勘違いが成功へ 行動力が生んだIT業界との出会い #九産大とヌーラボ

この記事は、ヌーラボで8月5〜6日の2日間に実施された、九州産業大学商学部の学生6名による、ヌーラボの女性社員のキャリアにフォーカスしたインタビュー記事です。


“行動力の塊”の蛭田さんがIT業界に飛び込んでいった理由はまさかの勘違いからでした。そんな蛭田さんにインタビューをしてみると、まだ就職をしていない私のような大学生でも参考にできる考え方がありました。

バレーボールに委員会、様々な事に取り組んだ学生時代

蛭田さんは中学生の頃からバレーボールを続けていて、中高は部活動一色だったそうです。それに加えて、大学では大学の実行委員にも所属していました。またゼミでは、ベトナムのゴミ処理問題について学んでいたそうです。実は、最初はドラッグデリバリーシステムという、薬を体内でコントロールするシステムの研究をしているゼミに興味があったそうですが、バイトやサークルが想像以上に楽しく、そちらに時間をさくために一番楽なゼミを探した結果、ベトナムのゴミ処理問題を扱うゼミにたどり着いたそうです。

勘違いから始まったITへの興味!

蛭田さんのITへの関心が始まったのはまさかの勘違いから。蛭田さんは就活を始めた時、所属していた学科に関係のある化粧品の開発か水処理の会社に就きたいと考えていました。しかし、第一志望の会社の最終面接で落ちてしまったそうです。他の業界の企業も視野に入れようと考え、IT系の会社に応募。ところがその企業は情報系の学生しか応募していないということを見落としていました。所属する学科では、選考基準を満たしていないにも関わらず、勘違いしてやって来た蛭田さんは受付で選考会への参加を断られてしまったそうです。
それでも、せっかく片道1時間以上かけてやって来たので、話だけでも聞かせてほしいと思い、担当者の方へ直談判。そのまま情報系の学生と混ざってミニカーを走行させるプログラミングをするワークに参加しました。
これがITへ興味を持つきっかけとなり、結果的にIT系の会社に就職したそうです。

極めたと思えるものが無い?転職を支えた考え方とは……?

蛭田さんはヌーラボに就職する前の会社では、

  • 開発したシステムの使い方の説明
  • ロボットのアプリケーションの開発
  • 社内のWebシステムの開発

など、様々な経験をしたそうです。

ところが入社5年目のある日、職場でキャリアプランを考えるワークに取り組んでいた時に、また転機が訪れました。ワークを通じて、自分は今まで会社の中で色々経験させてもらっている反面、「これを極めた」と自信をもって言えるものが無いということに気が付きます。他にも、自分以外のチームのメンバーが全員別の拠点で働いているという環境的な要因もあり、目の前の仕事をあまり楽しめなくなってしまい、転職を考え始めます。

蛭田さんは2つの大切にしている考え方があります。それは、

  • 「何をするかでなく、誰とするか」
  • 「人生一度きり、やりたい事をやる」

ということです。転職を考えるにあたり、本当に転職をしてよいものか、とても悩んだそうです。しかし、その2つの大切にしていることを信じ、次の日からすぐに求人サイトに登録して転職活動を始め、ヌーラボに就職を決めたそうです。

チームで助け合う大切さを知った、蛭田さんの今の仕事は?

無事転職した蛭田さんは、今はサポートエンジニアという仕事をしています。
「サポート」とは、ヌーラボのサービスを使っているお客さんが、そのサービスを使っている中で困っていることの解決を「サポート」するという役割。ヌーラボではその役割に「エンジニア」の要素を足して、プログラムを書く知識も持ち合わせた人が、お客さんの「技術的に困っていること」を解決しているのだそうです。
更にヌーラボではチームで仕事を進めていて、蛭田さんも10名規模のチームに所属しています。チームに所属したことによって、以前悩んでいた「人に相談しづらい」という問題も解決できています。尊敬出来る先輩も出来て、今は毎日とっても楽しいそうです。

 

編集後記

九州産業大学 商学部 北村菜月

今回のインタビューで感じたことは、蛭田さんは色々な事に興味を持つ器用さと、バレーボールという一つの事を継続する力もあって凄いということです。また、就職活動の時に受付で断られたのに、「話だけでも…」と粘ったことが、自分の未来を切り開く鍵になったというお話が、聞いていて一番印象に残りました。蛭田さんの「何をするかでなく、誰とするか」「人生一度きり、やりたい事をやる」という考え方は、何か新しいことに取り組むときに少し躊躇ってしまう性格の私にとって勇気を与えてくれる言葉だなと感じたので、参考にしていきたいです。また、今回初めてインタビューを記事にしたのですが、人の目を引くタイトルを考えることや、話を見やすくまとめるということがとても難しいと感じました。

しかし、インタビューをしたことで、今の自分の悩みに対しての考え方や向き合い方が分かったのでとても良かったと感じています。本当にありがとうございました。

より良いチームワークを生み出す

チームの創造力を高めるコラボレーションツール

製品をみる