笑)

これまでは、公開後の定期的な更新というものをほぼ行っていませんでした。もちろん、募集が終了した際や求める人物像が大きく変更する際は変更を行っていますが、小さな変更点であっても、求人票に書いてある内容と面談での内容に違いがあるのとないのでは、信頼度が変わってきますよね。

そこで、下記のような内容、方法で更新をしていきたいと思います。

更新内容

  • 募集枠のチーム体制やメンバーの変更
  • 同じチームの人のインタビュー記事の追加
  • 最新の会社・サービス情報 

更新方法

  • 1ヶ月に1回決まった時間を「求人票の更新時間」とする
  • 上記時間にAngela、Ayatanでオンライン会議を行い、画面共有をしながら更新をする

スカウト文に必要な項目の見直し

Chapter 31 ダイレクト・リクルーティング – スカウト文」に、具体的なスカウト文章に必要な項目・固定パートが箇条書きで紹介されていました。

  • 企業情報
  • 事業情報
  • 開発組織情報
  • 所属チーム情報
  • 技術情報
  • 人に関する情報
  • 労働環境情報
  • 現状の組織や開発に関する課題感
  • EVP*
  • EVP 以外の特徴

* EVP…Employee Value Proposition(企業から従業員に提供できる価値のこと)

改めて、人事で上記の情報をまとめ直し、粒度を揃えたいと感じる項目です。特に「EVP」については、別ページ「採用マーケティング – EVP」でも詳しく紹介されています。
特に階層別のEVPについては、組織のレベルでの情報整理はされていても、職務のレベルでの情報が比較的乏しいことに気づいたので、それぞれの情報と関連するブログを洗い出してみようと思います。

  1. 組織 – 全社に関わる魅力
  2. チーム – 所属の部門やチームに関わる魅力
  3. 職務 – 職種ごとの魅力

ヌーラボの場合は、1>2>3 の順で情報発信が多いです。

広報の努力のおかげもあり、企業全体の発信が多いことが強みですが、その分相対的にチームや職務に対しての発信量が追いつけていない点は弱みです。

ふりかえりの実施

これまであまり立ち止まってふりかえることがありませんでした。少しずつデータの収集も進めてきましたが、「施策」のふりかえりは足りていなかったと思います。「ITエンジニア採用入門」の中ではKPTが手法として紹介されていましたが、私たちは「YWT(やったこと・わかったこと・次やること)」で四半期に一度のふりかえりの時間を設定しました。

「YWT」は最近社内でワークショップ型の読書会を行った「アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット」の書籍で学んだ手法です。Ayatanは家庭でもお子さんとこの手法を取り入れています。KPTを導入した場合、たいてい人事はProblemに「時間がなかった」という結論を書きがちなので(笑)、あえてそこを封じる手法を採用してみました。

ここでAyatanのnoteもご紹介。

ふりかえりを実施することで「効果がない施策を適切にやめる」「アクションに優先順位をつける」…つまり、手当たり次第アクションをするのではなく、しっかりと戦略性をもって効果的に成果を出せるようにしていきたいと思います。


結果については、ふりかえりが完了した後日ご報告したいと思います!改めててぃーびーさん、執筆お疲れ様でした。そして、ありがとうございます!

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