2020年8月4日(火)よりNulab Passの正式提供を開始しました!
主な機能や提供形態は
「Nulab Pass提供開始!ヌーラボ製品でSAML認証によるシングルサインオンが使える」
をぜひご覧ください!
チームコラボレーションサービス(Backlog・Typetalk・Cacoo)を運営するヌーラボは、サービス利用時のセキュリティとガバナンスを強化する製品「Nulab Pass(ヌーラボパス)」を2020年夏を皮切りに、機能を順次提供いたします。
Nulab Passの概要については告知ブログにてお知らせしておりましたが、本記事では、2020年夏にリリースされるNulab Passの第一弾の機能や提供形態、料金について詳しくご紹介します。
2020年7月27日追記:Nulab Passご提供価格の変更にともない、本文記載の金額を500円(税抜き)から300円(税抜き)に変更しました。お手頃な価格になったNulab Passをぜひお試しください。
目次
2020年夏にリリースする最初の機能について
Nulab Passの第一弾リリースでは、以下2つの機能をリリースする予定です。
- 管理対象アカウント
- SAML認証
それぞれの機能について詳しく説明していきます。
管理対象アカウント
管理対象アカウントは、Nulab Apps(Backlog、Cacoo、Typetalk)管理者によるアカウントの作成/更新/削除などの操作が可能な新しいアカウントです。
現在提供しているヌーラボアカウントに加え、新しいアカウントの区分として管理対象アカウントを新設いたします。
Nulab Passをご契約いただくことで、組織のメンバー管理やチームの管理だけでなく、管理対象アカウントを使用した、より直接的なアカウント管理ができるようになります。
管理対象アカウントは対象の1つの組織にのみ所属でき、後述するSAML認証によるログインも可能です。
ヌーラボアカウントと管理対象アカウントの違いを簡単にまとめるとこのようになります。
管理対象アカウントは上記のような点を除けば、概ね従来のヌーラボアカウントと同様に使用できます。
なお、2020年夏の第一弾リリースでは、管理対象アカウントの新規作成がご利用いただけます。「管理対象アカウント」を新規作成いただくと、管理者の方は個人のアカウントを管理・操作することが可能となります。「ヌーラボアカウント」のままでは管理者の方は操作することができません。
既存のヌーラボアカウントから管理対象アカウントへ移行する機能については、現在鋭意開発中です。すでにBacklog、Cacoo、TypetalkなどのNulab Appsをご活用いただいている皆様には大変恐縮ですが、もうしばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
また、第一弾リリースでは、管理対象アカウントはSAML認証でのみ認証可能となります。パスワード認証やWebAuthn / FIDO2を使用したセキュリティデバイスでの認証に関しては、今後の機能追加をお待ちください。
SAML認証
Nulab Passをご契約いただくことで、SAML認証をご利用いただけるようになります。
Nulab PassはSAML 2.0に対応し、IDプロバイダーを経由したシングルサインオンに対応します。SAML 2.0に対応している ID プロバイダーであればご利用いただけます。
また、SAML認証をご利用いただけるアカウントは管理対象アカウントのみになります。 ヌーラボアカウントではご利用いただけませんのでご了承ください。
提供形態
Nulab Passは Backlog、Cacoo、TypetalkなどのNulab Appsとは別途ご契約いただき、それらと組み合わせてご利用いただくことを想定しています。
Nulab Passをご利用いただける環境・プランについて
Nulab Passは以下の条件に該当するお客様はご利用いただけません。
ヌーラボ製品(Backlog・Typetalk・Cacoo)をすでにをご利用中のお客様
すでにヌーラボ製品(Backlog・Cacoo・Typetalk)を正式導入している組織でNulab Passをご利用する場合は、近日リリースされる「管理対象アカウントへの移行機能」をお使いいただく必要があります。リリースまでもうしばらくお待ちくださいませ。
※管理対象アカウント移行機能の遅れについて:
管理対象アカウント移行機能は2020年内のご提供を当初予定していましたが、開発スケジュールの遅延のため2021年春ごろに皆様にご提供できる見込みです。
