「クリエイティブなことがしたい」エンジニアという枠では語りきれない岩上の好奇心の歴史 #ヌーラバーになりませんか

ヌーラボのAngelaです。今まで社員インタビューをさぼっていた怠慢Angelaが、一念発起して社員のインタビューを頑張っている企画の第3段。今日は、カナダから日本に帰ってきてヌーラボに入社した岩上さんのインタビューです!

実は、ヌーラボには過去にもカナダから帰ってきて入社した人がいたので、岩上さんは2人目の例👀今日は、海外での経験も個人的な興味で聞いてみたいと思っています🌍

今日のInterviewee

サービス開発部 Apps課 ディベロッパー係 岩上拓矢

大学院卒業後、東京にある組み込みを得意としている受託系の会社を経て大手エンタメサービス提供企業に入社し、会員数が数百万にのぼるサービスのサーバーサイドの開発を担当。その後、カナダにわたり、ソーシャルゲーム企業に勤めながら英語も勉強する。日本に帰ることを検討し始め、一時帰国した際にヌーラボに立ち寄り、カナダに戻った後にオンラインで選考を受け、今に至る。

 

熊本・福岡・奈良・東京…やりたいことに向かう日々

— 今日はよろしくお願いします!岩上さんとはもう数年一緒に働いている印象を持っているんですけど、入社してまだ3ヶ月くらいでしたね(笑) 改めて岩上さんのプロフィールを教えてください。

熊本出身で、熊本の高専を卒業後は福岡の大学に編入、大学卒業後は奈良県にある大学院に通いました。アカデミックな研究に興味があって大学院に進み、あえて大学時代勉強していた専攻とは変えて、低レイヤーな部分を触っていました。コンピューターアーキテクチャーについて研究することを選んで、日頃はCやアセンブラを使っていました。

 

— へえ、研究者肌だったんですかね?

いや、それが研究は合わないとすぐに気づきました(笑) ストイックすぎる周囲の人たちに囲まれ、山の中にある大学院にこもって論文を書くのは予想以上にキツかったです…。でも理系で院卒なら就職も有利なのかな?と思って頑張っていました。でも、就職もそうでもなくて…(苦笑)。就職氷河期真っ只中でした。

 

— え!そうだったんですね、氷河期というと2010〜2012年くらいの卒業ですか?

2011年卒ですね。ソフトウェアの高速化の案件を得意としているベンチャーに入りました。その会社は振り返ってみると当時は過渡期でした。今はとても大きな会社になっています。いい時期に入って勉強させたもらったと思います。でも、どうしても自社サービスを作ってみたくなって、3年くらいお世話になった末、転職しました。

 

— 当時って受託系からWeb系への転職めっちゃ盛んでしたよね。私も仕事で、当時そういったエンジニアの方の転職に関わってました。

そうですね、自社サービスの企業には憧れていました。中でもユーザーも多く大規模な開発をしているtoCのエンタメ系のサービスをやっている、自分の希望にはぴったりすぎるくらいパーフェクトな企業に入社しました。組み込み中心の会社からの転職だったので、自分にとってのWebの基礎はこの会社が叩き込んでくれたと思っています。周りも優秀な人だらけで、毎日勉強することが途切れませんでしたね。

その会社ではサービスが成長していくフェーズも縮んでいくフェーズも両方経験しました。縮小していく中では、「なんとかしなけれれば!」という危機感の中にいた思い出があります…。そんな中、次は海外に目がいって、カナダという選択に至りました。

 

海外で働きたい!いきなり移住から始まる就職活動

— カナダという選択がまたぶっ飛ぶ気がします(笑) すごい行動力。カナダといえば、以前ヌーラボにいたKさんもカナダだったと思いますが、Kさんとはカナダで同じ時期を過ごされているんですよね。カナダを選ぶ理由はあったんですか?

当時は、「海外で働こう!」というブームが来ていたんですよ。海外にいけるチャンスがありそうな日本の会社も受けましたが、もう時間がもったいなくて…とりあえず行ってしまえ!とカナダに渡りました!カナダは日本人コミュニティもあって、現地でMeetupをしたら50名規模で集まるんです。情報もあるし、ビザも取りやすいこともあって、ワーホリビザをとって英語の学校に通いながら就職活動をしました。

 

— カナダに行ってみてどうでした?目的は達成できました?とはいえ帰ってきたと思いますが、理由を聞きたいです(笑)

