家庭と仕事、どちらも諦めたくない!家族と自分のために選んだ道… #九産大とヌーラボ

この記事は、8月5〜6日の2日間に、ヌーラボで実施された九州産業大学商学部の学生6名による、ヌーラボの女性社員のキャリアにフォーカスしたインタビュー記事です。


はじめまして!九州産業大学の下地です。今回は、東京でのゆとりない生活に危機感を抱き、ご家族と自分のために心地よく働ける場所はないかと探し求め、縁もゆかりもなかった福岡に移住し、「株式会社ヌーラボ」に就職した伊東千尋さんにインタビューをしました。ぜひ、読んでいただけると嬉しいです。

自身に影響を与えた周りの環境

福島県の田舎で育った伊東さん。身近な大人といえば、両親や教師くらいしかいなかったそうです。そのため伊東さん自身も、本当にやりたいことに目を向ける機会もないまま教師になろうと考え、東京の大学に進み、興味のある歴史や日本建築について学んでいました。しかし、家庭の事情で学校をやめなければいけなくなり、アルバイトを掛け持ちしながら生活を送る日々に…。 

学生時代の部活動で運動部のマネージャーや生徒会など「人と関わること」「人をサポートすること」が好きだったためか、アルバイトは一貫して人と接する仕事が多かったそうです。当時ロールモデルと言える大人は両親や教師しかいませんでしたが、アルバイトを通して、より多くの大人と出会い、仕事は教師以外もあると気づいたそうです。

 

未経験からエンジニアへ

みなさん、mixi(ミクシィ)について知っていますか?私たちの世代ではTwitterやInstagramといったSNSをよく使いますがmixiはその先駆けです。伊東さんは、ある日、mixiのコミュニティで知り合った、エンジニアをしている方から「起業をしたいから一緒に仕事をしないか?」という誘いを受けたそうです。その会社はITエンジニアを募集していましたが、当時伊東さんは、エンジニアについての知識が何もありませんでした。そこで、まずは4ヶ月ほど独学でプログラミングを勉強!パソコンに対しての苦手意識がなかったため、まずはやってみようという精神で行動できたことがよかったそうです。独学の頃は、はじめにプログラミングの本を買い、サンプルを倣うことで基礎を身につけました。学習する中で、徐々にプログラミングの楽しさに気づくことができ、自信もついたことから、まだ設立して日の浅い、誘いのあったその会社に就職することにしたそうです。専門的な技術は、実際に仕事をしながら身につけていきました。

伊東さんの行うエンジニアはITエンジニアとは、パソコンに指示を出す「プログラミング」を通してシステムを設計する仕事です。エンジニアという肩書ではありましたが、接客業での経験も生かし、お客様の方にも出向くといった顧客折衝もしていたそうです。

 

家族と自分のために移住

東京で就職・結婚・出産をした伊東さん。毎日の1時間以上かけての通勤には苦労していましたが、「子どもを育てながらも仕事は続けたい」という考えのもと、仕事と育児を両立しながら生活をしていました。しかし、知人の子が待機児童になったことをきっかけに、「このまま東京にいては、自分の思い通りの生活はできない!」と縁もゆかりもない福岡に移住を決めました。福岡市はスタートアップやIT企業の誘致が盛んに行われていたため、夫婦ともにITエンジニアである伊東さん家族にはとても魅力的な都市でした。さらに、夫婦ともに仕事をしていても、家族と過ごす時間を十分に持つことが目標であった伊東さんにとって、仕事場と家の距離が近いことなど、福岡の交通はとても理想的でした。それから、福岡のIT企業で自分が働きたいと思える仕事を探していると「株式会社ヌーラボ」に行きついたそうです。そんな伊東さんは「東京を出るときに叶えたかった事は叶えられている」と語りました。

 

サポートエンジニアとして活躍

それからヌーラボに転職し、これまで行ってきたエンジニアという仕事と顧客折衝を兼ね備えた「サポートエンジニア」として活躍しています。ヌーラボのサービスを使っているお客様の「困った」を日々解消しているそうです。基本的な使い方などから、技術的な不具合についてのサポートまで、日本国内外とやり取りしているそうです。この仕事は、昔から「人を手助けすることが好き」だったことが、今になって生きていると語りました。これからは、子どもが大きくなり小学校に通いだすなど、家族の生活が変化するタイミングがたくさんやって来るので、家族がみんな無理なく、我慢せず、楽しく生活できるような働き方を都度見つけていきたいそうです。そんな伊東さんの姿は、育児と仕事で悩んでいる女性にとって一つのお手本となるような女性ではないでしょうか。

 

「やりたいことを見つけたらやろう」 

子どもにとって、一番最初に接する、一番濃く接する大人と言えば親です。そのため、父や母という面だけでなく、一人の人として自分のやりたいことや趣味をしながら、いろんな大人像というものを子どもに伝えていくことが大事だと、伊東さんは思っています。伊東さんも親の姿を見たことで、自分ならこうする、こうなりたい、と考えるきっかけをもらった場面があったので、自分自身も「やりたいことを見つけたらやろう」と決めて行動をしているそうです。

 

編集後記

九州産業大学商学部の下地杏奈です(*^^*)サークルはアイドル研究愛好会で、マネージャーをしています。初めてインタビューをして記事を書きました。何を書いたらいいのかわかりませんでしたが、初めてにしてはうまく書けたのではないでしょうか?!今回の経験で得た、人に読んでもらうには、うまく伝えるにはどうしたらいいかということを今後に生かしていきたいです。

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