僕と赤ちゃんが過ごした、1年1ヶ月の育児休暇

こんにちは。SRE課でBacklogの開発をしているテリーです。

2020年3月、妻の第一子出産に伴って4月から私も育休(育児休業)を取得し、2021年5月から職場に復帰しました。妻は同じ会社で働いている同僚で、私より先に産後6ヶ月で仕事に復帰しました。私は子どもの保育園が始まるまでの1年1ヶ月間、育休をとっていました。

特に面白い話があるわけではないですが、男性で1年以上の育休を取得するのはかなりレア*1とのことで少数派の意見もあった方が良いだろうと思ってブログとしてまとめることにしました。

育休の制度自体の詳細は陳腐化する可能性もあるので、ここではあまり触れないようにしたいと思います。

 

なぜ育休を取得したか

私は妻が妊娠するまで育休の取得を考えたことがありませんでした。周りを見ても男性が育休を取得した例はなく、どこか遠くの話のように思えていました。ちなみにヌーラボでは現在数人の男性が育休の取得をしていますが、男性の取得としては私が初めての例でした。当時は意外に感じていましたが、そもそも女性も産休育休取得者が数人しかいなかったので単に時期的な問題だったんだと思います。

取得した理由としては2点で

  • 最初の数ヶ月は女性が大変らしい
  • お金もらえて休めるなら休んどこう

当時は特に深く考えることもなく会社に相談しただけなんですが、労務担当から詳細な制度の説明を聞くと自分が思っていたより良い制度で、国からもらえる育児休業給付金で金銭的にもなんとかなりそうだったので、「取得したほうが絶対良いね」という話を夫婦でしたことを覚えています。

夫婦では即決できたのでチームメンバーに相談したところ、誰も嫌な顔することもなかったので取得を決定しました。ここら辺は会社に感謝ですね。

 

育休を取得する際に気をつけたこと

心配事の大半はお金でした。育児休業給付金が出るとはいえ現在の給料の全額出るわけではないですし、家族が増えて出費が増えることが見込まれる中、どれくらい貯金しとくべきかなぁというのは結構考えてました。妻ももちろん産休育休に入るので、家族としては毎月の給与と違って給付金の入金が少し後になる分、キャッシュフローはかなり気にしました。振り返ってみると貯金はあればあるほど安心ですが、遅いとはいえどうにかなるペースで給付金の振り込みがあったので、そこまで危機感を覚える必要はなかったです。ちなみに私は何も考えてなかったせいか、貯金はかなり少なめで育休に突入してしまったのですが、なんとかなりました。

お金以外には家事育児の分担も気にしていました。特に一般論として、育児は妻より夫の方が出来が悪いと聞いていたのでちゃんとついていけるように頑張ろうと思ったことは覚えています。結果としてちゃんとできていたのかどうかはよく分からないですが、育休を取得し2人で育児初心者として同時にスタートできたことで、妻に対して育児スキルの劣等感を味わうことなく生活できてよかったです。幸運なことに、家事については子どもが生まれる前からかなり分担できていたのでスムーズに育休に入ることができました。

 

育休中の生活について

前期 ~半年

とにかく最初の1ヶ月はきつかったです。妻は3時間おきに授乳しなければならず、私も必須ではないんですが毎回付き添ってました。妻の授乳中にミルク作ったり、洗い物したりしていました。そのかわり日中は交互に1時間ずつ寝て夜の睡眠不足を補うみたいな運用でした。

赤ちゃんって最初の1ヶ月を超えたら睡眠が安定するかと思ったらそうじゃないんですよね。おかげで最初の半年は常に夫婦で睡眠不足になっていました。赤ちゃんの夜泣きに気づかず寝続ける男性が多いらしいですが、育休を取得していることからくる責任感のせいか、子どもが夜中に起きるときはほとんど妻と同じように毎回起きてました。おかげで今も妻が気づくと同じタイミング、場合によっては妻よりも先に子どもの夜泣きに気づくことができます。

当初は育休を3ヶ月取得する予定で社内の調整を進めていたんですが、2ヶ月も過ぎる頃、上記の状況もあり「ここで一人が復帰して日中ワンオペは結構辛いね」という話になり育休の延長をしました。

