ゴールデンなウィークがやってきますね!ヌーラボで人事担当をしているAngelaです。ヌーラボは2022年4月に1名の新卒入社者を迎えるにあたって、新卒研修を汎用的なものにすべく、企画を進めてきました。
その様子は、こちらのNuCon YouTubeからもご覧いただけます。
このブログでは、中でも研修の一発目にお届けした「助けてもらい方」研修について共有させてもらおうと思います。この研修を一発目に持ってきたのも、ちょっとだけこだわりだったりします。
目次
「助けてもらい方」をテーマにしたのは、先輩たちのスタンスの表明のため
みなさん、新しい職場環境に移ったときに少々空気読みをする場面ってありませんか?その最たるものとして「有給休暇」を例に挙げてみたいと思います。
あなたが新しい職場に入ったとして…
- この会社、有給休暇の消化率がそこそこ高いけど、みんなどんなペースで取得しているんだろう?
- 実際は有給休暇の奨励日にしかとってないのかな?!自由に取得できるのだろうか?
- もしかして1週間前申請とかいう独自ルールがあったりするのかな?
- 当日子どもが熱を出して休みがほしい…という話はしてもいいの?同僚同士で、このコンテキストが伝わるんだろうか?
ああ、不安がいっぱい!有給休暇一つとっても、このような場面が想像されるのではないでしょうか。
そこで、新卒入社者の方には「私たちはあなたを助けたい!だからどんどん声をかけて!」というスタンスをお伝えし、コラボレーションしていくための土台を作っていきたい。そう思ったのが、この研修のスタートです。
助けてもらうためのTipsを3つに集約
助けてもらい方を説明するために、3つのパートに分けて研修を展開しました。
1.心のハードルを打ち破ろう「頼る技術」について
「人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学」という書籍を元に、いくつかの理論をピックアップし、ちょっとアレンジしています。
この本によれば、とにかく人は頼み事に対してネガティブな生き物のようです。自分自身には「助けたい」という気持ちがあるわりに、人に頼み事をする時には「断られるのがいや!」「迷惑かけたくない」という気持ちが勝る人も多いのではないでしょうか?
まずは参加者全員にアンケートをとり、「頼み事」に関する認知の歪みのようなものを大雑把に可視化してみるところからスタートします。
日常によくありそうな場面を取り上げたのですが、1)と2)の回答に大きく差がでることは証明できました。このセクションでは、全体を通して「頼み事」をする側の背中を押すためのトピックをお伝えしました。
効果的に人に助けてもらうためには、4つの要素が必要なんだそうです。それってよく言う「報連相」が大切であることの裏付けではないでしょうか?と言うことで、後半の報連相についてのトピックにつなげます。
2.助けてもらいやすくするための「わたしのトリセツ」ワーク
助けてもらいやすくするためには、自分自身がどんな人であるか相手に知ってもらう必要があると思います。もちろん「プライベートなことを自己開示しろ!」と強要するのではなく、ビジネスを円滑に進める上で必要な情報です。
例えば、こんな項目について聞きました。
- 1日の中で一番作業が捗る時間は?
- 出社したい頻度は?
- どんな仕事や作業、場面でテンションが上がるか / 下がるか
こんな情報をアンケートで聞き、チームのメンバーと比較する一覧表を作成して、配属先のチームへ共有しました。
3.「報連相」とは何なのか?
論理的思考や報連相についての研修は、何となくタイトルからも眠くなりそうな気がします(笑)だからこそ『心のハードルを打ち破ろう「頼る技術」について』から入りました。
報連相の研修は、実際にありそうなイマイチなチャットテキストを事例に上げ、うまく編集してもらうワークを行いました。編集にあたっての注意ポイントは下記のスライドに示した4つです。自分自身が前職などで先輩に言われてきたことを思い出しながら(半泣きになりながら)書きました。
ここまで全編を通して、新卒社員だけでなく、10名程度の社員が”にぎやかし枠”として参加してくれました(ありがとうございました!)。
新卒研修企画はブーメランの連続
やってみて実感しましたが、自分自身も「報連相」まだまだ課題ありです。難しい…。
人に教えることを通して、自分の欠点が見つかる。…ブーメランの連続ですね。人事としても成長の機会をいただきました。
引き続き #ヌーラボの新卒研修 ブログを公開していきたいと思います!Twitterで、ご感想をぜひお寄せください!