何かをつくって楽しむって素敵なこと!佐渡総合高校の素敵な高校生とお話ししたらキラっと輝いてた話

こんにちは。カスタマー部販売管理課のおはなこです。

今日は佐渡の高校生のみなさんとお話した様子を、おはなこ目線でお伝えしたいと思います。ヌーラボブログリレー2023 for Biz Advent Calendar 2023 の12月22日のブログです。明日はIkumi Sakamotoさんです。

 

リゾートワーク

リゾートワーク??

2023年11月、弊社のリゾートワーク制度を活用して新潟県佐渡市を訪れました。詳細はアンヂェラのブログ「声を大にして伝えたい。リゾートワークは福利厚生ではなく教育研修制度です」に譲ります。が、おはなこも声を大にして伝えましょう。

弊社のリゾートワークは教育研修制度です!!!!

実は周囲の理解を得るのが大変なリゾートワーク

ユニークなものって世の中いろいろあると思います。ユニークだからこそ理解できたり、できなかったり。受け取り方も人それぞれ。このリゾートワーク制度も、どうも家族にとってはちょっと理解し難いものだったご様子。

「リゾートでワークって何?」
「小さい子がいて、旅行に行くだけでも大変なのに、仕事できる?」
「ところで学校で授業できるの?あなたのスキルは?」

自分とみてる景色が違うって、とっても大事だと思ってます。だって自分にない視点を得られるからです。だけど、一緒に生活する、行動する、時間を共有するとなると、とぉーっても大変です。何度も話し合いを重ねました。

「いつもと別の場所で仕事するってだけなのよ。」
「娘が大きくなって、私の意に反するような道を選んだとしても、心のどこかではちゃんと応援できるようになりたいの。『ママだって、賛成されなくても、自分の肚の声に従って、やりたいことを貫いたことあるのよ、だから大丈夫よ、もし失敗したら戻ってきたらいいの』なんて思えるかもしれないじゃない。そのためには、ママもちゃーんとやりたいこと、やらなきゃいけないのよ。」
「お休みも取れるわよ。授業は…やったことないけど。」

こんなことを何度も話したような気がします。残念ながら、これで相互理解がきちんと得られたとは言い難い。ですが、最終的には家族が私の熱意に折れてくれました。1週間の休暇をとって、一緒についてきてくれたのです。自分の価値観にそぐわなくても、ちゃんと話し合ってくれることに、そして、休暇をとってくれて一緒に来てくれたことには、感謝の気持ちでいっぱいです。

佐渡のトキの森公園で家族で遊びました

リゾートワークに感じた魅力

このリゾートワークに魅力を感じた一番の理由。それは自分以外の誰かのために何ができるかを考える研修制度だったからです。その背景については、今回の授業で参考にしたグッド・ライフ(※1)という本から引用してみます。

心理学では、自分の人生以外の物事に関心や活動を広げることを「ジェネラビリティ(次世代育成能力)」と呼ぶが、これが中年期を生きる力やわくわくする気持ちを引き出す。ハーバード成人発達研究の被験者の中で幸福度や充実度が最も高い人たちも、「自分のために何ができるだろうか?」という問いを、「自分以外の世の中のために何ができるだろうか?」にうまく切り替えることができていた。

自分以外の世の中の誰かのために何ができるだろう…。大きなことはできないですが、何か小さなことでもできるといいですよね。ただこれがとても難しい。

本文中の中年期については、41歳から65歳との記載があるようです。ただ、年齢だけでとらえるようなものではない気もしています。なんとなく私自身、今この中年期に差し掛かっているように思っています。自分が何をしてもらうかを考えるのではなく、自分が、誰かのために何ができるかを考え実行する。今回の研修制度を中年期のアクションのひとつととらえています。

この制度では授業内容を誰かから指定されることはありません。その代わり、自らがもっているものをふんだんに使って、誰かのために何ができるかを、一から考えて応募します。実際に各地に派遣されるのは数名です。しかし、採用されようとされまいと、そんなアクションをとること自体に魅力を感じるのです。

 

何かをつくるって素晴らしいことだと思う

今年で私もママ6年生、少々落第気味というところでしょうか。多分一般的な「理想のママ像」からは程遠い。かといって、単に社会人としても、優秀な人間ではありません。

それでもここで働いているのは、多分ヌーラボで働くことにいろんな意義を感じているからなんじゃないかなと思ってます。Valueについてはよく触れられている気がするので、今回はMissionを見てみましょう。

