Backlogが、「大学1年生からのプロジェクト学習の始めかた」(慶應義塾出版会 発行)で紹介されました!

株式会社ヌーラボ(以下、ヌーラボ)が提供している、100万人以上が利用するプロジェクト管理ツール「Backlog(バックログ)」が、2019/11/20に慶應義塾大学出版会より発行された「大学1年生からのプロジェクト学習の始めかた」(著者:常盤拓司氏・西山敏樹氏、以下、本書)にて一般的なタスク管理サービスとして紹介されました。本書は、すでに東京都市大学で教科書として導入されています。

■内容について

PBL(Project Based Learning)=プロジェクト学習」という言葉をご存知でしょうか。本書は、大学現場での導入が増加している「PBL」について、「専門家が扱うような大きなプロジェクトではなく、等身大のプロジェクトの進め方の解説に主眼(p.6)」が置かれています。

前半では、プロジェクトってなに?という「PBL」始めの一歩から、プロジェクトを始めるにあたり必要な準備、達成要件やスケジュールの見立て方、そしてプロジェクトマネジメントについても丁寧に解説されています。

後半では、「PBL」の知識やテクニックが実際のプロジェクトにどう機能するか、プロジェクトの成功・失敗の評価、さらには「大学の学園祭」など大学生がイメージしやすい事例に学ぶプロジェクト運営についても紹介されています。

私が特に実践的で面白いと感じたのは、「大学生が炎上したプロジェクトの鎮火に向け注意すべきこと(p.78)」。

  • プロジェクトが炎上したら、まず現状を把握する
  • 現状把握は犯人探しではない(失敗は個人に帰するものではなく、プロジェクト全体に帰するものである)
  • 炎上したプロジェクトを鎮火させる方法は、目標の変更、体勢の見直し、期限の再設定のどれか、もしくはその組み合わせである

自らの大学1年生時代を振り返ってみると、義務教育時代からの名残で「誰がどうしたからこうなった」という思考の癖が抜けていなかったように思います。プロジェクトチームとして成果を出すことに慣れていないうちは、プロジェクトメンバー全員で失敗を受け止め、課題を解決していくのが難しいのです。プロジェクトに初めて向き合うタイミングで読む本書だからこそ、「『人vs人』の構図ではなく『課題vs私たち』の構図でプロジェクトを成功に繋げよう」という教えに大きな意味があるように思いました。

■「Backlog」のご紹介部分について

初学者向けに「PBL」を分かりやすく解説した本書のなかで、ありがたいことに、一般的なタスク管理サービスとして「Backlog」をご紹介いただいていました。プロジェクトのメンバーが、コメント機能などを用いながら、担当以外のタスク状況をも簡単に把握できる、と評されています。

実際、「Backlog」には、タスク管理機能はもちろん、文書を共有・整理する「Wiki」機能、画像などプロジェクトに必要なファイル管理機能など、プロジェクト管理に必要とされる機能が一通り用意されています。プランごとに少しずつ利用できる機能の差などはありますが、全プランにて30日間の無料トライアル期間が設けられているため、気軽にお試しいただけるかと思います。

■「Backlog」エデュケーションプランについて

さて、2020年1月23日、「Backlog」と、ビジネスチャットツール「Typetalk」のエデュケーションプラン開始について発表しました。学生の方は、通常料金の半額にて「Backlog」「Typetalk」を利用することができる内容です。

ホワイトボードがわりにオンラインで作図・共有できるビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」については以前よりエデュケーションプランを提供していたため、学生の方は、ヌーラボが提供する3つのサービスすべてをお得にご利用いただくことができるようになりました!

本書の冒頭部分にもある通り、「私たちの生活はプロジェクトであふれている(p.13)」!!私もそう思います。日々の料理もバイト先の先輩の誕生日パーティの計画もプロジェクト。大学生のうちから「PBL」を楽しく学び、プロジェクト管理に慣れておくと、社会人になったときに役立つこと間違いなしです。

※各サービスのエデュケーションプランページはこちら

■本書のお買い求めについて

本書は書店以外に、Amazonでも購入することが可能です。なお、ヌーラボは本書の発刊および執筆に関与していないため、本書に関するお問い合わせにはお答えできません。予めご了承ください。

※Amazon URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4766426363/

■本書 著者について

常盤 拓司(ときわ たくじ)氏:

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。
1973年生まれ。2001年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。2007年同博士課程退学。産業技術総合研究所特別研究員、日本科学未来館科学技術スペシャリスト、東京大学大学院新領域創成科学研究科産学官連携研究員、同工学系研究科特別研究員、公立はこだて未来大学CREST研究員、 合同会社アライアンス・ポート研究開発担当ディレクター、慶應義塾大学大学院システムマネジメント研究科特任講師、同大学院政策・メディア研究科特任講師を経て現職。科学コミュニケーションに関する企画設計・実施、研究開発プロジェクトのマネジメント、コンテンツ管理システムの開発などに携わる。Association for Computing Machinery、ヒューマンインタフェース学会、日本画像学会各会員。

西山 敏樹(にしやま としき)氏:

東京都市大学都市生活学部・大学院環境情報学研究科准教授。
1976年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、同大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。2003年博士(政策・メディア)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別研究専任講師、同大学医学部特任准教授、同大学院システムデザイン・マネジメント研究科特任准教授を経て現職。慶應義塾大学SFC研究所上席所員、日本イノベーション融合学会専務理事、ヒューマンインタフェース学会評議員なども務める。専門領域は、ユニバーサルデザイン、モビリティデザイン。車輌開発に関する大型プロジェクトを多数経験。

 

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