ヌーラボブログリレーも、今回で最終回となりました。
今回は、ヌーラボのチャットツール、Typetalkを家族で使ってみたところ「思った以上によかった!!」ことから、使うことになった経緯や具体的にどのように使ったかをブログで紹介させていただきたいと思います。
以前、Backlogを参考にしたプロジェクト管理やCacooを使って企画を進めることを小学生の娘とやってみた話を個人ブログで書いたことがありました。
参考:
小学生がBacklogのプロジェクト管理を参考にして、夢に一歩だけ近づけた話
Cacooを使って、小学生と5時間のプチ合宿をやってみた
いつかは、Typetalkを娘と一緒に使うこともやってみたいな〜と思いつつ、まだまだPCやスマホをうまく使いこなせる自信がなく、なかなか実現できていませんでした。
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Typetalk導入のきっかけ
近頃の我が家ではこんな問題が発生していました。
<ここ数年ずっと>
・父⇄母で娘に関連するやり取りをLINEやMessengerでするも、その後娘への伝言が漏れる/そもそも作業が2段階になるので面倒
(LINEは利用推奨年齢が12歳以上)
<直近浮き彫りになってきたこと>
・近頃、小学4年生の娘の言葉遣いが心配
・LINEなどチャットツールで友達とやり取りし始める近い将来、どのようにチャットリテラシーを学ばせたら良いかわからず、ただ不安
「娘の言葉遣いが近頃心配」という点については、アニメなどの影響で、流行の言葉を使ったり、略語や造語がかっこいいと思っているような節を感じており、このまま友達とのチャット世界に移行していくことに、若干恐怖を感じていました。
▲キッズ携帯でのメッセージのやり取り。「ほーい!」と言っている私も良い例ではないですね…苦笑
これらの言葉遣いなど、口頭でやり取りすると一気に喧嘩モードになることもしばしば。何か良い解決方法がないだろうか…
そんな時、タイミングを見計らっていた家族へのTypetalk導入のことを思い出したのです。
「娘からも発信させ、都度言葉遣いやチャットの使い方を覚えてもらおう!」
最近ではオンラインでの習い事も増え、PCの使いこなしやタイピングも慣れてきていたこともあり、父、母(私)、小学4年生の娘のスペースを作成することにしました。
(Typetalkの利用について:ヌーラボ利用規約より、契約対象のユーザーに18歳未満のユーザーが含まれている場合は、当該ユーザーの個人情報を本サービス上に登録、保管または利用することについて、当該ユーザーの親権者または法定代理人の事前の同意を得ていることが必要です。)
▲コロナの影響でオンライン授業/習い事が増え、子どもが一気にデジタル機器に触れる機会が増えました。
2台同時に利用してのオンライン授業もそれとなくこなしています。
よく話題になる話のジャンルをトピックに分類
これまでの父⇄母⇨娘への伝言が、Typetalk導入によって娘に直接連絡できるので、長年悩んでいた「伝え漏れ」の解消が見えてきました。
ジャンルごとにトピックを作って、その中で関連することを会話できるので「あれってどうだったっけ…」という時もトピックを遡ることができてとても便利です。
娘も始めはトピックの概念がイマイチピンと来ていなかったようですが、次第に慣れていき、自らトピック作成するように。
家庭でのタスクや出来ごとは、そこまで多くのジャンルに分かれないかも…と思っていましたが、今回改めてトピックを作成してみると、あっという間に数十個のトピックが出来上がりました。何気ない毎日も色々なジャンルのことを考え、行動しているんですね。
▲我が家のTypetalkトピック一例
言葉遣いや言い回しなどはその場で+αの会話
上記のような流行言葉なども、可愛らしくていいなと思うこともあります。
正直、LINEのスタンプなんかでそういう類のものを私も使ったりしています。
ただ、いざとなった時に元の言葉が出てこなかったり、TPOを間違えてしまう危険性が非常に高いと思っています。
日本語もままならないうちから略語や造語に慣れてしまわないよう、まずは「守・破・離」の守をしっかりと固めさせるのが、親、大人の務めですよね。
▲こんな形で、おそらくいつかはググるであろう言葉遣いも、関連する内容が出てきた時に+αでお伝え。
テキストコミュニケーションは、1度で誰でもわかるようにすることを教える
略語や造語のような言葉そのものが崩れていることもあれば、説明が不足してコミュニケーションとしてイマイチなこともありますよね。
家族なので「おふろやった」と言われたら、お手伝いのお風呂掃除をやったんだな、とわかるのですが、こういった説明不足の積み重ねが、コミュニケーションの齟齬や人間関係のトラブルに発展するのだと思います。
せっかくのリテラシー勉強の機会なので、ここは甘えを許さず、ツッコミます(笑)
▲これはツッコミ過ぎたかもしれませんが(苦笑)常に発する言葉や内容に対して「これは突っ込まれないか」という意識を持つことは、自分の頭の中を整理するのにもとても良いと思っています。
改めてTypetalkの“シンプルさ”が子どもには良いことを実感
今回の目的の一つに「きちんとしたテキストコミュニケーションの練習をさせる」ということがあったため、リアクションがハートだけのシンプルな作りのTypetalkとはすごく相性が良かったと思います。
もし、これが自由にリアクションの絵文字などを作れたら…
無限にその絵文字を作ることに力を注いだり、リアクションだけでコミュニケーションを取る方に進んだりと、本来の目的が全く果たせない可能性もあったと思います。
アレクサに頼りっぱなしの“リマインド” TypetalkのBot機能をプラスする日も近い…?
我が家では、毎日のルーティンや定期的なリマインド事項は、アレクサに音声で教えてもらうようにセットしています。
「彩さん、◯◯はやりましたか?」「◯◯ちゃん、今日の日記は書きましたか?」などなど。
音声は、他のことをしていても自然に耳に入ってくることがメリットですが、我が家のアレクサはリビングにしかいないので、その時間に離れた場所にいると聞き逃してしまいます。
その点、チャットツールでのリマインドであれば、どこにいてもそのチャットを見た時に必ず気づくことができます。
アレクサ+TypetalkのBot機能の2重で管理するのもよさそうです。
参考:ボットを使ってTypetalkにメッセージを投稿してみよう
Typetalkを家族で使い始めたら、思った以上によかった
「バラバラになりがちな家族の会話を一つのツールでまとめたい」「娘の言葉使いやコミュニケーションの練習をしたい」などがきっかけではありましたが、もう一つ大きな気づきがありました。
毎日一緒にいて、お互いに期待してしまいがちなのが家族。
口頭だと喧嘩になってしまいがちなことも、一呼吸おいて、テキストでリマインドし合うことで静かに解消できたり、テンションが低い時もテキストだったらありがとうが言えたり、ハートのリアクションボタンで癒されたり…
まだ使い始めて少ししか時間が経っていませんが、まさに「ツールによって解決する」ということを実感できていると思います。
家族こそ、生活にチャットツールを取り入れてみるのが良いかもしれません。Typetalkを家族で使い始めたら、今以上の幸せを感じられる可能性を見つけられました。
追記:私も語彙力や言い回しには、正直全く自信がありません。改めてこちらの書籍で学び直ししています!(内緒)