7月8日から10日までの三日間、ヌーラボの全ての開発者が福岡本社に集まり開発合宿を行いました。
今回の合宿では細かなルールは定めず
- ヌーラボのサービスに関係するでもよし、しないでもよし
- 事前の仕込みをしてもよし、初日にスクラッチから取り組んでもよし
- 個人でやってもよし、チームでやってもよし
といった、いわばハッカソン的な形式での開催となりました。
一部で大好評を得ているヌーラボパーカーに引き続き、今回はヌーシャツが作成されました。
二日目と三日目はヌーラボが誇るシェフエンジニア平山によるまかない。二十名近い昼食を朝から仕込み。サラメシに出れないものかしら。
そして最後に成果発表会。ここでは各々のチームが発表し、その後投票して一位になったチームは豪華賞品をゲット出来るというルールで、大喜びの優勝チーム。
優勝「ぼくのかんがえた、さいきょうのでざいなむけぷろじぇくとかんりつーる」
優勝は「ぼくのかんがえた、さいきょうのでざいなむけぷろじぇくとかんりつーる」。Backlog の課題や Git などにアップロードされた画像をワンクリックで Cacoo に取り込んで、すぐフィードバックコメントをつけられるもの。僕らが日常的に仕事をしていて「絶対的に欲しい!」と感じるものをドンズバで抑えていました。
二位「Nulab Services Go」
続いて二位は「Nulab Services Go」という、Go 言語にて実装されたヌーラボの各サービスのステータスサイトでした。ウル○ラクイズのような可愛いデザインと、CSS アニメーションでキャラクター達がステータスにあわせて動作を変えるといった作り込みが心をつかんでいました。
三位「Backlog カンバン」
そして三位は「Backlog カンバン」。Backlog のプロジェクト毎に課題の状態に応じてカンバンのビューを追加し、課題のD&D による移動で状態の変更が出来る、というものです。沢山の課題を手軽に整理したいというニーズに答えるためもので、D&Dによる操作の手軽さだけでなく、WebSocket による複数人の同時編集が出来ると行ったバックエンドとあわせた実装力が光っていました。先日リリースしたばかりの Backlog APIv2 を全力で活用していました。
その他にも個性的なアイディアが沢山出てきました。
- Flexbox によるレスポンシブなスタンディング開発タイマー
- bower-update の対話式でのアップデートの対応 ( プルリクエストマージされました!)
- プランターにさした湿度センサーから水やりのタイミングを Typetalk にポストする (株式会社スカイデスクさんからお借りしました!)
- Jenkins の Nulab Account による認証
- D3.js による Typetalk ライクの可視化
- Scala FX による Typetalk クライアント
- WebRTC を利用した、雰囲気が伝わるビデオチャット
- Perl で Typetalk API にチャレンジ
- 波の高さや台風情報を外部サイトからスクレイピングして Typetalk にポストする
- Nulab Account のためのオシャレな管理画面
普段はリモートワークをしているチームですが、リアルに顔をあわせての作業は楽しいもので、あっという間に三日間が過ぎ去りました。こちらに掲載しきれなかった写真は、ヌーラボの FB ページにアルバムを作成しましたのでご覧ください。
ワールドカップの準決勝の日程とかぶったため、早朝にパワーを使い果たしてしまったというエンジニアもおり、日程調整に課題は残したものの(笑)、また定期的にこのような集いはしたいですね、という CTO 縣による総評にて開発合宿は幕を下ろしました。
今回の開発合宿の成果は、今後の実装を前提にはしておりませんが、過去の開発合宿でアイディアが出されたもののうち、Backlog のプロジェクトのテーマ機能や Markdown 書式のサポートは正式な機能としてリリースされています。もし、今回出されたアイディアのうちで「これは是非実装して欲しい」等ありましたら、コメントや @nulabjp 宛のメンションをお待ちしております!
Developers, let’s play!