To make creating simple and enjoyable
創造を易しく 楽しくする

私の仕事は、見積書を作成したり、請求書の確認をしたりすること。ヌーラボのプロダクトにどっぷり関わるようなかっこいいエンジニアのお仕事ではありません。何かを楽しそうに作っている人たちと一緒にいて、自分の経験やできることでサポートする、そんなことを日々やっています。

あまり目立たないお仕事なのかもしれません。ヌーラバーから、何やってるの?ってよく聞かれます。でも、そのくらいの方が私はいいのかなぁと思ったりします。知られてなくっても、そして自分の仕事の範疇じゃないとしても、結果的に誰かの役に立っていたら、それで十分かなぁと思ったりしてます。

楽しそうに何かを作っている人のそばにいると、ほっこりします。私から見るヌーラバーって、見た目は大人だけど、子供みたいに夢中で何かを作ってたりするんです。そんな姿を横目で見ると、ひらがなを夢中で書いてる我が子の姿と重なって、なんとも愛おしいと思うわけです。

私はプログラムは書けないけれど、自分にあるスキルで、何か作ることを楽しんだりしています。お洋服やアクセサリーを作ってみたり。マフラーを編んだり、こうやって文章を紡ぐことも、何かを作ることの一つですね。だからこそ、思うんです。

何かを作って楽しむことほど、素敵なことはありません。

キラキラしたものに惹かれていく昨今。個人的な感覚ですが、動画の1コマも、リリースされる1曲の長さも短くなってきているように感じます。イントロがない曲も以前に比べて増えたのかしら。どこかへ何かを投稿すれば、1秒でも早くいいねやお返事がほしくなったりしちゃいます。無意識に誰かと比較して、足りないものを探したりしていませんか?

こんな時代だからこそ、自分の心の中にある大事なものを、ちゃんと大切にする。心の声を真摯に誠実に受け止めること。たとえ、どんなに時間がかかっても、手間がかかったとしても。

何かを「創造」すること、そして「創造」の敷居を下げて「易しく」して、気の合う仲間と「楽しく」暮らす。このMissionが今の私にはとっても大事なことに思えるのです。そんなことを考えていたら、自分が大切に思っていることを家族やヌーラバー以外の誰かにも伝えてみたくなりました。

授業の中で弊社のMission「To make creating simple and enjoyable(想像を易しく 楽しくする)」をご紹介しました。

 

さて授業だ

準備

さぁ。佐渡総合高校にいくことが決まりました。大変です。保育園をお休みすると伝え、行きと帰りの飛行機やホテルの手配、現地の調査から必要なものをピックアップ。授業の準備もしなければなりません。旅行でウキウキな娘を横目に一緒にウキウキしつつ、授業への思いをめぐらせました。

まずやったのは、現役高校教師の幼馴染M君へ連絡。そう、泣きつきました。

「授業をやることになったのだけど、アドバイスをくれないかい?」昔から誠実な友達のM君。とても丁寧なアドバイスをいただきました。さすが現役の先生。感謝してもしきれないほどです。そのうち会ったら、たんまりお礼を言わねばなりません。
それからリゾートワーク参加者全員で弊社アンヂェラの話を聞きました。授業設計のコツや、ポイント、どんな風に進めて、どんなところを考慮したらいいのか、などこれまでの経験を元にじっくり教えてくれました。Backlogの課題上からいつでも質問できたし、やることもタスクで明確になっていて、迷いません。リゾートワークが未経験の私でも、とても安心して進めることができました。

少しでも楽しんでほしくてたくさんの種類の付箋を用意しました

迷ってる暇なんてない。でも、何を話そう。

授業のテーマは応募時に概ね決めていました。申請して、会社からのOKも出ていました。でも何だかしっくりきません。本当にこれでいいのかしら。

授業の前に、佐渡総合高校のO先生とMeetで面談し、ご挨拶を兼ねて生徒さんの様子を聞く機会を設けていただきました。その日、確か私は先生に「生徒さんに将来どんなふうになってほしいですか?」そんなことを伺った気がします。

そして、先生との対話の中で、私が感じたこと。それが「幸せ」だったのです。

何だか今も、そしてこれからもO先生は生徒さんたちの幸せを願っている。先生の思いも授業に込められないだろうか、会社に申請したテーマと幸せを掛け合わせたらどうだろう。授業のヒントは先生との対話からいただいたものでした。せっかくなら、生徒のみなさんの未来に何かプレゼントができるような、そんな授業にしよう。これから先幸せな人生を送ってもらえるような時間を一緒に過ごしてもらおう。
O先生との対話には素敵なヒントがたくさん詰め込まれていました。

