広さ5倍!隠れ家オフィスから広々オフィスビルに大移転!ヌーラボ京都DIY vol.1 強敵ジプトーン現る / オフィスを育てたい

僕ら〜の住む〜この世界には〜DIYする理由があり〜♪ こんにちは京都事務所のキムです。

ヌーラボの京都事務所では、古民家をオフィスにするリノベーションを自分たちで行ったり新入社員とDIYを通じた研修をしたりと、他の事務所とは少し違った取り組みを行ってきました。

今回もそっち系のお話です。

こんな冊子も作りました

リノベしたオフィスから旅立つ

自分たちでリノベした京都オフィスはこじんまりとして居心地がいいのですが、会社の成長に伴うメンバー増でもっと広い事務所に引っ越すことになりました。引っ越し先は古民家ではなくビルになりますがそこでも内装はできる限りDIYしていきます。

いつもはソフトウェアの世界で働いている我々がなぜオフィスをDIYすることにこだわるのか、はたして今回はどんなオフィスを作っていくのかを数回に分けてレポートします。

新しいオフィスは島原の元呉服屋さんのビル

自分たちに合う新オフィスを探して出会ったのが、古い街並みを残しつつこれからのポテンシャルを秘めた島原エリアにある和テイストのビル。反物を扱う呉服屋さんが利用されてました。3フロアあり広さは今の5倍以上?

反物が並ぶ玄関 (DIYP http://diyp.jp/kyoto/から写真をお借りしました)

全フロアを全て自分たちでリノベしたいところだったのですが、時間の関係で主に仕事をする1フロアを自分たちでDIYし、その他のフロアは最小限のリフォーム (和式を洋式にとか) を地元の工務店さん依頼することにしました。内製と外注のバランス感重要ですね。

広い仕事フロア

こちらが手を入れる前の姿です。写真ではわからないですが壁紙がところどころ湿気で剥がれています。

ところでDIYってなんなんでしょうか?

DIYという言葉で思い浮かべるのはトンカチだったりノコギリだったりするかもしれません。しかし、それはうわべに過ぎません。その裏側にあるのは、「自分でやってもええねんで」って背中を押すこと、こんなことも自分でできるんだという発見・体験を味わうこと、日常に新たな選択肢を増やす、思想でありライフスタイルなのです。

ソフトウェアの世界では、使えるサービス、ライブラリがなければ自分でつくるという発想はあたりまえですが、物理な世界においては自分の求めるものがなければ諦めるか我慢して使いがちです。お金を払ってまで我慢するの辛いです。自分でやってもええんやで。

「自分でやらはったらよろしえ」

オフィスを作るという選択肢

ではオフィスを作るという選択肢が増えたとして何が嬉しいのでしょうか。

僕たちはウェブサービスというプロダクトを日々改善して提供するお仕事をしています。こういうサービスは一度作っておしまいではなく、使ってくれるユーザーと一緒に育てていくことが大事だしと考えています。オフィスについても同じような考えができないでしょうか。

オフィスというサービスをユーザーであるメンバーたちと一緒に改善し、育てていくことはとても自然でメリットが多いと思います。オフィスは入れ物なので中に入るひと・ものに合わせて変化してほしい。継続的に開発したい、一緒に育ちたい。サービスと同じように柔らかく育てることを考えると、内装屋さんにお願いするより自分たちでDIYしたほうがメンテナンスしやすいし拡張もしやすいという結論に落ち着きます。

 

はい。

落ち着きましたね。

といったところで今回の改修レポートです。

 

壁紙剥がし

前のオフィスは木造だったのでコンクリ壁は初めてです。新しく壁紙を貼るにしろペンキを塗るにしろ邪魔なのでその上の壁紙は全部剥がします。

お湯をかけてふやかしてスクレイパーでガリガリ削ります。

湿気で壁から浮いてるとこは簡単

まだサクサク剥がれる

浮いてないとこはしんどい

コンクリの感じが出てきた

もっと効率のいい剥がし方はきっとあるはずと思いながらも地味に剥がしました。

カーペット剥がし

コンクリの上にカーペットがボンドで貼ってあります。これを大きなかぶの絵本のように連なり、掛け声をあわせて引き剥がします。

剥がしやすいとこから

巻き剥がす

ボンドの黄色い粉が大量に散り積もる

半分残す案もありつつ結局全部剥がしました

天井塗り

当初塗る予定じゃなかったのですが、塗るテンションになったのでペンキで天井を塗りました。

しかしジプトーンという凸凹の天井パネルが強敵でうまく塗れてません。パテ埋めするにも面積が広く、あとで地味に筆で穴を潰す苦行が待っているとはこの時は思いもしませんでした。。。

ジプトーンに阻まれるインディゴブルー

後で壁塗るので養生なし

ついでに蛍光灯の意匠を考える

蛍光灯がいまいちだったのでどうやったらカッコよく隠せるかをミニマムに実装してみたのですが恐ろしいくらいカッコよくないしイメージすら掴めないです。やばい。間接照明とかいってたのに。

今回苦戦したとこ

ちなみに天井は今回一番苦戦したとこなので苦戦したポイントを挙げておきます。ご参考までに。

  • ジプトーン強敵問題
  • ペンキ焦って買ったら詰む問題
  • ツヤありツヤ消えない問題

ジプトーン強敵問題:ジプトーン表面にあいている穴は毛の長いローラーでもなかなかペンキがとどかず、ペンキ多めに塗って届かせようととすると消費量が半端ないので消耗戦になります。戦わないのも勇気。もしくはジプトーンと同じテイストの白で塗るなら善戦できるのかも。

ペンキ焦って買ったら詰む問題:天井塗る当日にホームセンターでなんとなく買ったら、ホームセンターのオリジナルな商品だったので、追加しようとしてそこでしか手に入らない上に一斗缶とかのお得サイズもないので在庫切れ入荷待ちになり作業がストップする。広い面積塗る時はちゃんとした塗料メーカーの商品を時間をかけてチョイスしよう。

ツヤありツヤ消えない問題ツヤあり塗料にしかない色があったので、あとで適当にツヤ消すのくらいできるだろうと軽く考えて買ったものの、水性塗料のつや消し材ってあまり売ってないのと、入手して混ぜてもそんなにツヤ消えないという問題。ペンキはちゃんと時間をかけてチョイスしよう。

 

はい、以上。
といったところが今回の改修レポートです。

次回は、大漆喰祭りとチームでDIYすることについて書きたいと思います。
→ 続き公開されました!ヌーラボ京都DIY vol.2 なるかリベンジ!大漆喰まつり

 

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