こんにちは!ヌーラボの吉田です。昨年、2016年5月に、Scalaを福岡・九州でも盛り上げたいということで開催した「Scala福岡2016」ですが、とても盛況でしたので引き続き今年も「 Scala福岡2017 」開催します!開催場所や登壇者、セッション内容についてご紹介します。
日時 | 2017/07/29(土) 14:00~ |
場所 |
株式会社ヌーラボ 福岡新オフィス |
イベントページ | Scala福岡2017 |
登壇者・セッションの内容が確定しましたので、紹介したいと思います。
セッションについて
Play Framework と Scala を使った開発を学べるハンズオン
弊社内田によるPlay Frameworkのハンズオンです。昨年入念に準備された資料と内容でとても評判が良かったハンズオンを最新版のPlay Frameworkに合わせた内容にしたものになります。Scalaよく分からないけどとにかく手を動かして見たいという方は是非!
Akkaちゃんと遊ぼう! Akka Streams で作るリアルタイムサーバ
クラスメソッド和田祐介氏によるAkkaに関するセッションです。並列性などの特性や機能についてはおいといて、チャットサーバなどの実装を見ながら、それがAkkaをどう使って実現しているのかを話してくれるようです。最近和田さんの記事 Angular と Akka Streams で多対多のビデオチャット作った – Media Source Extensions 利用を読みましたが、このあたりの知見も聞けるかも?楽しみです!
Backlog が一体いつから Scala を遣っていないと錯覚していた? ~Java から Scala への移行~
弊社谷本と松本によるJavaからScalaへの移行にまつわるセッションです。10年に渡って開発・運用しているプロジェクト管理ツールBacklogはJavaで実装されています。現在Scala / Play Frameworkへ段階的に移行中なのですが、ユーザーへの影響を小さくした段階的な移行にどう取り組んでいるかを谷本がお話します。一方Scala初心者であった松本がこのプロジェクトに参加し、Javaからの移植で体験したことについて語ります。プロダクション環境でのリアルな話が聞けると思いますので、Scala導入を考えているかたは是非!
Spark+Mahoutによるレコメンドエンジン開発
TechJIN森正和氏によるセッションです。Apache SparkとApache Mahoutを使用しAmazon EMR上でレコメンドエンジンを実装・運用されており、構築手法などについてお話いただきます。機械学習のプロダクション環境での運用について聞く事ができるチャンスだと思います。見逃せません!
Direct Manipulationとプログラミング環境をScalaで書いた話
グルーヴノーツ花田氏によるセッションです。現在sigHexいうグラフィカルプログラミング環境をScalaで設計・実装されており、パーサーコンビネータ、ジェスチャーやGUI実装を通して得られたScalaでのプログラミング体験にてお話頂けるようです。Viscuitのように、GUIから得られる操作や条件をScalaでどう処理しているのか、興味深い内容です。
安全なPlay Frameworkのバージョンアップの仕方
はてな粕谷大輔氏によるPlay Frameworkのバージョンアップにまつわる話をしていただきます。監視ツールMackerelは、Play Framework 2.2の頃から開発・運用しており、Play Frameworkの度重なるバージョンアップを経験されているそうです。無停止でのバージョンアップの知見などについて語って頂けるようです。弊社が提供しているTypetalkでもPlay Frameworkのバージョンアップで苦労をしてきたので、とても勉強になりそうです。
Scala製機械学習サーバ「Apache PredictionIO」
ビズリーチ竹添直樹氏によるApache PredictionIOについてのセッションです。GitBucketのコミッタとして有名な竹添氏ですが、最近ではPredictionIOのコミッタもされています。PredictionIOのアーキテクチャは機械学習のインフラデザインとして参考になるということで、コミッタとして内部実装に詳しい竹添さんならではのお話が聞けるのではないかと思います。
Scalaにまつわる誤解を解く
ドワンゴ水島宏太氏にお話いただきます。Scalaに関する誤解や、以前は問題だったが現在は改善されている部分など、Scalaにまつわる誤解を解くセッションになっています。Scalaの採用を検討しているけど、Scalaに関するよくない噂(?)で躊躇していたりする方にオススメのセッションです。
いかがでしょうか?Scalaに関する最新の技術に触れることのできる、とても充実したイベントになりそうです。また、実際にプロダクションで採用しているエンジニアが実運用でのノウハウを話してくれる、貴重な機会ではないでしょうか。
参加登録がまだの方は以下のページで受け付けていますので、是非登録をお願いします!
昨年の様子
参考までに昨年のScala福岡2016の様子をお見せします。詳しいところは以下のブログを参照ください。
- ヌーラボブログ – 東京・大阪・広島などから100人以上が参加!Scala福岡2016を開催しました!
- Developers.IO – 【レポート】Scala福岡2016に参加してきました!#scalafukuoka
余談
イベントは7月29日(土)ですが、せっかくなので観光もいかがでしょうか?前乗りして福岡の夜を楽しむのもいいですし、翌日日曜日に観光なんてのもいいですね。こちらは7月1日(土)に開催されるYAPC::Fukuoka(こちらも是非!)のブログ記事なのですが、福岡の食・観光についてとてもよく書かれてあります。とても良い記事でしたのでパク….紹介したいと思います。(掲載許可いただいたYAPC::Fukuokaスタッフの皆様ありがとうございます!)