後期 半年~

だいぶ育児も落ち着いてきて育休生活4ヶ月くらいたった頃、どっちかが復帰しようとという話になり妻に先に復帰してもらうことに。妻が復帰したあとは、専業で育児家事をこなしてました。日中ワンオペになった私にとって妻が在宅勤務だったことはすごいアドバンテージでした。もちろん一人でタスクはこなすんですが妻の休憩中は少し子どもを見てもらったり、大変だったことや子どもの成長を妻に話したりできたので、精神的には全然辛くなかったです。育児をしている人にとって、日中に大人と話せると言うことがどれだけ大切かを知ることができました。

とはいえ、子どもを見ながら日常の家事をこなしていくというのは想像以上に大変で驚きました。ありがたいことに子どもは日に日にパパっ子になっていき、少し子どものそばを離れるだけで大泣きするようになりました。どうしても料理や洗濯、掃除をしなければならないときはYoutube等で気を逸らし、それらの家事をこなしたらまた子どもと一緒に遊ぶ。育児に家事にずーっと動いていたような気がします。子どもをあやしながら自分だけスマホを見るのも気が引けたので、子どものお昼寝中が唯一の自由時間でした。その時間でプログラミングをしたり、ニュースを見たり、SNSを見たりしていました。この時間は私にとってすごく貴重な楽しい時間となっていました。

こんなに頑張ったのいつぶりだっけな?と思うほど頑張った日々は、私にとっては間違いなく青春で、今となってはとっても素敵な思い出となっています。

そんな日々が長かったため保育園に預けるのはとても寂しく、復帰した今でもかなり寂しいんですが、こうやって仕事ができて安定的に自分の時間が確保できるため、改めて保育園のありがたさを感じています。

 

育休を取得することで得られたこと

世の中のパパママの大変さを知ることができた

「可愛い」がまさって「大変」って感情はそんなに強くないでしょー?って思っていたんですがそんなことなく、「可愛い」と「大変」は両立します。

妻と同時に育児をスタートできたので、夫婦で協力しながら進められた

育休を取得したことで、育児初心者の頃から妻と一緒に、同じように悩みながら育児スキルを獲得できたことがよかったです。それぞれ得意分野等ありますが、育児スキル的に妻にできて私にできないのは母乳だけじゃないかなと思ってます。

パパの気持ちもママの気持ちも理解できるようになった

働く人の気持ちも、働いているパートナーを支えつつ子どもを育てる人の気持ちも理解できるようになりました。だからなんだってわけではないですが、とっても貴重な経験を積めた気がします。

自由な時間の貴重さが分かった

子どもが寝た後に夫婦で交互にオンライン英会話を受けたりドラマを見たり、自由な時間を確保しています。子どもと遊ぶ時間も大好きですが、なるべくこの時間も大切にしていきたいと思っています。

 

復帰について

プログラマの方が長期のキャリアのブランクに強そうなので、今回は私の方が長く育休を取得し、妻の仕事復帰を早めてみようかという結論になりました。この決断が正しかったのかどうかよく分からないですが、二人で納得できる結論を導き出せたことに価値がありました。

復帰後は希望していた新たなチームに配属となり不安もありましたが、チームメンバーの丁寧なオンボーディングのおかげで、1年のブランクの負い目も感じずに順調に仕事をスタートできています。送り出される時の空気感もそうでしたが、全体を通して気持ちよく休暇の取得、復帰とこなすことができました。ここら辺はまた自分が送り出す側、迎える側になったときの参考にしていきたいです。

 

最後に

労務担当者や人事担当者には大変お世話になりました。すごく感謝しています。同僚や以前のチームメイト、今のチームメイトも嫌な顔一つせずいろんな対応を丁寧にしてくれて、とても嬉しかったです。

良くも悪くも育休という制度は、申請書類の対応や復帰後どうするかなど、会社のお世話になってしまう制度です。結局、気持ちよく長期の育休を取得できるかどうかは、会社の雰囲気や環境にかなり依存することになります。ここら辺が男性の育休の取得が進まない要因なのでしょう。しかし、取得すること自体は労働者の権利です。必要な人は育休を取得するように動いてみることをお勧めします。

この記事を通してより多くの男性が気軽に育休を取得できるように応援できたらいいなと思います。

 

*1 https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/consortium/04/pdf/houkoku-2.pdf#page=3

 

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