mentoさんご協力のもと、コーチング研修を受講しました #ヌーラボBridge活動報告

ヌーラボのAngelaです。人事を担当しています。ヌーラボには、組織図にはないバーチャルチーム「Bridge」というチームが存在します。1年任期で最大2年まで在籍できるため、約半数ずつ入れ替えていくような運営を行っています。毎年代表の橋本より指名&本人受諾の流れを経て選出されたメンバーで構成されます。

Bridgeの役割は、ざっくりいうと「社員の成長応援団」かつ「会社文化のエバンジェリスト」です。社員を評価する上司的な立ち位置ではなく、近くで応援する存在を目指しています。

また、ヌーラボの組織図には、一般的な会社と同様に課長や部長といった役割(あえて役職とは呼びません)があります。しかし意思決定をその役割の人だけに任せるのは難しい話です。そんな役割を補佐しつつ、会社の拡大と共に伝わりづらくなる「文化」や「コンテキスト」を理解し、社内に広めるミッションを持ったチームです。

※この辺、細かく聞きたい方は是非人事のAngelaまでご連絡ください。

そんなBridgeのメンバーで、mento for businessご協力の元「コーチング」に関する研修を受けました。

 

コーチング研修を学ぶ必要があると思った理由

ヌーラボでは、Bridgeのメンバーが同じ部署のメンバーと業務関連の話をする1on1を担うことがあります。また、今年からはSmall Talkという「部署の異なる人と斜めの関係を構築するための、評価とは全く切り離したセッション」というものを設けています。こんなヌーラボではコーチングを学ぶ人が増え、今ではコーチング部なるものも出現しました!

※コーチング部の活動については「自分にとってのコーチングの価値や目的をまとめてみた」の記事をご覧ください。

BridgeにはSmall Talkを通して「社員をコーチングする」というミッションは設けられていません。また、同部署のメンバー同士で1on1をしたとしても、「上司・部下」のような関係性を設けていないため、なんらか指導や命令をする関係性でもありません。でも世の中に出回っている1on1の書籍には「上司・部下」を前提としたノウハウしか書いていないんですよね。

ヌーラボとしては「ゆるい」関係性の中でも、社員同士がお互いの成長に寄与し合える関係性ができたら組織はもっとよくなるのではないかという思いがあるため、コーチングそのものがミッションではなくても、スタンスとして知っておいて損はないだろう…。

メンバーの中でもコーチングを学びたいという機運は高まる一方でした。

まとめると、

  • 世の中には上司・部下の関係性を前提としたノウハウ本が多い
  • 役割などの関係を取っ払って、社員同士がお互いの成長に寄与できたら理想的

この2つが大きな動機となり、弊社の状況にフィットしそうなコーチングの研修を設定することにしました。

 

研修の流れ:体験、言語化、インプット&アウトプット

研修の前に、受講するメンバーには実際にコーチングを受けてもらいました。
コーチングは「本人が受けたいという気持ちを持っているか」という要素が大きく影響すると考えたので、業務などで忙しい人には強制せず、「受けたい人は受けてみよう」というスタンスでmento for businessのチケットを配布しました。

そして研修の当日は、

  • コーチング体験の感想の共有
  • コーチングとは
  • 実際にロールプレイング

というサイクルで、学んだことをその場で試してみるセッションを設けてもらいました。

 

 

メンバーからの感想

  • テンポよく講義と実践が流れていて、あっという間の2時間でした!
  • オープンクエスチョンとして「最近モヤモヤしていることは」「ついつい先延ばしにしていることは」は今後の社内1on1でも使わせていただきたいと思いました。
  • 他の人が受けたコーチングのお話や、体験談、ワークショップの振り返りで感じた話を聞いたりできて、とても良かったです。
  • コーチングにおいて大切なこと(傾聴の姿勢が言葉の外から出ている状態でのぞむ)も改めて再確認できましたし、ワークショップを通して実際に験して気づけたこと(自分の気づいていない変化をフィードバックされてハッとする感覚)もありました。

コーチングに関しては初学者〜結構学んでいる人と様々だったのですが、概ね満足度が高かったです!

 

ロールプレイングの重要性

最近は1on1の普及によって、1on1のノウハウ、転じてコーチングを学ぶ人も周囲に増えてきたように思います。この領域で最も重要で効率的な学び方はロールプレイングではないかと再認識する研修でした。

  • 人がコーチングしている様子を見て、問いかけのワードや質問の視点を参考にする。
    • あ、こういう質問するんだ…
    • 私にはこの視点からの問いかけはなかった!
    • この質問を自分がされるとこう感じるのか
  • 人にコーチングを見てもらって客観的に自分の話し方を見てもらう。
    • 思ったより緊張して急いで話していない?
    • 相手がまだ話したい雰囲気なのに遮っていない?
    • 相手の話を聞くことを忘れて自分の話を返していない?

ヌーラボは別にmento for businessさんの回し者ではないのですが(笑)、会社で1on1などの取り組みに関わる方は、mentoさんじゃなかったとしても、ノウハウ本を読むのではなくコーチングを体験する研修を実施することをお勧めします。

 

これからの活動

この研修をきっかけに社内の有志の活動であるコーチング部の部員も増えました。週1回集まり、ペアコーチングや1人をクライアントに見立てて複数名でコーチングするなど、実践を交えた活動を行っています。今後も継続していきたいですね。

テレワークという環境の中、コミュニケーションのスタイルが見直されていますが、ヌーラボとしては「全員が同じだけコミュニケーションを欲していない」と考えています。Small Talkという挑戦をしていますが、今後は施策を見直すこともあるかもしれません。

それぞれの人が自分に合った社員同士の関わりができるようにBridgeとしては手助けしていきたいですね。

もし、こんな我々の活動を覗いてみたい…なんて思っていただける人がいたら、是非Angelaまでご連絡ください!

 

mentoさんにもヌーラボのことを記事にしていただきました!

https://note.com/ugoku_mento/n/n83d581a1b7e1

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