スタートアップの営業からヌーラボのコミュニティマネージャーに転身した私が驚いた ヌーラボカルチャー 7選

こんにちは。4月にヌーラボにジョインしたばかりのひよっこヌーラバー、@meggy です。私はヌーラボに入る前、人材系Webサービスのスタートアップの立ち上げに携わり、営業として働いていました。そんな私が驚いた、独特の ヌーラボカルチャー について「ちょっとちょっと、聞いて!」と言いたくなったので、特にお気に入りの7つを紹介します。

1. 「これ言ったら気まずいかな」、という気後れは無用。

入社初日、ちょうど桜が綺麗に咲いているシーズンだったため、歓迎会としてお花見を開いていただきました。次の日出社すると、Typetalk(社内のチャットツール)がワイワイ。昨日のお花見について盛り上がっているようです。どれどれ、と読んでみると、「お花見って業務に入る?」という内容(笑)。

通常、給与や勤怠に関することは、社員からはなかなか言い出しにくいもの。でもヌーラボはそんな「様子見」の雰囲気とは真逆です。「これ言いづらいなぁ」なんて余計な気遣いは無用。お互いが気持ちよく働くために、本音やモヤモヤを隠す必要はありません。

「なるほど、これを『オープン』『フラット』と呼ぶんだなぁ」と感じた一件でした。ちなみに、お花見は業務としてカウントされました(笑)。

2. 社員同士はもちろん、経営陣 to 社員でさえも「敬語」。

「社長やボードメンバーが 社員に対して敬語を使う」ということはもっとも驚かされた、しかし同時にもっとも好きな ヌーラボカルチャー のひとつです。エンジニアが多い(2017年4月時点で全社員の8割弱)こともあってか、メンバーは穏やかな人ばかりでありながら、既に書いた通りコミュニケーションはとてもオープン。ビジネスに関してはまっとうな信頼関係を築きながらも、プライベートにいたずらに踏み込まれるようなこともない。そんな絶妙な距離感は、もはや「カルチャー」と呼んでも決して大げさではないでしょう。

3. 働き方のフォーマットを押し付けない。

たとえば出社時間。ヌーラボは11時までに出社すれば良い、というフレックスタイム制ですが、当たり前のようにこれが徹底されています。(だからこそ、これを読んでいるヌーラバーは「?」と思うでしょう。名ばかりの「フレックスタイム制」がある会社は珍しくないですが、ここまでちゃんと運用されている会社は珍しいんですよ!)

他にも、退社時間についても、代休や有給の取得についても、「こうすべきじゃない?」というような押し付けは一切ありません。遅くまでしっかり仕事したい時はそれもOK。自分たちが、自分たちの事情や状況とバランスを取りながらも、自分のミッションに最もパフォーマンスを発揮できる状態を尊重する、というスタイルが浸透しています。

4. 会議がほとんどない。

不必要な会議はしない。これは、既に3つの日本拠点(福岡、東京、京都)+ニューヨーク支社をはじめ、海外の至る所にヌーラバーが存在しているからこそ根付いた文化かもしれません。確かに、様々な働き方のフォーマットを「OK!」とするヌーラボには、時間と場所を指定して毎日のように会議をするスタイルはそぐわないと感じます。

ただ、そのためには相互の努力が不可欠だとも実感しています。ヌーラバーは、相当高い水準で、情報の「発信」と「キャッチアップ」の意識を持っているようです。当然、Typetalkで発信される全体向けの共有(全体共有はすべて英語です!)を「読んでませんでした」というようなメンバーは見かけません。

5. 福利厚生や制度の充実っぷりに、何回驚いてもまだ足りない。

月曜日の朝にオフィスで朝ごはんが出ること」も、「みなし残業がなく 残業代完全支給なこと」も、「入社初日時点で有給が10日も付与されていること」も、「月に2万円の英語学習補助が出ること」も、「業務で使うマシンは好きなものを買ってもらえること」も(私はMacBook Proを買ってもらいました)、さらに「業務に必要なデバイスを他にも持ちたい場合、代金の30%はヌーラボが負担してくれること」も、不謹慎な話ですが「お見舞金は、社員もその配偶者もお子さんも、同額であること」も、(以下略)、大手企業でも驚く充実っぷり。働き方もそうですが、福利厚生を見ても、ヌーラボはとてもとてもホワイトです。ピュアホワイト、驚きの白さです。

手当の手厚さの根底には、「ヌーラバーの大切な人もヌーラバー」という思想があるらしい。そして、私がまだ知らない素敵な福利厚生が他にもあるみたい。

6. 自分の仕事は自分で作らねばならない。

先に、大手企業も驚く福利厚生や制度について書きましたが、次に紹介する点は一転、とてもベンチャーっぽくてお気に入りのポイントです。それは、自分の仕事=社内での居場所を自分で作らねばならない、という点。当然、「こんなことを期待しています」ということは(ざっくりと)言ってもらえますが、細かい指示や、「これをやって」という上からおりてくる目標はありません。

私の場合、肩書きは「コミュニティマネージャー」です。つまりは、ヌーラボとヌーラボのプロダクト(Backlog、Cacoo、Typetalk)のファンを増やすことが私のミッションです。そのための方法として、コミュニティやイベントの企画運営やTwitter、FacebookといったSNSでのマーケティングがあります。もらえるヒントはここまで。「じゃ、よろしく!」でお仕事スタートです。さて、何からしよう?タスクの優先順位は?いつまでにどういう状態を目指そう?そう、これら全ては、「与えられたミッションをクリアするためには」という軸をぶらさずに、自分で決めるべきことなのです。

勘違いしないでいただきたいのは、決して無関心でも冷酷でもないということ。例えば私が「こんなイベントしたいんだけど…」とTypetalkに書くと、すぐに多くのヌーラバーが反応し協力してくれます。言わずもがな、分からないことを聞いたら、誰もがとても親切に教えてくれます。(もちろん、基本的には「どんどんやってみてください!」ですが)明らかに誤った方法で進もうとしている時は正してくれて、進むべき道がどうも分からない時は一緒に考えてくれます。

この「放置プレイ」、私としては非常に好みの環境ですが、きっちり教えてもらわないと不安という方には向かないかもしれません。

7. 営業が1人もいない。

これが一番驚いたこと。営業メンバーが1人もいないのです。会社の過半数が営業、という会社でしか働いたことがない私にしてみれば、「どうやって売り上げを作るんだろう?」と。

そんなある日、会社に電話がかかってきました。聞くと、「御社のCacooを契約したい。稟議は既に通ったので、申込書と請求書を送ってほしい。」と電話口で言うではありませんか。ずっとアウトバウンド営業をしてきた私は、とても驚きました。営業がいないこと自体が良いとか悪いとかではなく、こういう会社も存在するんだなぁ、と。

※補足:ヌーラボのプロダクトはフリープランやお試し版を用意しています。

ヌーラボには、そしてヌーラバーには、「よいものを作ろう」という職人のような血が流れているように思います。よいものを作り、ほしい人に届け、声を聞きながらまたよいものを作ろうと。私はこの心意気がとても好きです。


以上、入社して3週間が経った新米ヌーラバーから見た、「驚きの ヌーラボカルチャー 7選」でした。ヌーラバーが普段どんな姿勢で仕事に取り組んでいるのか、また、ヌーラボの行動規範でもある「Fun, Creative, Collaboration」がどのように実現されているのか、少しでもイメージしやすくなれば嬉しいです。

より良いチームワークを生み出す

チームの創造力を高めるコラボレーションツール

製品をみる