授業の準備中にヌーマンと一緒にパシャリ。

人生で初めて教壇に立つ

ええ。もうそりゃあ、ドキドキでした。正直何を話したかちゃんと覚えてないくらいです。とても緊張しました。

まず最初にみなさんに聞いた質問。

「これから先の人生で、幸せになるために必要なものを11つ挙げるとしたら何ですか?」

今心に思うことを付箋に書いてもらって、最後までそっとそばに置いてもらいました。この答え、正直正解なんてないと思っています。だから最後までみなさんに書いた内容は聞きませんでした。でも、もしかしたら授業をうけて、何か自分の考えが変わるかもしれない。そう思ったので、そっとそばにおいてもらいました。

その後、グループをつくってもらい、簡単なクイズやヌーラボについて、そして私のお仕事について説明しました。

それからは、お金と感情のワークを実施。

まず、最近うれしかったことや楽しかったことをあげてもらいます。その中で、お金を使ったものをピックアップしてもらいました。どんなお金を使って、どうやって支払いをしたんだっけ?何を買った?何に使った?その時なんでそんなアクションをしたんだろう、ということをグループで深堀してもらいました。
なかなか難しかったのかもしれません。それでも、みなさんワイワイお話ししながら、取り組んでくれました。お金の使い方には今の自分の想いが現れるのではないか、という私の考えと『すべては1人から始まる――ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力』という本(※2)に書いてあった「マネーワーク」というワークを組み合わせて考えたオリジナルのワークでした。

さらには政府広報オンライン「18歳、19歳の皆さん、ご用心!成人になると増える、こんな消費者トラブル ~18歳から大人~」や一般社団法人全国銀行協会「金融犯罪の手口 銀行口座の売買」などを参考に、これから社会に出るにあたって気を付けたほうがよさそうなことをお伝えしました。

そして今回私がこの授業で伝えたかったメッセージ。

自分の心の中にある大事なものを見失わないでほしい。お金は素敵な人生を送るためのツール。ツールはうまく使って、自分の人生の味方にして欲しい。失敗もする時もあるかもしれないけれど。困ったら1人で悩まないこと。

これから先、いいことも悪いこともあると思うけれど、きっと人生は豊かなものだと思う。だからどんな時も未来への希望を捨てないでほしい。ぜひ周りの気の合う仲間と楽しく日々を過ごして、素敵な人生を歩んでいってほしい。

私はまだまだ未熟で人生修行中の身なんですが、何か少しでも受け取ってもらえたら、嬉しいなと思います。そして、このような機会をくれた佐渡総合高校のみなさまに心から感謝しています。

授業の最後に伝えたかったことをみなさんへお伝えしているところ

 

佐渡総合高校の生徒さんの素敵な作品たち

ここで、佐渡総合高校の皆さんの作品を2点紹介したいと思います。

一つは「佐渡に暮らす私は。(※3)」と題した本。佐渡総合高校の生徒さんたちが、佐渡で働く人たちにインタビューした本です。とても美しく切り取られた写真がいっぱい!!
O先生に伺うと、プロの方に写真を教わって、撮影したのだそうです。どれも美しいと思える写真ばかりでうっとりしました。「今」という2度と戻ってこない美しい瞬間が、たくさん詰め込まれていました。インタビューの文面もとても読みやすく、ほっこりしました。

もう一つは、箸置き。佐渡の形をした、アイディア溢れる作品です。金山銀山で栄えた島の文化を思い起こさせるようで、とても素敵です。佐渡島の中心にお箸を置くことができます。今我が家の食卓で活躍しています。

きっと佐渡総合高校の生徒さんたちも、ヌーラバーたちと同じように何かを作ることを大事にしてくれている気がしています。今も仕事が終わって眺めると心がほんわかします。そしてお話しした生徒さんたちの原石のようなキラッとした輝きを思い出します。

また、授業では少しでも楽しんでほしくて、様々な形の付箋を用意しました。ある生徒さんはてのひらの付箋をぐーにしたり、ちょきにしたりして遊んでくれていました!!そんな姿が心から嬉しく、なんてかわいらしいのだろうと思いました。どんな小さなことにも楽しみを見出すことの大切さを教えてもらった気がしています。

