会社は「仲良しクラブ」でいい – 橋本正徳のはじめてのビジネス書が、ディスカヴァー・トゥエンティワン様から出版されます #ヌーラボ仲良し本

みなさま、ぬるま湯に浸かっていますでしょうか?

基礎体温から2度〜3度ほど高い温度が「ぬるい」と感じる温度のようですね。寝る1時間から2時間前に約10分程度ぬるま湯につかることで副交感神経を優位に導き、血流が増えて、血圧を下げてくれるそうです。僕もシャワーで済ませがちですが、たまにはぬるま湯にしっかりと浸かっておきたいと思います。ところで、「仲良しクラブ」という言葉には「ぬるま湯的な」という意味があるようですが、なかなか健康に良さそうです。

さて、働き方の多様化が進み、自己決定や自己選択が重要視され、自分で自分を律する「自律の時代」。自分で自分に厳しくしているのにも関わらず、組織がキンキンに冷えていたり、グラグラに熱かったりと、そういう環境でいいのでしょうか。

 

この書籍は、いいチームとは何か、コラボレーションが生まれるためには何が必要なのか、仕事上の関係において「仲が良い」とはどういうことなのか、などについて僕(橋本正徳)が考えていることをライターさんに取材してもらい形式化していただき、その後、僕自身の言葉にさらに置き換え、ヌーラバーにチェックしてもらい、さらに最後の仕上げに編集協力をいただきました。まさにコラボレーション。

実は、ヌーラボを題材にしてチームやチームワークに関する書籍を「誰か書いてくれないかなぁ」と思いながら、ヌーラボの書籍が出ることを期待していました。というのも、10年以上前に自身で書籍を書いたときに、自分の言いたいことを形にするために苦悩に苦悩を重ねて1年くらい執筆に時間がかかった記憶があるので、自分には書籍を書けないと思っていたのです。僕は「書くのが上手な人が書けばいい」というつもりでいたのですが、まさか、今回、そんな書籍を自分で書くことになるとは思いもよりませんでした。

今回の書籍はたくさんの方の協力を得て、予定通りに刷り上がり、予想以上の仕上がりになっていると思います。

タイトルはチョット刺激的になっていますが、本当に僕の発している言葉です。内容はコミュニケーションや従業員エンゲージメントなどに言及する書籍になっています。そして、決して正解を提示するものではなく、僕が考えていることを共有するというスタイルで綴られています。

(そしてこのブログはヌーラバーブログリレー2021の8日目の記事として書かれています。明日はBacklogを開発しているチームのKimさんです。)

ときどき、仲が良いことやぬるま湯のような環境を、必要以上に否定的に扱う記事を見つけるのですが、仲良くすると互いに甘くなったり、緊張感を持たずに仕事をすることなどが、その批評の的になっているようです。「Aを伝えるためにBを否定する手法」がありますが、本件に関しても、ゴールに向かうことが大事だと伝えるために「仲良し」を否定しているような感じもします。

自身の体験を振り返ってほしいのですが、仲が良くてそんなことになったりしますか?組織の中で仲良しが悪い影響を与えるのは、自律的ではない人たちで集団形成をしちゃっているか、もしくは経営者が社員に自己決定や自己選択を求めていないから自律心を育てられていないか、その辺が原因なのかもしれません。

本書籍では、「一匹狼の群れ」という言葉をよく紹介しています。僕の造語なのか、それともどこかで読んで知った言葉なのかよくわかっていません。僕は、自律的な個人同士が、タイトルの通り「仲良しクラブ」を許容して集団になるような様子をイメージした言葉として、これまで各所でよく使っていました。

個人個人が課題やお客さまと対峙し、日々、懸命に走っています。せめてチームメンバーはそれを励ましたり、協力したり、賞賛したりしてもいいのではないかと思います。

それでは、出版元の株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン様より許可を頂き、 本書の発売を記念して、2021年12月31日まで、「はじめに」の章を無料で公開いたします。

※「はじめに」の章を無料公開は、2021年12月31日をもって終了しました。

■書籍概要

・書名:会社は「仲良しクラブ」でいい
・著者:橋本正徳
・出版社:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
・Amazon.co.jpでのご購入予約はこちら:https://www.amazon.co.jp/dp/4799328026/

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