【Backlog総研/調査リリース】テレワークを許可されても、約40%が活用せず。テレワークは無給扱い、派遣社員は許可されないなどIT業界でも環境整備の課題はいまだ残るという調査結果に。

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに急速に話題となり
導入への動きが高まったようにみえるテレワーク
導入が進まない実情が明らかに

チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくするツール「Backlog(バックログ)」「Cacoo(カクー)」「Typetalk(タイプトーク)」を運営する株式会社ヌーラボ(本社:福岡県福岡市、代表取締役:橋本正徳、以下 ヌーラボ)は、プロジェクト管理ツールの「Backlog」ユーザーを中心とした688名(有効回答数462名)を対象に「新型コロナウイルス感染症に伴ったテレワークの導入に関する調査(以下、本調査)」を実施いたしました。

<主な調査結果>

IT・インターネット業界で就業する回答者について

  • 2020年2月の期間中にテレワークを活用した人は全体の35.3%にとどまった。
  • テレワークができる環境にあっても活用しなかった人が40.4%いた。
  • テレワークを活用しなかった理由として最も多く挙げられているのは「出社しないとできない業務があるから(66.7%)」だった。
  • テレワークの許可が降りている企業でも、「社内規程が未整備であることを理由に無給扱いになる」「会社として推奨していると公言してるが実際にはできない」などの環境整備の面でネガティブな声も挙げられた。

<個別の調査結果について>

■テレワークを活用した人は全体の35.3%

新型コロナウイルス感染症の流行が本格化した2020年2月の1ヶ月の間にテレワークを活用したかどうかを質問したところ、活用した人は全体の35.3%に止まりました。本調査はIT・インターネット業界で就業するユーザーの回答を分析したものですが、IT業界であってもテレワークが進んでいない様子が伺えました。

 

■4割以上の企業でテレワークを許可されていない

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、会社からテレワークに関する指示はありましたか?という質問に対しては、33.8%が以前から許可されていた、23.4%が今回をきっかけに許可された、23.8%が許可されなかったと回答しました。

19%の「その他」の結果を分析したところ、大半が「今回をきっかけに一部職種のみ許可された」「今回をきっかけに検討が開始された」「テレワークに関する言及が一切されなかった」という回答だったことから、その他を含めると、全体の4割以上がテレワークを許可されていないこともわかりました。

 

■テレワークを許可されても、40.4%は活用しなかった

前述のアンケートの中で「以前からテレワークを導入していた」「今回をきっかけに許可された」と答えた人の中でも40.4%%はテレワークを活用しなかったとの結果になりました。テレワークが許可されている企業であっても、実際にはテレワークが活用されていない、もしくはできない状況であることがわかりました。

 

■テレワークを許可されても活用しなかった理由の約9割が、「業務が滞る現状がある」

テレワークが導入しやすいと予想されるIT・インターネット業界で就業する回答者に限っても、66.7%が出社しないとできない業務がある、22.2%がPCが1人1台ない、または持出禁止と回答し、テレワークを実施すると業務が滞る現状があり、PCなどのインフラ環境があっても、業務フローそのもののIT化が遅れている会社があると見受けられます。

 

■テレワークが浸透しない企業の裏の実情

「テレワークは無給扱いになると通達があった」、「規程がないため労働時間にはならないと通達があった」、「派遣社員のテレワークが許可されていなかった」、「推奨していると会社は公表しているは実際にはできなかった」、「請求書など、紙文化が残っているため対応できなかった」という回答も見受けられ、テレワークが浸透しない企業の裏には、企業側の環境整備や規程整備の遅れがあることが伺えます。

 

<調査概要>

  • 実施期間 :2020年3月3日~3月13日
  • 対象:BacklogのユーザーもしくはBacklogのSNSフォロワーより668名が回答。うちIT・インターネット業界に所属する462名の回答を対象に分析。
  • 調査手法:インターネット調査

※本調査結果をご使用される際は、【Backlog総研調べ】とご記載いただけましたら幸いです。

 

■100万人が利用するプロジェクト管理ツール「Backlog」について

・「Backlog」サービスページ:https://backlog.com/ja/

タスク管理や Wiki など情報共有に関する豊富な機能や、直感的に操作が可能なインターフェースなどを特長としたプロジェクト管理ツール「Backlog」は、2005年にベータ版がリリースされて以降、多くのチームのコラボレーション促進のために導入・活用いただいています。現在、SaaS版 / インストール版の2つの形態で提供しています。

<導入事例一覧>
「Backlog」は多くの企業に導入・活用されています。こちらのURLに導入事例をまとめています:https://backlog.com/ja/blog/categories/customer/

 

■ヌーラボが提供するサービスについて

ヌーラボは、チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくするツールを提供しています。それぞれについての詳細は、こちらのURLよりご確認ください。

・プロジェクト管理ツール「Backlog」:https://backlog.com/ja/
・ビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」:https://cacoo.com/ja/
・ビジネスチャットツール「Typetalk」:https://www.typetalk.com/ja/

株式会社ヌーラボについて

本社
福岡県福岡市中央区大名1-8-6 HCC BLD
創業
2004年 3月
ウェブサイト
https://nulab.com/ja/(日本語)
https://nulab.com/(English)

※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。

お問い合わせ先

報道関係者からのお問い合わせ先
広報担当
電話番号
092-752-5231
E-mail
pr@nulab.com

ヌーラボについて

ヌーラボは、チームのコラボレーションとコミュニケーションを促進するソフトウェアを開発している、「楽しいこと好き」なイノベーター集団です。ヌーラボは、3人の開発者により2004年に創業されました。日本の福岡に本社があり、現在は、ニューヨーク・東京・京都・アムステルダムに拠点を持っています。