日本から渡って仕事を探す人は、日系企業に就職する人も多いんです。自分は運良く現地のソーシャルゲームの会社に就職できたので、仕事面でも英語の勉強面でもとてもいい環境に身を置けたと思うので目的は達成です。

帰るきっかけになったのは主に2つ。1つは、ゲームの新機能を作る案件が大炎上案件で、3ヶ月間、土日も働き詰めだったのに給与も上がらず疲れてしまったこと(笑) もう1つはカナダの人たちに触れたことが影響しています。カナダ人ってとっても家族を大事にする国民性なんです。そんな人たちをみているうちに、自分はなんで親を熊本に残してまでこんな遠くで働いているんだっけ…?と考えることになりました。特に炎上案件の最中ではずっと考えていました(笑)

— それは確かに大きなきっかけになりますね(笑) 日本に帰ってくるにあたり、「東京」という選択肢もありましたよね。もちろん福岡は熊本に近いこともあると思うのですが、東京を選択しない理由も岩上さんの中にありそうだったので聞きたいです。

東京にいるとなんとなく先が見えてしまう気がしたのが一つの理由です。大手のエンタメ企業にいた時は、エンジニアの先輩がいっぱいいて、なんというか「王道」みたいなキャリアの例がたくさん提示されてしまっていたんですよね。渋谷のメガベンチャーへ転職?ベンチャーでテックリード?CTO?とかとか。なんだか自分の先が見えすぎている気持ちになってしまって、当時から東京が選択肢から外れていました。自分は人と違うことがしたいな〜思ったこともあって、それがカナダに行く理由にもなりました。

 

帰国した今振り返る、IWAKAMIの行動力とその源泉の好奇心

— 実際ヌーラボに入ってみてどうですか??

いいですよ!ヌーラボは気合とか根性みたいな精神論はないですが、適度なファミリー感みたいなものはあって、良いですね。仕事は淡々とするタイプの会社だと思いますが、ほどよい距離感で付き合いができていいです。一番びっくりしたのは社内で飲酒できることですw

※ヌーラボの福岡本社の7Fにはカフェスペースがあって、終業後に居酒屋かのように利用されています(笑)

— そうだそうだ、岩上さんは7Fの住人だった(笑) いま仕事はどのあたりを担当されているか改めて教えてください!

ヌーラボのサービスを使うときにつくってもらう「ヌーラボアカウント」を開発するチームで、Growthをミッションとした開発をしています。国内のマーケティング関連のチームやBacklogチーム、アムステルダムのプロダクトマネージャーと連携しながら、数字が取れるような基盤を整備したりしています。数字を見るということは自分にとって新しいトピックなので勉強できることが多くて良いです。

 

— 岩上さんの過去とかを聞いていると、新しいことに対して全く尻込みしないし、行動に移せていてすごいですよね。海外飛んじゃうとか、行動力の大きさにめっちゃびっくりします😲

とにかく新しいことをやるのが好きだし、面白いと感じますね。自分にとって新しいトピックを学習している時が一番テンションが上がります。良くいえば好奇心の塊、悪くいえば飽きっぽいかもしれません(笑) 最近、エンジニアという枠だけではおさまり切らなくなっていると感じます。

とにかく「クリエイティブ」が自分の中のキーワードなんです。人の幸せの実現や心を動かすことに繋がるような何かを作りたいんです。だから自分にとってプログラムを書くことを突き詰めるのは面白いことではあるものの、あくまで手段です。最近は動画制作や漫画を描いたりもしています。ヌーラボの有志
でもNuTu部という動画作成の部活を作ってしまいました。

 

— 何がそんなに突き動かしてるんだろう…。

「Nothing’s too late.」という言葉が自分の中にあります。実は、英語を勉強し始めたのもとても遅くて。よく「若いときからやらないとダメだよ!」という言葉も聞くのですが、自分は実体験を通して「始めるのに遅すぎるなんてことはない」という思いを強く持っています。コツコツやればなんでも伸びるはずです。

 

— そのコツコツできるところもすごい(Angelaは典型的な三日坊主)。これからヌーラボでやりたいことはありますか?

ヌーラボは今、過渡期だと思っています。文化もシステムもまだ完成形ではなくて、これから!という部分もたくさんあると思います。これまで、会社の仕組みがしっかりしているところを経験してきたので、そこで得たものを生かして仕事をして行けたらと思っています。

 

— やっぱり入社3年くらいの人だよね…?(笑) 今日はありがとうございました!

開発メンバー募集中

より良いチームワークを生み出す

チームの創造力を高めるコラボレーションツール

製品をみる