「広報」と聞くと、プレスリリースの配信やSNS発信といった社外に向けた活動をイメージされるかもしれません 。もちろんそれも大切な仕事の一部ですが、社員の方に向けた様々な施策、いわゆる社内広報も広報活動の重要な一つなんです
私が所属しているコミュニケーション部では、「ヌーラバー（社員）の誇りを会社の推進力に変え、コミュニケーションを通じて事業成長を牽引するエンジンとなる」というミッションを掲げています 。つまり、ヌーラボの社員の方に誇りを持ってもらえるような社内向けのコミュニケーションの設計と運用が、部の重要な施策の一部となっています 。
この記事では、私たちコミュニケーション部がどのように考え、社内広報を行っているのか、その具体的な活動や舞台裏をご紹介します！
- 社内コミュニケーションは会社の「OS」
製品開発におけるOS（オペレーティングシステム）のように、社内コミュニケーションは、組織が健全に動き、成長していくための基盤だと考えています 。
ヌーラボは、創業地の福岡をはじめ、東京事務所、京都事務所、さらにはリモートワークによって日本全国、海外にもメンバーが在籍しています 。場所や時間が異なるメンバーが「同じゴールに向かって、最高のチームワークを発揮する」ためには、意図的で質の高いコミュニケーション設計が不可欠です 。私たちの仕事は、単に情報を発信するだけではありません。「誰に」「何を」「なぜ」伝え、「どのような行動」を促したいのかを深く考え 、最適なチャンネルとタイミングを選びながら各施策を実施しています。 本日は各施策の中から社内ラジオ番組についてお伝えをします。
- 繋がりの文化を育む施策：社内ラジオ番組「Nu Tone Thursday」
社内コミュニケーションを活性化し、一体感を高めるための具体的な施策として、毎週木曜日に社内ラジオ番組「Nu Tone Thursday」を放送しています 。◇ 誕生のきっかけは「やってみたいよね」の一言
このラジオ番組は、当初から大がかりな計画があったわけではありません 。「もっとメンバー同士の距離を縮められるような、カジュアルな企画ができないか？」というコミュニケーション部内での「やってみたいよね」という一言から、実験的にスタートしました 。◇ Nu Tone Thursday の目指す役割と意図
毎週のラジオ番組は、単なる情報伝達の手段に留まりません 。私たちコミュニケーション部が、この番組を通じて意図的に作り出したいと考える効果は以下の通りです。
・情報格差の解消: 全社共有会や日々の業務上のやりとりだけでは伝えきれない、メンバーの活動や取り組みを、硬すぎないカジュアルなトーンで伝達することで、様々な情報を取り込みやすくする土壌をつくることが、情報格差の解消につながると考えています 。・心理的安全性の下地作り: メンバーのパーソナルな話題なども交えることで、リモートワーク下で失われがちな「雑談」や「偶発的な出会い」を意図的に作り出そうとしています 。
・繋がりと信頼の醸成: 番組を通じてメンバーの人となりを知ることで、部門や役職を超えた繋がりをサポートし、信頼関係を築く土台とすることを期待しています 。
私たちは、このラジオ番組を「オープンでフラットな文化」を体現する、ヌーラボらしいコアな社内広報施策として、毎週欠かさずお届けしています 。
- チームと文化を支える「コミュニケーション部の3つの役割」
私たちが最も大切にしているのは、ヌーラボが持つ「オープンでフラットな文化」を社内コミュニケーションを通して体現し、強化していくことです 。
社内コミュニケーションは、単なる「伝書鳩」ではありません。会社の方針と、メンバーの想いを繋ぐ「翻訳家」であったり、
部署間の連携をスムーズにする「潤油」のような役割、そしてヌーラボらしい働き方を推奨し、提案、推進していく「会社のサポーター」として、日々活動しています 。
まとめ
ヌーラボのコミュニケーション部が創る社内広報の世界、いかがでしたでしょうか？
私たちの部のミッションは、「ヌーラバー（社員）の誇りを会社の推進力に変え、コミュニケーションを通じて事業成長を牽引するエンジンとなる」ことです 。
最高のチームワークを築く上で、私たちが最も重視し、社内コミュニケーションを通じて日々醸成している土台が、「信頼」です 。
ヌーラボでは、最高のチームワークに必要な要素として「チームワークマネジメントの5つの要素」を定義しており、その一つに「心理的安全性を高める」ことを掲げています 。私たちが目指す「信頼」とは、まさにこの心理的安全性の基礎となるものです 。メンバー同士が、お互いを信じ、安心して様々な意見を交わせる環境があってこそ、チームは最大の力を発揮できます 。
毎週の社内ラジオ番組「Nu Tone Thursday」をはじめとするオープンでフラットな社内での情報共有は、まさにこの「信頼」を育むためのものです 。私たちは、ヌーラバーが安心して発言し、協力し合える環境を、コミュニケーションの力でこれからも応援していきます 。
この記事はヌーラボブログリレー2025 冬の4日目として投稿しています