「Scala福岡2019」を開催します!

こんにちは、Typetalkチームでエンジニアをしている吉田です。

2019年1月19日(土)11時からLINE福岡にてScala福岡2019というScalaに関するイベントを開催します。ヌーラボでは私を含め複数のメンバーが実行委員をしています。またヌーラボはゴールドスポンサーとして支援していることから、当ブログでも告知をさせていただきます。

早速ですが各セッションの見どころを紹介します。

[基調講演] いつScalaを使い、いつ使わないのか

株式会社Tech to Value 中村学氏

広く使われているメジャーな言語からマイナーな言語までプログラミング言語には様々なものがあります。それらの中で、なぜ我々はScalaを選択したのでしょうか?このセッションでは言語設計思想、ライブラリやフレームワーク、コミュニティ、ランタイム等々の複数の観点からいくつかのメジャーな言語について比較し、Scalaが適している場合、適さない場合について考察します。

今回のScala福岡では初めて基調講演枠を設けることにしました。

スタッフで検討し多数のScalaカンファレンスで登壇されコミュニティに大きく貢献されている株式会社Tech to Valueの中村学さんにお願いしたところ、なんと快諾していただきました。Scalaを導入したいとなんとなく思ってる方、まだScalaを全然知らない方にもぜひ聴いていただきたいです。福岡のScala事情にマッチした、基調講演にふさわしい内容になるのではないかと思います。

Play Framework と Scala を使った開発を学べるハンズオン

株式会社ヌーラボ 内田優一氏

Scalaに興味がある方、関数型言語を試してみたい方、Play Frameworkを触ってみたい方、この際にハンズオンで一気に体験してみませんか。 こちらはPlay Framework と Scala使い簡単なCRUDアプリを作り利用方法を学習していく、 初心者向けのWebアプリケーション開発ハンズオンです。ぜひお気軽にご参加下さい。

弊社ヌーラボの内田によるPlay Frameworkのハンズオンです。過去2回のScala福岡でもとても好評だったハンズオンで、手を動かしながらScalaを学びたい方に最適かと思います。

関数プログラミングことはじめ in 福岡 (ハンズオン)

株式会社ハカルス 木虎直樹氏

単な例を使い命令プログラミングと関数プログラミングにおける問題へのアプローチの違いを体験してもらいます。

再帰のコードは読みづらい、あるいは、ループなしでどうやってコードを書くのかというような疑問を持っている人向けのハンズオンセッションです。Scala 関西 Summit 2015 から 2018 まで計 4回毎年実施されているものをベースにしたものです。

こちらは株式会社ハカルス木虎直樹さんによる関数プログラミングのハンズオンです。
 
こちらはScala関西でなんども実演されている人気のハンズオンです。過去参加された方のブログ等でも関数プログラミングっぽいことをほとんどやっていなかった方が、ものすごくわかりやすかったと評価していたようです。Scalaを使って関数プログラミングの入口に立ちたい人はぜひどうぞ。

実践CleanArchitecture

Chatwork株式会社 藤井善隆氏

CleanArchitectureをScalaで実践するにあたり、プロジェクト構成の作り方、境界の定義、依存の方向性とDI、実現するのに便利なライブラリをどのようなポイントに適用するか具体的にコードを例示しながら紹介します。また、Domainロジックを隔離し、UseCaseを記述するうえでの設計上の選択や、InterFace層でのエラーハンドリングを効率良く処理するあたりを重点的にお話できればと思います。
Chatwork株式会社の藤井善隆さんによるセッションです。Clean ArchitectureをScalaでどう実装するのか。このセッションを聴いたあとは実務に活かせる内容になるのでないかと思います。

Scalaコードとともに考えるドメインモデリング

Chatwork株式会社 加藤潤一氏

DDDコミュニティでは、なぜドメイン駆動設計をやるのかという必要性の議論ではなく、何をどのように実践するのかという議題に変わっています。Scalaコミュニティにおいても、DDDの実践方法に強い関心があることはいうまでもありません。 長大な設計哲学を説くDDDは、読み難く理解し難い、実践までの道のりが遠いという定評があることは事実です。今回は、そういった悩みを持つ方向けに、Scalaコードを交えながら、ミクロで実践的な観点でドメインモデリングの手法を解説します。
Chatwork株式会社の加藤潤一さんによるセッション。これ聞いてコード書き始めると、聞く前より綺麗なコードが書けそうです。Scalaには興味なくても、とても良い内容なのでぜひ参加してみてください。

DatabricksとSparkではじめる [ビッグデータETL処理/データ可視化] 実践入門

株式会社エブリー 島田雅年氏

DELISH KITCHENという料理動画メディアではSparkホスティングサービスであるDatabricksを利用してデータ分析やデータ加工を行っています。 そこで今回はSparkによるETL(抽出・変換・転送)にフォーカスを当てて、Firebase Analytics(※1)のデータがどのようにTreasureDataやRedshiftなどのほかのビッグデータ処理ストレージに転送されているか解説させていただければと思います。 ※1: アプリケーション向けログ解析ツール
株式会社エブリーの島田雅年さんによるセッションです。SparkとScalaを使ったデータ分析に触れてみたい人はぜひ聴いてみてください。

SIerでのScala導入とScala転職の話

株式会社サイバーエージェント 細西伸彦氏

今年の6月までSIerに勤務しWeb系に転職したScala好きおっさんエンジニアの体験談をお話します。 Sier時代のScala Scalaの言語仕様に惹かれSIerでの業務利用を試みました。言語の選定、基盤の選定、プロダクトリリースまでの道のりを振り返ります。 Web系に入ってからのScala やりたかったことがすぐに試せる環境にカルチャーショックを受けました。強いエンジニアに囲まれる楽しさと現在取り組んでいる技術的手法について話したいと思います。
株式会社サイバーエージェントの細西伸彦さんによるセッションです。SIerでどうScalaを業務利用したのかをお話頂きます。Scalaを業務導入したいけど、なかなか踏み切れない方々に聴いていただきたいです。

新しいプログラミング言語の学び方 ~パーザコンビネータライブラリで学ぶScala~

Japan Scala Association代表理事 水島宏太氏

私は、プログラミング言語を学ぶとき、まずパーザコンビネータライブラリを作っています。パーザコンビネータライブラリを作ってみることによって、その言語のコア機能や文字列操作、内部DSLの開発方法について学ぶことができる他、その言語の抽象化能力を把握することにもつながります。この発表では、 Scalaでパーザコンビネータライブラリを作っていく過程を通して、新しいプログラミング言語の学び方について考察します。

日本のScalaコミュニティに多大な貢献をし続けている水島宏太さんによるセッションです。

最近では実践Scala入門という書籍を共著されています。水島さんは技術顧問をなさっていたり、丁寧なScala研修コンテンツを作っていたりとScalaの普及・教育といった面でとても活躍されています。その水島さんに「新しいプログラミング言語の学び方」を話して頂けるという贅沢な内容です。


いかがでしょうか?

Scala初学者から上級者、または普段は他の言語をお使いの皆様にも楽しめる内容になっていると思います。

これだけの素晴らしい登壇者によるセッションが聴ける機会はなかなかありません。ぜひ参加頂いて一緒にイベントを楽しみましょう!

 

 

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