ヌーラボ初!短期インターンシップを設計してみた #九産大とヌーラボ

ヌーラボの人事のAngelaです。ちょっと前になりますが、8月5日(月)〜6日(火)にかけて、ヌーラボ では九州産業大学の2年生6名に対し、短期インターンプログラムを実施しました。九州産業大学 商学部は、今年から2年次のインターンシップ参加が単位化されて話題のようです。

ヌーラボは新卒採用を実施していないものの、将来的な実施に向けた受け入れ体勢の強化を図りたく、この度、ヌーラボとしては初めて!2日間の短期インターンシッププログラムの実施にトライいたしました。

今回は、人事目線で、短期インターンシップのプログラムを作ってみた経験を振り返ろうを思います。

今回の対象は女子学生6名

今回受け入れた商学部は女子学生の割合が低い学部のようです。そのため、あえて女子学生だけを集めてインターンシップに参加することを計画されていたようです。

せっかくそのような機会なので、ヌーラボ としても女性に特化したプログラムの設計にチャレンジしました。

Step1:自分の就職活動を振り返り、プログラムのテーマを決める

 

今回の設計に当たって、自分の就職活動を振り返りました(もう10年近く前ですが…)。

一番苦しかった思い出といえば…「志望動機」でした。

就職活動を目の前にすると、急に「何がやりたいの?」「どうやって生きていくの?」という問いを突きつけられ悩みもがきます。

志望動機とは、その「何がやりたいの?」を凝縮したものだと思っています。新卒のような働いたことがない学生がうまく志望動機を話すためには、

  • 自分の今後やりたいことはこれで
  • それを実現するためには御社に入るのがいいと思ったから

いう論法(笑)をすることが良いと言われているということを、就職活動中に学びました。ここでおそらく、私だけでなく、現代の(笑)学生さんは「やりたいこと」の呪いにかかります。

じゃあこの悩みって、大人になったからといって解消される悩みなのでしょうか?

否!悩みますよ、大人だって。

今回は、自身の体験を元に、学生さんにも、悩んでいる大人の姿をお見せして、開き直ってもらうことを期待してプログラムを設計することにしました。

その結果、導き出した今回のインターンシップのテーマは「大人はそんなにすごくない」ということです。そのメッセージが伝わるように、プログラムの設計に取り掛かりました。

当日の導入で使用した資料

 

Step2:2日間でできそうなワークを設計する

今回のインターンシップは、2日間で、だいたい1日6時間は費やせる計算でした。

ワークを設計するに当たって気にしたポイントは、

  • せっかく女子学生限定のインターンシップなので、女子学生に向けた内容にする
  • 最終的に、会社にもメリットがある、公開可能なアウトプットを出せる内容にする

この2点です。特に後者は、社内の協力者をたくさん募る中で、重要なポイントだったと思います。

上記を加味し、ワークの内容は、「私のキャリアトランジション」をテーマに女性社員にインタビューをし、その記事を執筆するということに決定しました!

トランジションとは、「過渡期」と訳されることが多いです。みんな一度はどこかでキャリアに悩み、迷い、変化を経験し、そこに馴染んでいくまでの過渡期を経験していると思います。

大人だって悩んできた、キャリアに一貫性なんてない、その時その時で決断してきた…

それをインタビューを通し、実感してもらうことで「大人もそんなにすごくない」を理解してもらおうというプログラムです。

当日のワーク中の風景

Step3:ワークの進め方を要素分解する

2日の間に、学生さんたちには、1人が1人の社員に対してインタビューを行います。

流れは下記です。

  • 会社説明
  • インタビュー相手の社員とのランチ
  • 女性社員の経歴シートを見ながらインタビュー準備
  • インタビュー
  • 記事にできるよう構成まとめ
  • 記事執筆に向けたライティング講座(by 広報担当 Meggy)
  • 最後に聞き漏らしをヒアリングするためのランチ
  • 記事まとめ
  • 発表会

大まかな流れができたら、各場面で具体的に何をしてもらうのかを想定します。

今回は、当日慌てないよう、全ての場面において利用するためのプリント形式のワークシートを用意しました。用意したのは主に3種類です。

  1. インタビューの前に読む、簡単な社員のプロフィールシート
    こちらは、事前に協力してくれた社員に、人事から30分ヒアリングさせてもらい、作成しました。
  2. インタビューシートを読んで、ヒアリングする内容をメモするシート
    どんな観点でヒアリングするべきなのかの注意点も添えておきました。
  3. インタビュー後に内容を起承転結でまとめるシート
    4コマ漫画のような枠を作り、インタビュー構成を検討するためのシートを作成しました。

当日の配布資料をチラ見せ

事前に配布物さえ用意できれば、当日は口頭での説明が減って、暇な時間を作れてよかったです…!

Step4:当日に向けたオリエンテーション

実施の前週に、協力をあおいだ5名の女性社員に集まってもらい、当日の流れを説明しました。終日協力してもらうわけにはいかないので、事前に協力してほしい時間を限定しています。

みなさん臨機応変に対応してくださり感謝でした…。

実際に当日を迎えて…反省点

学生の皆さんは、日頃からPCを使い慣れていなかったり、文章を書きなれていない方が多かったようで最初は苦戦していたようです。しかし、みなさん一生懸命記事を書き上げてくれました!

今後は、その内容を社内のメンバーで校閲した後、学生さんのお名前入りで、1記事ずつリリースしていく予定です。

※ちなみに、Meggyによるライティング講座は社員にも共有されて、大変評判でした!笑
 Meggyのご好意で共有しちゃいます。

 

 

大きく反省点は下記です。

  • インタビューの読者や執筆の目的を明確にしておくべきだった。学生さんも記事を描きにくそうだった。申し訳ない…。
  • アウトプットを出せるインターンシップ構成にしたことはよかったが、事後の人事や広報の校閲工数を甘く見積もり過ぎていた…!

今後、改めて受け入れる際は、今あるプログラムを改変して対応できそうなので、今年頑張っておいてよかったです。

Next:「私のキャリアトランジション」全6回の連載が始まります!

来週から、「私のキャリアトランジション」をテーマにした、学生さん執筆の記事が全6記事公開となります。インターン生のアウトプットにぜひご期待ください!

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