ヌーラボのAngelaです。インタビューも、番外編含めて6回目になりました。実は今回初めて、【自分より社員番号が若い人】のインタビューをします。今日は同い年で、何かといつも刺激をくれる国広 輝夫さん(くにひろ てるお/以下、テリー)に話を聞いてみたいと思います💪
今日のInterviewee
サービス開発部 Cacoo課 ディベロッパー係 国広 輝夫
山口県生まれの新米パパ。Cacooのフロントエンドを担当。名古屋の大学を卒業後、東京の金融機関向けのシステム開発会社に勤務。その後、ヌーラボに入社することをきっかけに福岡に移住。4月から育児休暇を取得予定。
実は文系志望だった?憧れの金融業界
— 今日はよろしくお願いします。もうインタビューは6人目なのですが、実は初めて私より社員番号が若い人とお話しします。と、言ってもたった2ヶ月違いですが…!採用に関わっていないので、実は細かい経歴知らない気がするのです。改めてご経歴を教えてください。
はい。山口県出身で、大学から名古屋に行きました。通っていた当時は「情報文化学部」という名前の学部で、文系・理系のハイブリッドな勉強をするようなところでした。僕は、基礎的なコンピューターサイエンスやプログラミング、統計学など、情報系の学問を学んでいました。卒論では、量子コンピューター上で行われるアルゴリズムのシミュレーションを普通のコンピューター上で行うものをつくっていました。まあ、当時書いていたプログラムはほとんどコピペでしたが…。
— 山口出身だと、福岡、関西に出る人、もしくは思い切って東京に出る人に進路が分かれそうな気がするんです。名古屋という選択肢にこだわりを感じます。
当時は、理系に進みつつも文系的な勉強がしたいと思っていたんです。経済学とか経営学とか。ちょうどいいと思うところが名古屋にはあったんです。と言っても結局、大学時代勉強は全くしなかったので後悔してますが。。。。就職は金融の仕事に興味があったんです。当時は単純にお金が欲しかったのでお金といえば金融だろということで。
— ヌーラボが2社目だと思うのですが、前職でもエンジニアとして働かれてましたよね。最初は金融を志望していたんですか?
そうなんです、金融機関で資産運用をする仕事に就きたいと思っていました。そういう仕事は東京に一極集中しているので、結果的に東京での就職を考えていました。でも、軒並み不合格になってしまって…。それで、今まで学んできた情報系の領域の会社も受けるようになって、前職の金融機関向けのシステム開発会社に入社する運びになりました。
— なんだか意外です。ある意味第2志望でエンジニアになったんですね(笑)
いやー、大きな金額を運用するってカッコよくないですか?(笑) これは領域に限らない話なのですが、何かの領域にギークな人ってすごく憧れるんです。エンジニアとしてギークな人もそうです。自分が技術を突き詰めるのが得意なタイプではないので、ギークなエンジニアは尊敬します。
— (テリーも十分ギーク寄りな人かと思っていたぞ。) そんな紆余曲折あって入社した1社目の会社ではどんなことをしていたんですか?
投資をしている人なら誰でも見たことある株価や為替のチャートの開発をしていました。チャートというと時系列に並ぶロウソク足のイメージがあるかと思いますが、時系列のデータを加工したり、チャート上で線を書いてトレンドを見極めたりと意外と多機能なアプリケーションです。現在Cacooでやってる仕事とも似ています。開発はFlashだったんですが、自分が在籍していた頃から脱Flashの流れが進んでいて、HTML5版へのリプレイスを行ったりしていました。これもCacooでやってきた仕事と似ていますね。。大学時代に情報系を専攻していたとはいえ、Webのプログラミングをしていたわけではないので、必要な知識は会社に入ってゼロから覚えました。
ヌーラボの内定がきっかけで福岡へ 前職の知識を生かしてCacooチームへジョイン
— ドンピシャでCacooがやることをされていたのですね!ヌーラボに入るにあたって福岡に引越しをされたと思うのですが、移住のきっかけはありますか?
