いわゆる”中年”の僕が約半年間の育児休業を取得した(前編)

カスタマー部でお問い合せ対応を行なっている Takagi です。

2021年11月末〜2022年5月末の約半年間、育児休業を取得しました。
そして、ちょうどこのブログを書いている今月(2022年10月1日から)は産後パパ育休(出生時育児休業)が施行されました。

このブログを読んで、これから出産を予定されているご家庭の男性が、育児休業(以下、育休とします)取得を考えるきっかけになれば嬉しい限りです。至らない点も多々あるかと思いますが温かい目で読んでいただけると幸いです。

書いていたら長くなったので、前編と後編に分けています。前編は、育休取得を決めた理由と決めてから妻が出産・産後の入院中までの話、後編は、妻の退院後から復職後の数ヶ月までの話です。

近年では、晩産化が進んでいますが、世の中の傾向と同じように我が家も晩婚・晩産でした。妻は高齢出産で、私は中年とよばれる年代になります。

 

育休を取得した理由

私が育休を取得した理由は、大きく以下の3つです。

  • 私自身が育児で、一人でできることを増やす
  • 妻の産後サポート
  • 育児を楽しむ

きっかけは、同僚のテリーさんが取得していたことで自身も育児との向き合い方を考えたことでした。

僕と赤ちゃんが過ごした、1年1ヶ月の育児休暇

実は、妻に取得について相談をする段階で、自分の中では取得することをほぼ決めていました(笑)実際に相談したら喜んでくれてほっとしました。その後、妻が安定期に入ってから上司に育休を取得したい旨を報告しました。

業務に関しては、日頃から属人化しないように心がけていたので、引き継ぎ作業などはそれほどなかったのが幸運でした。さらに、チームメンバーが育休を取ることを応援してくれていたので不安はなかったですが、1人抜けることで負担が増えることは正直申し訳なく感じていたのが本音です。

 

目標は「育児について、一人でもできることを増やす」

初めての育児だったので、妻が体調を崩しても安心して過ごせることを目標にしました。
育児は夫婦で力を合わせてやっていきたいと考えていたが、やれることが1つでも増えれば、これから育児をやっていく中で不慣れよりも慣れていた方が総合的に良いのではないかと感じたからです。

目標その1:妻の産後サポート

産後の女性は心身ともに変化や負担が大きいとのことで、また高齢出産かつ産後実家に帰る予定がなく、コロナ禍で妻のサポートはおそらく私しかできない状態だと思ったので、少しでもサポートできればと考えました。

目標その2:育児を楽しむ

「育児は大変だ」とよく耳にしていましたが、働きながらよりも育休を取得すれば、時間や心身共に余裕を持つことができ、大変だけれど子どもの成長を楽しめるのではないかと想像していたことも、育休をとった大きな理由です。

 

育休を取得する際の不安

これから初めての育児を予定されている方は、どのような不安を抱いていますでしょうか?
私は、育休を取得するにあたって様々なことをネットで調べたけれど実際にやっていけるか、また具体的に何をやっていけば良いのか正直イメージできていなかったです。
女性は、妊娠すると周りの友達との会話などで妊娠した際に役立つ情報や子どもが生まれる前、生まれた後に気をつけておくべきことなどの情報を様々な手段で入手していると思います。
しかし、私は子どもが生まれることに対して自覚が足りておらず友達へ育児に関するリサーチをしていなかったり、妻が妊娠中の配慮や子どもが生まれる前後で気をつけておくべきことなどの情報収集ができていませんでした。

また、夫婦ともに育休を取得するため給料による収入はストップし育児休業給付金が入るまでは収入がなくなることで、育児に関する費用がどのくらい掛かるのか不明瞭だったので、少し不安を抱いたのを覚えています。

 

育休を半年に設定した理由

金銭的、復職時のことを考えて約半年にしました。金銭的な…という要因は、1カ月の育児休業給付額が

  • 育児休業開始から180日は、[休業開始時賃金日額×支給日数×67%]
  • 育児休業開始から181日目以降は、[休業開始時賃金日額×支給日数×50%]

(2021年11時点)

になることでした。

また、復職時に際して、妻が育児休業中に、夫の自分が仕事と育児の両立に慣れるための時間を少しでも持てたらと考え、6か月の区切りにしました。復職しても、以前と同じようにすぐに業務をやっていけるか不安はありました。業務をやっていく中でどのように育児と関わりを持つことができるか考える時間は必要ですね。

 

育休中前後での出来事(妻が出産・産後の入院期間中)

1on1中に陣痛が始まる

私は、出産の立ち会いを予定していました。そのため、出産予定日や予定日翌日の会議参加時には、あらかじめ妻の陣痛が始まると途中で抜けさせていただきたい旨を伝え会議に参加していました。実際、妻の陣痛が始まった時に私は 1on1 中でしたが、途中で切り上げさせてもらい妻を連れて病院へ行くことができました。

病院に到着後、妻は新型コロナウイルス感染症の検査を行い、私は車で待機していました。コロナ禍でしたが、幸いにも緊急事態措置期間外だったので私も新型コロナウイルス感染症の検査後に少しだけ出産に立ち会うことができました。赤ちゃんが産まれて鳴き声を聞いた時、妻が妊娠してからずっと大切に育ててくれ頑張ってくれたことを思うと感慨深いものがあり天にも昇る心地でした。それと同時に、責任を持って育てていかなければならないという思いが込み上げてきました。出産を見届けた後は、病院に居ることができなかったので、帰宅し仕事を再開しました。

必要事項はBacklogで

育休入る前日は、会社に出社し昼過ぎまで業務を行い、その後貸与しているPCとカードキーの返却や必要な手続きを行いました。

育休に入って妻が入院中の間は、チャイルドシートの取り付け、赤ちゃん用ベッドの組み立てなど赤ちゃんが過ごせる環境の最終確認を行いました。

出生届など役所への手続きが必要なものを確認したり、コロナ禍だったこともあり産婦人科での沐浴教室は開催されなかったので、YouTube で沐浴や抱っこのやり方、おむつの変え方、ミルクのやり方などを何度も見てイメージトレーニングをしていました。

役所への手続きが必要なものは、Backlog に課題を作成し、必要な手続きを妻と共有しました。

ここまでが、育休取得を決意してから、育休に入るまでの振り返りです。

後編では、育休期間中から復帰後、また復帰後の同僚の声をお届けしたいと思います。

より良いチームワークを生み出す

チームの創造力を高めるコラボレーションツール

製品をみる