学生時代を過ごした福岡に家族で移住!グローバルなチームで開発を進めるCacooチームのフロントエンドを支える川端さんのお話 #ヌーラバーになりませんか

ヌーラボのAngelaです。今週は初のCacooチームのメンバーのインタビューです!ヌーラボは6つの開発チームがありその一つです。今日は、個人的に全く一緒の日にヌーラボに入社したことで感慨深い川端さんのお話を聞きます!

今日のInterviewee

サービス開発部 Cacoo課 川端 慧

京都府生まれ。就職を機に上京し、メガベンチャーでフロントエンドエンジニアとしてアバターサービスや音楽配信サービスの運営に関わる。出産を機に、奥様の故郷であり自身も学生時代を過ごした福岡へのIターンを決意。今はCacooチームでフロントエンドエンジニアをしながら、ヌーラボの入れ替え制のバーチャルリーダーチーム「Bridge」にも所属。趣味はサイクリング。

 

芸術工学に興味を持ち、福岡へ

— 今日はよろしくお願いします!厳密にいうと入社日は違うのですが、一緒に入社ガイダンスを受けた思い出があります!もう3年半も前なんですね(遠い目)。今日は改めて川端さんのことを教えてください!九州出身でUターン…って思い込んでいたんですが、そういえば関西のご出身でしたね。

そうなんです。出身は京都で10歳頃まで過ごしていました。その後は滋賀に移り、大学入学とともに福岡、そして就職で東京へと移りました。そしてヌーラボに就職するために福岡に戻ってきました。故郷があるわけではないですが、大学時代を過ごして気に入っていたので福岡に来ることに抵抗はありませんでした。

 

— 大学時代は「芸術工学」という分野を学ばれていたんですよね。なんだか響きが現代っぽい分野ですが(笑)、どんな勉強をされていたんですか?

そうです。芸術工学部に入りたくて、中でも数少ない国立大学でもこの分野を学べる大学がある福岡のに来ました。大学では映像制作、特にCGの領域に取り組んでいる研究室に所属していました。メディアアートと呼ばれる分野なのですが、最近では珍しくなくなってきたプロジェクションマッピングの映像を作ったり、観客の動きに反応するインタラクティブなアートを作って展示する活動をしていました。最終的にはモーションキャプチャーとプロジェクションマッピングを組み合わせた作品に挑戦しました。

初めは「映像を作りたい」という想いがあったのですが、徐々にインタラクティブ性を求めたくなってきて、Web系への興味が強くなりました。就職活動もWeb系を主に受けて結果的に最初の就職先もWeb系の会社になります。

川端さんの学生時代の作品

 

ユーザー数1,000万を超える大規模サービスの開発を学ぶ

— 最初の会社は渋谷のメガベンチャーと呼ばれる企業ですよね。どうしてその会社を選んだのですか?福岡から上京するということも大きな決断だったのではないかと思いました。

所属している学部からは東京の会社、特に広告系や音楽系、Web系などに就職する人が多かったんです。自分が就職した会社にも、毎年数名は入社している人がいたので少しは身近な選択肢でした。多岐に渡るサービスを運営している会社だったので、入社後にいろいろなものづくりに取り組めるだろうと一番期待ができる環境がありました。とはいえ、自分が研究していた内容と就職先は全く結びつきがない分野だったので、学生時代とはちょっと違うことができそうだ、という点にもワクワクしたことも、その会社を選んだ理由です。

 

— 入社後はどんなサービスの運営に関わりましたか?

まず最初はアバターサービスの開発を担当しました。以前Cacooでも使っていたFlashを使ってサービスが作られていました。ユーザー数は当時から1,000万人を超えている巨大サービスで、売り上げ規模もその分大きかったです。そんな巨大なサービスの開発をうまくいかせるためには、クオリティ、技術面、数えきれないステークホルダー、全てをうまく調整していく必要がありました。自分が直接調整業務に関わったわけではありませんが、サービス運営において、全てを生かすという難しさを目の当たりにしましたね。

そのあとはまだ立ち上げ期の音楽配信のサービスを運営する開発チームに異動しました。結果的にこの2つのサービスに、合計3年半関わりました。すでにヌーラボ歴の方が長くなってしまいましたね。