リリース計画の変更によりご迷惑をおかけしてしまい誠に恐れ入ります。みなさまの大切な情報を安全に管理するサービスをお届けできるように鋭意開発を進めておりますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
BacklogやCacooのエンタープライズプランをご契約中のお客様
エンタープライズプランではNulab Passをご利用いただけません。もしご利用を希望される場合は ①現在ご契約中のエンタープライズプランからクラウド版のプランに移行する ②近日リリースされる「管理対象アカウントへの移行機能」を利用する の2つの手順が必要です。お手数をおかけしますがご検討のほどよろしくお願いします。
Backlogクラシックプランをご契約中のお客様
クラシックプランをご利用中のお客様がNulab Passを使うためにはヌーラボアカウントに移行する必要がございます。「クラシックプランから移行する手順を教えてください」にクラシックプランからヌーラボアカウントに移行する手順をご紹介しております。年間契約による割引など移行のメリットも多いので、ぜひこの機会にご検討くださいませ。
Nulab Passのご利用手順についての詳細は「Nulab Passをはじめよう」をご確認ください。
料金形態はユーザー数での課金
Nulab Passのご利用料金はBacklog、Cacoo、Typetalkのご利用料金に加えて、その組織内の全ユーザー数での課金となります。1アカウント(=1ユーザー)あたり300円(税別)のオプションプランとしてNulab Passをお申し込みいただけます。
課金対象については今後順次検討を行っていきますが、現時点では監査ログ機能の提供を見越し、Nulab Passは、アカウントの種類(ヌーラボアカウント・管理対象アカウント)に関わらず、組織内の全ユーザー数が課金対象となります。
Nulab Passは30日間無料トライアル可能
Nulab Passは、Nulab Appsと同様に30日間の無料トライアルも提供いたします。トライアル中はユーザー数の制限なしでNulab Passの機能をお試しいただけます。
トライアル後もご利用を継続していただく場合には、正式登録を行っていただく必要がございます。なお、正式登録を行っていただかない限り、課金が発生することはございません。 正式登録後、ご契約中のヌーラボサービスのご利用料金と合わせて、Nulab Passの利用料金が発生いたします。
フリープランでもNulab Passを利用可能
Backlog、Cacoo、Typetalkのフリープランをご利用の場合でも、Nulab Passをご契約いただけます。
今後もさまざまな機能を追加していきます
2020年夏の第一弾のリリースでは「管理対象アカウント」「SAML 認証」の2つの機能をリリースしますが、今後も様々な機能の追加を予定しています。
- ヌーラボアカウントから管理対象アカウントへの移行
- 監査ログ
- ユーザープロビジョニング
- パスワード認証による管理対象アカウントの利用
- 管理対象アカウントへの2段階認証の強制や解除 etc.
実装時期についてはそれぞれ未定ですが、順次開発してみなさまにお届けしますので、楽しみにお待ちいただければと思います。
みなさまご待望のNulab Passを間も無くお届けします!
組織の管理者のみなさまから「管理者がアカウントを管理したい」「2段階認証の設定や解除がしたい」「SAML認証をしたい」「ユーザープロビジョニングをしたい」などご要望をたくさんいただいておりました。
特に、Backlogクラシックプランから新プランに移行いただいたお客様においては、今までできていたことができなくなり、不便を感じられていたかと存じます。
大変お待たせしてしまいましたが、「管理対象アカウント」という新しいアカウント区分を新設したことで、Nulab Appsの管理機能をより強化できるようになりました。Nulab Passとして組織のアカウント管理を強化していくことで、お客様のガバナンス強化に貢献していきます。
また、今後も継続して、みなさまのご要望は積極的に取り入れていきたいと考えております。いただいた様々なフィードバックはすべて開発者も目を通しております。
「こういった機能が欲しい」「このUIが分かりにくい使いにくい」など些細なことでもかまいませんので、なにか気になることがございましたら遠慮なくお伝えいただければ幸いです。
Nulab Passはあともう少しでみなさまへお届けできる予定です。もう少しの間、お待ちいただければと思います。
ヌーラボの新しいサービスとなる Nulab Passをどうぞよろしくお願いいたします。