広さ5倍!隠れ家オフィスから広々オフィスビルに大移転!ヌーラボ京都DIY vol.2 なるかリベンジ!大漆喰まつり / つながりも育てたい

ヌーラボ京都事務所は、メンバーの増加に伴い引っ越しをすることになりました。現在のオフィスも自分たちで古民家を改修したものですが、新しい事務所も実は元は呉服屋で、自分たちで改修作業を進めています。第一弾目「vol.1 強敵ジプトーン現る / オフィスを育てたい」にも途中経過を載せましたが、今回は第二弾をお届けします。

天井をやりつつ壁にすすむ

まずは下地を塗り塗り

天井は面積が広く、強敵ジプトーンが行く手を阻み、蛍光灯まわりをオシャレにする方法も見出せないので、とりあえず壁際のペンキ塗りだけやっておいて壁をどうにかしていきます。

壁をどうするかの選択肢として ペンキ、壁紙などがもあがったのですがオフィスビルの内装で漆喰とかあんまないような気がするという理由で漆喰にしました。漆喰安いし。

大和漆喰80kgを投入

ちなみに、前回のオフィスDIY時にも一部漆喰を壁に塗ったのですが、そのときは漆喰経験者がいなかったので、Google先生を頼りにやったら見事に失敗しました。のでそのリベンジも兼ねています

前回は、土壁に漆喰を塗るのに、シーラーなどで下地処理せず、いきなり漆喰を塗りつけたため、土壁が水分をぐんぐん吸い込み、漆喰がボロボロになって壁に乗らず、最終的に水分過剰な漆喰を手ですくい上げてバシャっと壁に押し付けてなんとかしてました。で、結果デコボコな仕上がりとなりました。

手で塗るもボコボコに

今回は反省を活かしてシーラーを塗っています。

「大漆喰祭り!」という誰でも参加できるDIYイベントを開催しました

大とかついてるのは意気込みです。

facebookで公開イベントを作成し、漆喰方面に興味ありそうな知り合いに声をかけて適当に参加してもらいました。対象の壁がおよそ55平米なので 大和漆喰を前日に半分くらいこねて寝かしておきます。数時間でも寝かすと細かい粉末にまで水分が行きわたってダマがなくなりクリーミーで塗りやすくなります。

ハードな人力漆喰こね

成長したのでお手本を

塗れ塗れー

子供は自由

塗る壁はたくさん

下塗り完了。天井にはまだ蛍光灯オブジェが

差し入れの手作りお菓子で休憩

上塗り追い込み。日が傾いて来た

暗くなったけど漆喰の壁が完成

後日撮影。陽の光をやさしく反射している

参加してくれた子供たちも、上手く塗れないながらも初めての漆喰を楽しんでくれたみたいだし、漆喰らしいの荒々しい感じがのよい壁ができあがったと思います。今回の勝因は下地処理としてアクドメールをちゃんと塗ったのと、漆喰をある程度寝かしたことかと思います。失敗からの学びでリベンジ成功です!

イベントやワークショップ形式でDIYする場合

当然ですが、参加してくれる人には経験の差や器用さに差があります。そもそも指示とか聞かない子供も来て楽しんでもらうので、何も策がないと残念な感じの仕上がりになりがちです。「あ〜DIYですね」って言われるてぐぬぬってなるやつです。

一つの策としては、仕上げを精度が求められないものにする、というものがあります。今回の漆喰の場合、上塗りは荒々しい、漆喰らしさを感じられる仕上げをゴールとして、統一性がなくても気にならいようなものを最初から目指しました。ペッタリしたフラットな仕上がりや同じ模様をつけるのも漆喰のチャレンジとしては面白いのですが、こういうイベントでやるには不向きです。

荒々しくも漆喰らしいテイスト

もう一つは、ここだけ手直ししたらぐっと見栄えがよくなるというツボを押さえておく、です。ほんの少しなんだけどやったら55点くらいから75点くらいにジャンプするポイントがあります。せっかく手伝ってもらったものなのでカッコよく見せたいですよね。今回の場合は、天井との境目の処理がそれに当たり、ここをちょっと直すだけで壁としてくっきりと捉えられるようになります。

キワだけマスキングして塗り直す

人間の空間認識の仕組み的に、面自体よりも境界のラインの方が重要らしいです、知らんけど。

イベントにすると手間が増えるが

下準備なども必要になるので地味に大変なのですが、イベントにすると事務所の外のひととのつながりが増えます。前回の記事ではDIYをする理由として「オフィスを育てたい」と書いたのですが、それだけではなく、オフィスを中心としたつながりを育てたいというのも理由の一つです。

誰でも参加できるイベントを通じて普段仕事で接しない幅広い年齢のひととと知り合うことができますし、会社に興味を持ったりしてもらえます。それがすぐに会社や仕事にメリットがあるということはないかもしれないですが、外の人や子供がオフィスにくる機会はもっとあってもいいんじゃないか、ある程度地域に開かれたオフィスというのがヌーラボらしくもあり居心地がいいんじゃないかなと思っています。

現場ですやすや

イベントにしないときは

毎週金曜日に京都事務所メンバーでチームDIYでオフィス改修を進めています。それぞれ会社に入った時期も違うしやってる仕事も少しずつ違うのでお互いのことをどこまで理解できているか微妙ですが、全員に関係あるオフィスづくりというテーマで一緒にDIYをすることでそれぞれの基本的な行動原理が分かってきたり、お互いの意外な面も見えてきたりしてメンバー同士のつながりも育っていると感じています。

どこかの作業にボトルネックがあったら誰かが声をかけてその作業が早く進むよう人を増やしたりやり方を変えたり、誰かが未経験だったり不得意な作業があっても速度を落としすぎないように適度にローテートしながら作業に入ってもらって技術を平準化していったり、全体工程と現在の進捗からペースを見直したり作業分担の割合を変えてペースの調整したりって、あれ?いつものチームでやってる仕事と同じことやってますね。

チームでやるDIYを続けて行くと

いつもとちがうチームの中でも自分はどう動くのが良いか、誰かに動いてもらうにはどう声かけするのが良いかなどがなんとなくわかって来ます。今回も工程が進むにつれそれぞれがどう動くといいかわかってきたりスムーズな連携などができるようになってきたように思えます。いつもの仕事の中にもそういった感覚が反映されるのではないでしょうか。

研修やチームビルディングにDIYはいかがですか?

さらに続きます。

次回「詰むや詰まざるや、怒涛の床張り、引っ越しWeek!!」

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