行動規範「Nuice Ways(ヌイス ウェイズ)」研修をやってみた #ヌーラボ新卒研修

ヌーラボは2022年4月に、新卒入社の社員を1名お迎えしました。ヌーラボは通年採用を行っており、特段新卒に特化した採用フローを設けていないため、これは大変珍しいことです。そんな中でもヌーラボに挑戦してくれた学生がいたことは喜ばしいこと!ヌーラバー全員で盛大にお迎えしたいと考えていました。

そこでヌーラボは、今年から新卒入社社員のオンボーディングを汎用性高いものにしていくために、プログラムをパッケージ化することに、人事のみならず全ヌーラバーの力を借りて取り組みました。今回はその中でも、行動規範である「Nuice Ways(ヌイス ウェイズ)」を伝えるための研修のサマリーを「#ヌーラボ新卒研修」として公開します!

この研修のみならず、「#ヌーラボ新卒研修」は、新卒メンバーはもちろん、全社誰でも参加できるスタイルにしました。なぜなら新卒メンバーが1名だから!!人事とず〜っとオンライン会議の部屋でカンヅメの研修は辛いだろうなと思ったのです。また、初めての新卒研修ということもあり、他の社員からのレビューも受けておきたいと思いました。

本ブログが、他社の人事の方やメンターをしている方の参考になれば幸いです。

 

本研修の目的・設計意図

ヌーラボのValue / 行動規範である「Nuice Ways(ヌイス ウェイズ)」が作られた背景を共有することで、言葉の表面的な意味だけではなく、その言葉に込められたヌーラバーの思い、Value / 行動規範の先にあるゴールを知ることができるように設計しています。

背景を伝えるために、Nuice Waysのこれまでの歴史、最新のNuice Waysができるまで、作成に関わったヌーラバーにもプレゼンターとして参加してもらいました。

 

Value / 行動規範とは?

直訳すれば「価値」という言葉です。組織開発の文脈でいうと、「価値観」や「行動規範」、「会社が世の中に与える価値」などという意味を含むことが多いと思います。

 

一般的なMission Vision Valueと、ヌーラボのNuice Waysの考え方の違い

人事ではない方でも、「Mission Vision Value」もしくは「Vision Mission Value」というのはよく耳にされるのではないでしょうか。

日本語にすると、下記のような意味で考えられることが多いです。

  • Mission 使命、目的
  • Vision あるべき姿
  • Value 価値基準、指針

そして世間一般には

  • Misson型 Missonを一番重要としているパターン
  • Vison型 Visonを一番重要としているパターン

上記の2つが多い形式と言われています。

 

しかし、最近ではValueを重視する企業が増えてきているようです。

ヌーラボも、Valueが一番上にくる考え方を重視しています。

どうして一番上にバリューがくるのかというと、「大切にしているその人の価値観や大事にしている信念」は、MissionやVisionのように、その時その時に合わせるものではなく「先天的で普遍的なもの」であるからという理由です。

 

集まっているメンバーの共通する価値観があり、

集まっているからこそできる会社としての使命が作られ、

その使命の先にある状態を描く

 

という考えです。

 

だからこそ、ヌーラボにとってのValueであるNuice Waysは、一番ベースとなる重要なものだと捉えています。

また、ヌーラボは現在のようにBacklogなどのSaaS企業として始まったわけではなく、自身の技術力をうりとした受託開発企業としてスタートした会社です。「やりたいことより前に、できることを事業にしてきた」という背景もあり、Valueが上位概念になることは自然なことだったようです。だから、一般的な三角形をひっくり返した形を用いて表現しています。

 

ヌーラボが大切にする3つのNuice Ways

現在のNuice Waysは、2017年に作成した初期のバージョンのものをブラッシュアップしたバージョン2.0です。経営陣で作成したわけではなく、当時在籍していた日本のオフィスのメンバー全員がワークショップに参加し

  • ヌーラボっぽさとはどんな時に感じるのか
  • ヌーラボを表すキーワードを絞るとしたらどれになるか

こんなシンプルなトピックを洗い出すところからスタートしました。

ここで出てきたキーワードを元に、当時立ち上がったばかりのリーダー陣で茅ヶ崎に集まり合宿をし、2日間にわたってワードを絞ってできたものがNuice Waysです。

今回の研修では、バージョン1.0 / バージョン2.0 それぞれの作成ワークショップに関わったメンバーに参加してもらい、当時そこに込めた想いや意図を説明してもらいました。

 

 

 

それでは、研修でどんな内容が共有されたのかご紹介していきます。

 

TRY FIRST プレゼンター:2015年入社 藤田正訓(社内システム開発担当)