佐渡総合高校の生徒さんの素敵な作品

 

未来への願いを込めて

反省点をシェアして未来へ繋ごう

ふぅ。何とか授業が終わって福岡へ帰ってきました。このブログを書くところまでがリゾートワークです。でもそれだけじゃ、何だか腑に落ちない。

未来のために、社内でも何か繋げるアクションが必要なんじゃないかな。そんなことを考えて、チームのみんなが参画したりできるよう、経験や感じたことをシェアする時間を設けました。
実際にかかったお金や補助、準備や反省点など、私が失敗した恥ずかしいことも含めてシェアすることにしたのです。私の部署のたまサポ(カスタマー部)のみんなは、一人一人とても思いやりがあります。優しく私の話を受け入れてくれました。えーーっというような恥ずかしい失敗話もみんなで楽しく聞いてくれました。

来年も再来年もこの制度が続きますように、そしてたまサポの誰かがリゾートワークに行って、自分の思いの丈を未来に繋げることができたら素敵だなぁって、思いながらみんなに伝えることができました。

「これから先幸せな人生を送るために必要なもの」は?

これから先幸せな人生を送るために必要なもの。1つだけあげるならなんでしょうか。授業の中でも皆さんに考えていただきました。前述した通り、たぶん正解はありません。

ただ、ハーバード成人発達研究所の80年以上にわたる研究を行っている研究者によると、「健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要だ。以上。(引用:※1)」だ、そうです。

そして「人間関係が良好な人ほど、年齢に関係なく死亡リスクが低かった(引用:※1)」という研究があるようです。詳しくは引用した書籍に譲りますが、仕事においても家族においても、同じことが言えるようですね。

雨上がりのきれいな虹。なんと同時に二つ見えました。

今日は冬至。一年で最も日が短い日に、想うこと。

今日は二十四節気でいうところの「冬至」、七十二候は「乃東生 (なつかれくさしょうず)」という季節です。カボチャを食べたり、お風呂に柚子を浮かべたり。夏至の頃には枯れてしまうお花も、これから芽を出し始める季節です。さぁ2024年はどんな一年になるでしょうか。

悲しい別れや嬉しい出会いもきっとあるでしょう。
のぼりゆく朝日や沈みゆく夕日の流れを人間に止めることができないように、思い通りにいかなくて、虚しさでいっぱいになったりする日もあるかもしれません。

それでも。

何もうまくいかなくても。
自分の非力さを嘆いて膝を抱えるようなことがあったとしても。

未来の自分に、未来の誰かのために小さな「宝物」を送ってあげられるような、そんな一年になるといいなと思っています。例え暗闇の中にいたとしても、どこかにわずかな光を見出せるように。弱る日だってあるけれど、きっとそれも大切な時間だといつか思えるように。

一年のうち最も日が短い大切な今日、こんな想いを祈るようにそっと心に忍ばせています。

このブログをお読みになっているあなたは今、何を願い、どんなことに想いを馳せるでしょう。たまにはPCを閉じて、美しい夕日を眺めながら、ぼんやりと考えて見るのもいいかもしれません

いつもヌーラボを大事に想ってくださるみなさま、
2023年も残りわずかですね。クリスマスやお正月を楽しくお過ごしください。
2024年がみなさまにとって、素敵な一年になりますように。

最後に佐渡で出会った感動的な夕日と
佐渡総合高校のみなさまに送った言葉を認めておしまいにしたいと思います。
長いブログでしたね。最後までお読みいただきありがとうございました。

There isn’t time, so brief is life, for bickerings, apologies, heartburnings, calling to account.
There is only time for loving, and but an instant, so to speak, for that. -Mark Twain※4

かくも短き人生に、争い、謝り、傷心し、他人を責める暇はない。あるのは愛するための時間だけだ──たとえ、それが一瞬にすぎなくても。 ──マーク・トウェイン※1

佐渡で見た水面に沈む美しい夕日

(出典)
※1 グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない ロバート・ウォールディンガー、 マーク・シュルツ (著)
※2 すべては1人から始まる――ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力 トム・ニクソン (著)
※3 佐渡に暮らす私は(撮影・執筆 新潟県立佐渡総合高等学校 / 企画・監修 田口康大 / アートディレクション・デザイン 伊藤裕 / 撮影 小倉快子(BOOKS f3))
※4 THE GOOD LIFE AND HOW TO LIVE IT / Rober Waldinger and Marc Schulz

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