宮古島の小学校で自分が描いたアバターに変身する体験授業をしてきました #ヌーラボのリゾートワーク

オンライン作図ツールCacooチームのエンジニアの川端です。

みなさん平成最後の年はどのようにお過ごしでしょうか。私は宮古島リゾートワークとして小学校で出張授業をしてきましたので、そのレポートをお届けします(リゾートワーク制度についてはこちら)。

何の授業をする?🤔

私は人前で話すと言ってもエンジニアの勉強会や社内のプレゼンなどしか経験がなく、小学生向けに授業はしたことはなかったので内容を考えるのに苦労しました。家族にも相談してアイデアを一緒に考えてもらいました。

私はエンジニアなので、その強みを活かしてプログラムを作ってそれを体験する授業にしたいと思っていました。色々思案した結果、AR(拡張現実)の技術を使ったプログラムを作って、そのプログラムを用いて小学生が描いたキャラクターに変身できる体験学習にしようと決めました。

いざ授業

今回は平良第一小学校にお邪魔しました。授業の前日の打ち合わせに家族で訪問した際に先生方が快く受け入れてくださって大変嬉しかったです。

授業は2日間に渡り、6年生向けに2コマを3クラス分行いました(合計6時間!)。どのクラスも元気がよく大変楽しく授業ができました。

テーマは「アバター(自分の分身)を描いて変身してみよう」です。自分が描いた顔の絵にカメラを通して変身する体験型学習を行いました。アバターを通してのコミュニケーション、ARの技術のおもしろさや、プログラムを作ることの楽しさを伝えたいです。

授業風景授業風景

授業で使ったシステム

カメラで顔の絵をスキャンして、別のカメラで人の顔を映すと顔の絵が合成されるシステムを作りました。

システム構成図システム構成図

自己紹介や会社紹介から始まり、アバターという言葉に聞き馴染みがない子もいるので事例紹介も交えて概念を説明しました。作ったプログラムを実際に見せて私の顔が変身した瞬間はドッとウケたので安心しました。

顔の絵を描くワーク

情報室のPCでみんな検索しながらモチーフを決めていました。知っているキャラクターを描いたり、動物の絵、中には怖い絵を描く男子などもいてバリエーション豊かでした。描くスピードに個人差もあってなかなか筆が進まない子もいたので時間に余裕を設けていてよかったです。

顔の絵を描くワークみんな思い思いの顔を描いてくれました

変身するワーク

みんな描いた絵の顔に変身した瞬間はおもしろがってくれて盛り上がりました。中には思い通りの絵が描けずに悔しい思いをしている子どももいましたが、普段と違う顔に変わることはおもしろいようでみんな変身するときは楽しんでくれました。

変身するワーク変身するワーク

授業の締めくくりには、「アバターを介したコミュニケーションは普段とは違う自分になりきれて楽しいけど、だからと言って何を言ってもいいというわけではないです。画面のむこうには人がいることを忘れないでほしい。」というメッセージで授業を終えました。

授業を終えて

3クラス分の授業を行ったのですがクラス毎に反応が違っておもしろかったです。授業する側は色んなことを考慮しないといけない大変さも感じました。授業を円滑に進めるために細かくシミュレーションをしたり、現地の設備に依らないシステム設計にしたりとハード面での細かい配慮が必要でした。

ゲームやSNSなどの知識がある子どももいるので授業を聞いて悪い影響を与えないか、嫌な気持ちにならないか等、かなり神経を使って授業内容を吟味しました。ですが、どれだけ考えたとしてもどういう影響を与えるのかはやってみないとわからないし、子どもたちが成長してみないとわからないです。授業の難しさを感じつつも大変充実して楽しい時間でした。子どもたちが盛り上がってくれたときは本当に嬉しかったです。先生というお仕事の大変さとやりがいを垣間見れました。ご協力いただいた平良第一小学校様に感謝申し上げます。

終わった後は家族で宮古島を満喫

二日間に渡る授業が終わって達成感を得ながら残りの時間は家族で宮古島を満喫しました。きれいなビーチで遊んだり、マンゴー園にいったり、水中観光船でウミガメを見たり、温水プールで遊んだりしました。娘が生まれてからろくに旅行とかしていなかったので良い機会になりました。

ビーチ美しいビーチに癒やされました

今期のリゾートワークは私で終わりですが、来期も計画があるとのことなので楽しみです。

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