僕は、バージョン1.0、2.0、両方の作成に携わりました。バージョン1.0の作成では、各事務所で全員参加のワークショップを行い、「現在のヌーラボ」についての皆の思いを持ち寄って初代のBridgeメンバーで集まりました。「Bridge」という名前がついたのもこの時でした。

集まったメンバーで「10年後のヌーラボ」を気楽に想像するということから始めました。10年後のヌーラボでは、ヌーラボのサービスがもっとずっと世界中で使われていて、社員の収入は大幅に上がり、ハワイでGeneral Meetingを開いているといったような、特に根拠のない自由な想像が模造紙に書き込まれました。

みんなから持ち寄った「現在のヌーラボ」には「楽しむ」「あそぶ」という強いメッセージが含まれていて、10年後を想像した「未来のヌーラボ」には事業としての成功が描かれました。その間をつなぐのは、とてつもなく価値のあるサービスや機能をお客様に提供すること、そのために皆が自由に楽しく発想して価値を生み出すことだろうと考えました。それで、バージョン1.0のNuice Waysでは「すごいを超えた価値」や「仕事をあそぼう」といった言葉が入りました。

バージョン2.0では、より考えを深めて、10年後の素敵な未来のために「すごいを超えた価値」を生み出すのは既成概念にとらわれない自由な発想と、それを実践すること=「Try」だと考えました。未知に挑戦することはいつも楽しいということで、「Try First」の中に「楽しもう!」というメッセージを込めたつもりです。

僕にとっての「Try First」は、「新しいことに挑戦しようとしている人の背中を押す言葉」ですね!

 

LOVE DIFFERENCES プレゼンター:2014年入社 吉田太一郎(Typetalk 開発担当)

「LOVE DIFFERENCES」は、藤田さんから共有があった「“TRY FIRST”ができる環境ってどんな環境だろう?」という視点で考えたときに生まれた言葉です。TRY FIRSTできるようにするためには、「心理的安全性」がとても大切だと思います。バージョン1.0のWaysにも「ちがうことは、すばらしい」という言葉がありました。ヌーラボとして「違いを認め合えていること」「Yes, and. が当たり前」という環境を作ることができれば、みんなTry Firstできるようになると思うのです。この「チャレンジしても大丈夫」という安心感はヌーラバーの中にずっと持ち続けてもらいたいと話しましたね。

例えば社内広報誌 “Nuton” は、社内の多様なメンバーやその仕事ぶりなどを紹介しており、 社内コミュニケーションをより深く、活発にすることを目的として広報や人事のメンバーが主体となって発刊していますが、開発部などに所属するデザイナー2名が有志で参加しています。

また、今では開催が当たり前となっている「NuCon(ヌーラボカンファレンス)」も実行委員会は有志が運営していました。このように本業を超えた社内の取り組みに自ら手を挙げる風土「TRY FIRST」は、普段からヌーラバーが「LOVE DIFFERENCES」できているからこそ実現できるのだと思っています。

僕にとっての「LOVE DIFFERENCES」は、「優しさの積み重ね」です!

 

GOAL ORIENTED プレゼンター:2016年入社 井上義浩(Nulab Apps開発担当)

GOAL ORIENTEDはバージョン1.0「ひとりより、みんなで」を受け継いでいるWaysになります。副文の「喜びや悲しみを分かち合いながら共に目的地にたどりつこう」という部分が、このWaysの真の思いをより表していると思っています。

一方で、このWaysを作った時には、社内はまだ理想の状態ではなく、反省すべき点もありました。社内の色々なチームで推進されている「プロジェクト」に対し、ゴールは設定されていても「どうしてそのゴールなのか」という背景の共有などをされていることが少なかったのです。

背景の共有が足りないと、他のチームからアドバイスがしにくかったり、そもそもの背景の共通認識がないことからすれ違いが起きてしまうことがあります。バージョン2.0では「本質を見失わないように」という意味を込めて「GOAL ORIENTED」が採用されました。

今では、会議の前にもインセプションデッキの作成が当たり前になってきていています。さらに、そのインセプションデッキをオープンな場で資料共有したり、共有会議を行うことが多くなっているので、このWaysが浸透しているんだなと実感しています。

僕にとっての「GOAL ORIENTED」は、「日常」です!仕事でもプライベートでもとても大切にしている信念ですね。

 

Nuice Ways(=私たちの価値観)は不変。でも表現はアップデートしていく

バージョン1.0、2.0とアップデートしてきたNuice Waysですが、ここ最近はアップデートしていません。根幹の価値観自体は、それほど簡単に変わるものではないと思います。しかし、会社の状況やチームの変化によって「より伝わる表現方法」にアップデートしていくことは必要だと考えています。

そんな「会社をアップデートする」というプロセスに関わってみたい人は、ぜひいつでも「ヌーラバーの話を聞いてみたい」からお申し込みください!(最後は宣伝)

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