プロジェクト管理をボードゲームで学ぶ福岡大学商学部での出張講座をレポート

世界で128万人が利用するプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を提供する株式会社ヌーラボ(本社:福岡県福岡市、以下 ヌーラボ)は、2024年7月9日(火)に福岡大学商学部クリエイティブ・マネジメント・プログラム(以下、MaCOP)の学生40名を対象に、ボードゲームを活用したプロジェクト管理の講座を実施しました。

プロジェクト管理をボードゲームで学ぶ 福岡大学商学部での出張講座をレポート

■ 開催の背景

福岡大学商学部には、ゲーム業界のマネジメント研究に加え、同産業で活躍する「クリエイター人材」の育成に取り組むMaCOPというプログラムがあります。所属をする学生は、毎年チームを結成し、「ゲームの企画プロジェクト」を実体験する演習に参加しています。

福岡大学とヌーラボは、この講座が、参加する学生の方々にとって、チームとしてプロジェクトをうまく進めるコツをつかむだけでなく、企画の見積りやチームワーク、コミュニケーションの大切さを仲間と実感するキッカケとなり、その後の演習を含む取り組みを通じた成長の土台、有意義な機会となることを期待して開催に至りました。

 

■ プロジェクト管理講座のレポート

参加した学生のみなさんは、4〜5人で構成される全7チームに分かれ、まずはトライアルプレイを通じてゲームのルールを確認しました。今回の講座が初対面のチームもいくつかありましたが、このトライアルのタイミングで徐々に打ち解け、ゲームのコツをつかむと同時にチームとしてのコミュニケーションが活発に行われていました。

自分の役割ややる気の度合いをチーム内で共有

 

「プロジェクトテーマパーク」にはプレーヤー個人に対して勝敗の概念はなく、チームとしてのプロジェクトの「成功」と「失敗」のみが存在します。「期日までにテーマパークを完成させる」というプロジェクトに沿って、チーム一丸となってゲームを進めます。

また、ゲームでは全員が同じ条件で参加するのではなく、一人ひとりに「役割」が与えられます。例えば、頼りになる「エース」は臨機応変な対応ができます。「新人」はやる気はたくさんあっても、スキルや能力が高くない設定。中には、周囲のやる気を奪ってしまう「トラブルメーカー」や、失敗したらやる気が無くなってしまう「完璧主義者」も。リーダー以外にも多様な「役割」があることで、リーダーを支えるフォロワーシップも学んでもらいます。「役割」に加えそれぞれが持っている「やる気」の量や、途中で起こる天気に左右される「イベント」、さらにそこへ「サイコロ」という運の要素が加わり、複雑性が高く予測が難しいプロジェクトが進んでいきます。

サイコロを振って一喜一憂

ゲームが進み、見積もった建築予定のアトラクションが一つ一つ完成していくにつれ、各チームのテーブルでは歓声と悲鳴の声があがり始めました。最初にペースを飛ばし過ぎて、建築プレイに必要なやる気カードを持っている人が減ってしまった。見積もり通りに建築できず、早々にクライアントの信頼を失ってゲームオーバー。逆に、低く見積もりをし過ぎて、後半に多くのアトラクションが残ってしまうチームも。結果、全7チーム中3チームが、期日(3月)までにテーマパークを完成することができました。

 

■ 振り返りと参加した学生の声

最後にゲームと振り返りを通して、改めて重要だと思ったポイントを個人でまとめ、チーム内で共有し合いました。成功したチームからは、運要素はありながらも、可能性とリスクの状況をチームで共有しつつ、積極的にコミュニケーションを取ることで、少しでも前に進めることの大切さを共有してもらいました。また、講座後の参加アンケートからは、ボードゲームを使った体験学習に楽しみながら参加することで、今後のゼミの学習活動などの活かせる学びがあったと、多くの反響をいただきました。

  • 1人で頑張るのではなく、チームワークで頑張っていく大切さを学んだ。
  • いま自分がどんな状況に置かれているのかや進捗を、常に周囲に報告することはゲームに限らず、実際のプロジェクトにも活かせると思った。
  • 何かチームで活動を行う際、自分に何ができて相手はどんなことができるかということをコミュニケーションを通してしっかり共有することで、時間がかかるようにみえて、実は効率よく物事を進めることができると改めて感じました。
  • 自分の役割をいかにチームに活かしていくかが、プロジェクト成功の秘訣なんだと思った。
  • やる気を予測して自分はこのぐらいできる、できないという会話をしたことが印象に残った。日頃、自分はやる気の度合いを考えず、何でもできると言って、後から爆発しちゃうタイプなので気をつけようと客観的な気づきを得た。

また、参加した学生の方が、参加レポートブログを公開してくださっています。あわせてご覧ください。

株式会社ヌーラボさんのボードゲーム「プロジェクトテーマパーク」を体験した
 https://note.com/sasu_keke/n/n0f41ea329eb1

 

■ 本件に関するお問い合わせ

ヌーラボは、一人でも多くの学生が「プロジェクト管理」を学ぶことを通して、チームで協働するための役割認識や素晴らしさに気づき、“このチームで一緒に仕事できてよかった”と感じてもらえるような支援を行っています。

高校・大学をはじめとした教育機関での講座実施についてのお問い合わせは、「お問い合わせ」より「広報・取材等について」を選択いただき、ご連絡ください。

 

■ プロジェクト管理・タスク管理ツール「Backlog」について

・Backlog サービスページ:https://backlog.com

「Backlog」は、3つの強みを有するプロジェクト管理・タスク管理ツールです。

  1. 業界・業種を問わずお使いいただける親しみやすいデザインと操作性
  2. タスク管理のみならず、Wiki、Git、ガントチャートなどの豊富な機能がオールインワン
  3. 人数無制限のため、価格を気にせずチームメンバーを招待可能

2005年のリリース以降、多くのチームのコラボレーション促進に貢献してきました。現在、クラウド版 / オンプレミス版の2種類を提供し、世界で120万人以上のユーザーにお使いいただいています。

導入事例は「導入事例「Backlog」の記事一覧」からご確認ください。

 

◼︎ヌーラボが提供するサービスについて

ヌーラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」、オンライン作図ツール「Cacoo」、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるための「Nulab Pass」を開発・提供しています。

・プロジェクト管理ツール「Backlog」:https://backlog.com
・オンライン作図ツール「Cacoo」:https://cacoo.com/ja/home
・組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高める「Nulab Pass」:https://nulab.com/ja/nulabpass

 

株式会社ヌーラボについて

本社
福岡県福岡市中央区大名1-8-6 HCC BLD
創業
2004年 3月
ウェブサイト
https://nulab.com/ja/(日本語)
https://nulab.com/(English)

※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。

お問い合わせ先

報道関係者からのお問い合わせ先
広報担当
電話番号
092-752-5231
E-mail
pr@nulab.com

ヌーラボについて

ヌーラボは、チームのコラボレーションとコミュニケーションを促進するソフトウェアを開発している、「楽しいこと好き」なイノベーター集団です。ヌーラボは、3人の開発者により2004年に創業されました。日本の福岡に本社があり、現在は、ニューヨーク・東京・京都・アムステルダムに拠点を持っています。