ヌーラボアカウントのパスキーが使いやすくなりました

こんにちは、Appsチームです。
Appsチームではヌーラボアカウントのパスキー機能の改善を継続的に実施しています。このブログでは、この秋にリリースしたパスキーのアップデート内容を紹介します。

パスキーとは
パスキーは、パスワードの代わりになるものです。パスキーはパスワードよりも安全で簡単に利用できます。
詳しくは こちら を参照ください。

 

 

パスキー設定ページがわかりやすくなりました

以前のパスキー設定のページはこのような感じでした。ヌーラボは、パスキーの登場前からWebAuthnをサポートしています。その歴史はヌーラボの誇りなのですが、パスキーという言葉が埋もれてしまいがちという課題がありました。

以前のパスキー設定ページ

 

今回、パスキーを知らないユーザーにも試してもらいやすいようにパスキー設定画面をリニューアルしました。

パスキー未作成時

 

パスキー作成済み

 

改善点は下記です。

  • サイドメニューの編成をシンプルでわかりやすいものにした
  • サイドメニューのパスキーに おすすめ ラベルを追加することで気づいてもらいやすくした

  • パスキー未作成ユーザーには興味を持ってもらえるような説明ページを表示
  • パスワード、2段階認証ページと統一感のあるデザインにした

 

 

関連するページにパスキーのプロモーションを出すようにしました

パスワードや2段階認証のページに ヒント を表示し、パスキーを知ってもらいやすくしました。

この改善により多くのユーザーにパスキーの魅力を知ってもらい、安心で便利にサービスを利用してもらえたら嬉しいです。

 

 

作成済みパスキーのデザインが変わりました

作成済みのパスキーを確認する画面のデザインが変わりました。

以前はパスキー名が一覧で表示されるだけの簡単なデザインでしたが、登録したパスキーひとつひとつが、1枚のカードのようなデザインに変わりました。

各パスキーには以下のような情報を表示します。

パスキーの名前

パスワードと違って、パスキーは一つのアカウントで複数作成する使い方が一般的になるかと思います。複数のパスキーを管理するうえで名前は大事です。

今回のアップデートでは、なるべくわかりやすいパスキー名を作成するようにしました。

例えば、 Google Password Manager の パスキーiCloud Keychain の パスキー

など、パスキーの作成元から名前を自動生成します。

 

パスキーの保存場所

それぞれのカードにはパスキーの保存場所を意味するアイコンが表示され、そのパスキーがどこに保存されているかわかるようになりました。

パスキーはパスワードマネージャーに保存されています。
パスワードマネージャの機能によって同期され、別のデバイスでも利用することができます。

 

パスキーはセキュリティキーに保存されています。
このパスキーはデバイスの中だけに保存されています。YubikeyなどのUSBセキュリティキーはこのタイプになります。

 

保存場所が確認できないパスキーです
このパスキーを使ってログインすると、保存場所が確認できるようになります。

 

パスキーの作成時の情報/最新の利用履歴

作成時、利用時の日時やOS情報を表示します。

これらの情報は、複数のデバイスからヌーラボサービスを利用し、いくつもパスキーを作成しているようなユーザーにとって、それぞれを区別するための手がかりになると同時に、もしデバイスを紛失してしまった時の影響を把握する助けにもなります。

 

 

「パスキーでログインする」ボタンからパスキー認証ができるようになりました

ログイン画面で「パスキーでログインする」ボタンからパスキー認証ができるようになりました。

メールアドレス欄にカーソルを移動してパスキー認証をすることも引き続き可能ですので、使いやすい方をご利用ください。

パスキーでログインするボタンからパスキー認証できます

 

 

パスキー認証が有効な場合、パスワードログインに2段階認証が必要になりました

セキュリティ強化のアップデートです。

パスキーを作成した場合、通常ログインにはパスキー認証をご利用頂くかと思いますが、パスキーを使わずに従来のパスワードでログインすることも可能です。

パスワードでログイン頂く場合は、Eメールなどの2段階認証が必要になりました。(新しいパスキーを登録してから有効になります)

 

2段階認証の設定状況は こちら から確認できます。

 

2段階認証を未設定の状態でパスキーを作成した場合は、Eメールによる2段階認証となります。すでに2段階認証を設定済みでパスキーを作成した場合は、2段階認証の設定はそのままです。

 

 

パスキー認証が有効な場合、パスワードリセットにパスキー認証が必要になりました

このアップデートもセキュリティ強化が目的となります。

パスキー認証が有効になっている方が「パスワードを忘れた場合」からパスワードをリセットする際、パスキー認証が必要になりました。

「パスワードを忘れた場合」からパスワードをリセットします

 

パスワードのリセットにパスキー認証が必要になりました

 

 

開発メンバーより

パスキーのアップデートは2024年6月にGoogle主催で開催された Passkeys hackathon というイベントで取り組んだ内容をベースにしています。

これらの改善により多くのユーザーにパスキーの魅力を知ってもらい、安心で便利にサービスを利用してもらえたら嬉しいです。

Appsチームは今後も継続的にパスキーのアップデートをリリースしていきます。

 

この取り組みで意欲的に改善案を出して協力してくれたメンバーにとても感謝しています!

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