福岡はなんとなく以前から、勢いがあるように感じていて好印象でした。でも移住しようと思って転職活動したつもりはなくって、ヌーラボに受かったから福岡に引っ越したんです!自社サービスの会社に行きたい想いがあって転職を考えていたので、本当に福岡移住は結果論です。
最初はBacklogの担当として入社する予定だったので、東京・福岡どちらでも選べたのですが、入社するときに「どっちの拠点を選んでもいいよ」と言われたので、実家の山口も近いことだし福岡に行くことにしました。
— 月並みな話ですが、福岡に移住してみてどうですか?(笑)
やっぱり人が多すぎないところがいいですね。普通の回答ですが(笑) 会社の近くに家を見つけやすいのも利点かもしれません。
— 確かにヌーラボで移住して福岡に住んでいる人は、中央区(福岡本社がある区)に住んでいる人が多いです。移住して、Cacooの担当になってもう3年半くらいでしょうか。改めてCacooチームでやってきたことについて教えてください。
入社して最初は、脱Flash/HTML5化のプロジェクトでした。入社後1年くらいで目処がつき。最近はCacooをより「チーム」で使ってもらうための機能開発や、エンタープライズ版のアップデートに取り組んでいます。
Cacooチームではアムステルダム、ニューヨーク、福岡の3拠点で開発を加速させるために、マイクロサービス化に2年前から取り組んでいます。このおかげで日本のチームに依存することなく海外のチームが自律的に動けています。またCacooはKubernetes上で動いて普段はフロントエンド開発を担当している僕もWebサーバーの設定をいじることもありますし、アプリケーション開発者がよりインフラレイヤーに絡んでいきやすい状況になっていると思います。
— 3拠点での役割分担はどうなっていますか?最近アムステルダムでもフロントエンドに取り組み始めたと聞きましたが。
福岡ではエディターと呼ばれる、Cacooの図を編集する画面を開発し、アムステルダムとニューヨークでは図の一覧画面であるダッシュボードを開発しています。最近はエディターのフロントエンド開発に、アムステルダムのメンバーも関わり始めました。
元々は福岡の少人数チームで完結する予定だった部分も、グローバルな開発体制に移行し始めているので、英語のドキュメンテーションの必要性が高まっていますね。
— 時差もあるし、毎日ミーティングというわけにも行きませんしね。
そうですね、アムステルダムとは7時間、ニューヨークとは14時間あるので、海外拠点とのミーティングは多くても月に1回程度でしょうか。逆にアムステルダムとニューヨークは頻繁に会話をしているようです。
— それは難しそう。Cacooチームはヌーラボの中でも最もグローバルなチーム体制だと思うので、いいモデルケースになっていただけることを祈っています🙏ヌーラボは、入社時にTOEICの点数を聞くこともないですし、入社してから英語の勉強をされたと思います。テリーさんの場合、数学の勉強とか、ジョギングとか、なんでも学習する能力と継続する能力がずば抜けている気がするのですが、何がそんなにテリーを頑張らせているんですか?(笑)
いや、自分でも苦手な方だと思っているんです。きっかけがあったとしたら、ジョギングかもしれません。ジョギングをした時、変化を感じることができたんです。継続が力になる、フルマラソン完走につながることが理解できたから、他のことも続けられるんだと思います。
今月からパパに👶これから夫婦揃って育休取得!
— 健康といえば、最近パパになったばかりですね…おめでとうございます👏(インタビューの日はまだ生後8日くらい!) 育休も取得されると思うのですが、これからの計画を教えてください。
4〜6月の3ヶ月間で有給も消化しつつ、育休を取ろうと思っています!入社4年目とはいえ、ヌーラボの有給制度は年功序列になっていないので、有給もかなり残っていました。出産半年前から子育て休暇ももらっていたので、休暇自体は使っていて、それでも残っていたので本当に感謝しています。おかげで出産予定日前後も1週間ほど休暇を取れて出産にも立ち会えました。ヌーラボのいいところは、制度があることではなく、制度を使っても良いという空気感だと思います。みんな応援してくれて助かりました。
— ご夫婦で育休ですし、色々と育休の仕組みとか勉強されていましたよね(人事としても勉強になりました、ありがとうございます。)
はい、今回は色々勉強しました。夫婦同時に育休を取ったらどうなるんだろうとか、保険や手当ては…とか。調べてみると、共働きの場合、収入面を考えた時に男性が育休を取得しやすいのではないかということ。また日本の育休制度は結構優しい設計なのではないかということがわかりました。育休が明けた時には、今回得た知識をブログでまとめたいと思っています!
— それはめっちゃ楽しみ!是非世の中にも発信してほしい内容だ…。では最後に、これから挑戦したいことなどがあれば教えてください!
まずは3ヶ月の育休で思いっきり育児に取り組みたいと思います。育児は思いっきりやりつつ、勉強やブログの執筆は進めたいですね。あと、個人のプロジェクトを立ち上げたまま、まだ進めることができていないので取り組めれば尚良いと思っています!
— うお〜育休たのしみですな!同い年としていつも刺激をもらっています。今日はありがとうございました!