 

—- その後、ヌーラボに入社するわけですが、福岡移住をしたきっかけはあるんですか?月並みですが移住してみてどうですか?(笑)

奥さんの仕事の関係ですね。奥さんは福岡にある大学で研究者をしていて、当時は博士課程に通うために移住が必要でした。今年から卒業して大学で講師をしています。

移住生活はいいですよ!自転車に乗ることが好きなので、すぐに山に行って自転車で走れる九州という立地は良いです。久留米に住んでいるのですが、休日になると脊振山という佐賀県と福岡県にまたがっている山や耳納連山、大分の方にも行きます。

由布岳を登った時の写真

 

ニューヨーク、アムステルダム、日本の3カ国に広がるCacooチームでの開発

— 移住してからの仕事面についてはどうですか?Cacooチームの仕事を改めて教えてください!

「Cacoo」というビジュアルコラボレーションツールを開発しているチームに所属しています。国内は福岡を中心にメンバーが所属していますが、今はニューヨーク、アムステルダムにも開発メンバーがいます。現在は新型コロナの影響もあるので、全員がほぼリモート状態です。

Cacooは複数人が同時に1つの図にアクセスし、同時編集ができるサービスです。開発の際には、「URLをクリックしたらサイトが表示される」という、一般的なWebサイトなどのUIとは異なる観点を持って開発に取り組む必要があります。リアルタイムで他の人の操作、ポインタ、チャットメッセージや図の動きが反映される等の動きがあるため、ユーザーの1つの動作でドミノ式に他の様々な動作にも影響します。
そのため、図の描画処理の開発をする際はライブラリを使わずに、Cacooの作図という機能に必要なロジックを自分たちで1から作っています(*UIなどにはライブラリは使用しています)。またその動作を全てのCacooの推奨ブラウザに対応させるなどの配慮も必要です。

 

— 海外チームとの協働の度合いはどうですか?

Cacooは、図を編集する「エディター」と呼んでいる画面と、図の一覧を表示する「ダッシュボード」、大きくはこの2つの構成でできています。今までは、

  • 国内チーム:エディター
  • 海外チーム:ダッシュボード

を開発するような、ざっくりとした棲み分けがあったのですが、最近は海外チームもエディターの開発に取り組むようになってきました。だからこそより協働が必要な場面は増えてきましたね。

アムステルダムのメンバー中心で作られた、データベーススキーマ機能

— Cacooの開発とは関係しないかもしれませんが、以前はアルゴリズム勉強会などもしていましたよね。あのような活動が仕事に生きていたりしますか?

今は休止中ですが、毎週アルゴリズム勉強会を開催していました。勉強会での内容がCacooの開発に直接いかせているわけではないのですが、「自分でロジックを考える」という点はCacooの開発に生きますね。また、他の人のレビューを受ける / 人のコードを読んでより効率の良いコードの書き方や処理の仕方を学ぶというプロセスは勉強になります。正しく動くコードを書くことがゴールではなくて、より効率の良いコードを考えるのはCacooチームの開発にも必要なことです。

 

— ありがとうございます。そんなCacooチームのフロントエンドエンジニアは絶賛募集中ですよね…。宣伝を入れさせていただきますね…!全国どこにお住まいの方でも採用できますのでひとまず一番近い拠点の募集に応募いただければ大丈夫です!

 

全国どこからでも応募可能なCacooのポジション

 

— 最後にこれからのことについて教えてください。仕事でもそれ以外でもいいので、今後取り組みたいことなどはありますか?

英語の勉強ですね。先ほどもあったように、Cacooの開発チームの拠点間の連携は、今後強まる一方だと思います。アムステルダムにいるメンバーとのやりとりも増えてきたので、より英語での情報共有が重要になっています。今もBacklog、Cacoo、Typetalkでのやりとりはほぼ英語です。会議での英語の利用はまだ多くありませんが、一緒にコードを見ながら疑問を解消するようなやりとりをGoogle meetですることはあります。今よりも英語が上達すればできることも広がると思うので頑張りたいです。

 

— 今日はありがとうございました!

開発メンバー募集中

より良いチームワークを生み出す

チームの創造力を高めるコラボレーションツール

製品をみる