ヌーラボで人事を担当しているAyatanとAngelaです。
5月末に「 #ITエンジニア採用入門 」を読んで取り入れたいことを宣言するというブログを公開しました。
そこで、エンジニア採用の日々の取り組みで見直したいことを洗い出し、やるべきことを宣言しました。
<宣言したやること3つ>
ふりかえりが完了した後に進捗、結果を報告することをブログの最後で書いていたので、お約束通り(笑)6月末に実施した「ふりかえりの実施」のレポートを中心にお届けします!
目次
求人票の定期更新
月1回の更新日時をカレンダーに入れ、6月中旬に初回の更新を実施しました。現在掲載している媒体を1つひとつ開き、オンライン画面で共有し各求人に更新の必要性はないかを2人で確認しながら、その場で更新作業や書き換えが必要な場合は、Backlogに課題を作成しました。
求人票の更新で意外にあるのが「募集停止」にしたけれど更新ボタンを押しておらず、掲載され続けていたなどの凡ミス。
複眼チェックしながらそのようなミスが防げるのは、共同作業のメリットですね。
オンラインで画面共有し一緒に更新作業
スカウト文に必要な項目の見直し
弊社は「チームや職務に対しての発信量」がまだまだ多くないということについては、前回のブログでも触れましたが、この1ヶ月で発信量を大幅に増やすことはできていません。
ただ、ITエンジニア採用入門での記載もあるように、 所属の部門やチームに関わる魅力、人についての情報を事前にお伝えしておくことの大切さは十分に理解したため、
スカウト文や、面談・面接前の案内メールの中に、チームのメンバーのインタビューやブログ記事をできるだけ織り混ぜてお伝えするようにしました。
面談でお会いする時に「ブログで読みました!」とか「インタビューの記事に書かれていたのですが…」と候補者の方からお話いただける機会も以前より増えた気がします。
面談や面接前に、参加するメンバーの情報が1つでも多い方が候補者も安心すると思いますし、受け皿となるコンテンツ作成は、引き続き力を入れて行こうと思います!
“YWT法”で採用施策のふりかえりを実施
「ITエンジニア採用入門」の中ではKPTが手法として紹介されていましたが、私たちは「YWT(やったこと・わかったこと・次やること)」
で四半期に一度のふりかえりの時間を設定することにしました。(参考にしたのはこちらの書籍です!)
前回のブログでも書いたのですが、これまでさまざまな採用施策について、ふりかえる機会は少なく、その結果や効果の測定が曖昧でした。
この振り返りは四半期に一度の実施と決めていたので、今回は、2022年4月〜6月までの3ヶ月に「Y=やったこと」「W=わかったこと」「T=次やること」を洗い出ししていきました。
今回は、あえてリアルにポストイットを使って書き出ししてみました
「Y=やったこと」は漏れがないように各ツールを隅から隅までチェック
正直、3ヶ月前にやったことは、自分たちの頭だけを頼るとかなり漏れがありそうだったので、ここ3ヶ月で取り組みしたことを下記を元に洗い出ししました。
- Backlogの課題
- カレンダーの予定
- 個人のToDoリスト
この「やったこと」を洗い出す作業をするだけでも、改めてどの課題が仕掛かり中・解決済みなのかを可視化することができました。中には、実施したことが頭からすっかり抜け落ちているものもあったのですが、それは、その問題がすでに解決されている証拠。
改めて目の前に並べられたタスクの数を見直すことで「こんなこともやったんだ!」「前進しているんだ!」という前向きな気持ちになれました。
日々の採用活動には常に悩みや問題がつきものだと思いますが、過去の施策を振り返るだけでも、次の施策への大きなやる気に繋がりそうです。
「W=わかったこと」を言語化、共有、アウトプットすることで、自分だけの意見をメタ認知に
施策を通して「わかったこと」を各人で言語化し、伝え合えたことも非常に有意義でした。
自分一人だと、わかった気になって言語化することをサボってしまいがちですが、言語化しなければいけない状況を作ることで改めて深く考え、重ねて新しい意見をもらったり、共感してもらうことで、施策の効果をよりメタ認知することができました。
ブログなどでアウトプットする大切さも同じですね。
「T=次やること」は、1つ1つをBacklogの課題にして完了を目指す
「T=次やること」は、「Y=やったこと」「W=わかったこと」から、改善した方が良いことや新規で取り組みたいことを洗い出ししていきます。
ここは、あくまでも「次の3ヶ月」の間にやるべきこと&「達成できそうなこと」を挙げていきます。
- あと数年後にはこうありたい!こうしたい!
- もし、◯◯が◯◯だったら…
のようなゴールが長いものや、可能性が低いものは、今回の「T=次やること」とは区別して考えます。
3ヶ月後には全部完了できそうな施策を洗い出したら、Backlogの課題に1つ1つ登録をし、あとはそれを期限までに完了させるのみです。
つぎやることを一つ一つ課題に
ふりかえりは、絶対にやった方が良いと確信
YWT法でのふりかえりは、
- 効果測定ができる
- 新たな取り組みを考えられる
という点で、効果を感じました。今後は、加えて
- いらないものを選別する
という場にも使いたいと考えています。
「新たな取り組みを考えられる」一方、やることがどんどん積み増しになっていっては、結局やりきれないままになってしまうでしょう。
新しいものを取り入れると同時に、これまで惰性でやってきたことや、スリム化すべきことにも目を向け、捨てたり、圧縮したりすることも実行する必要がありそうです。
次回のふりかえりからは、ぜひこの「いらないものを選別する」時間としても活用したいと思います!
ふりかえりの時間を作ってみて、思ったことがもう1つあります。
これらのふりかえりのような作業は、オフラインで業務を行っていた時には、実は自然にやっていたことなのではないか、ということです。
ランチの時間、休憩時間、通勤時間など、チームメンバーとの雑談の中で、意識せずともこれらのふりかえりをやっていたんじゃないかと過去を思い出しながら感じました。
リモート業務が多くなっている今、だからこそ、あえて「ふりかえり」の時間をロックし、その時間はとことんこれまでの業務に向き合い、ふりかえりする時間に充てることが必要かもしれないですね。
次回のふりかえりは3ヶ月後。ふりかえりそのものもどんどん進化させ、ブラッシュアップしていきたいと思います。
また共有できることがあれば、ブログにまとめますのでお楽しみに!