入社者のインサイトを探る!異なる出会い方をした9月入社の3名に聴く、ヌーラボ「入社者体験」とは?!

ヌーラボでPRを担当しているAngelaです。2020年8月に、ヌーラボが勤務地条件の廃止をしてから早2年超。今や全国17都道府県でヌーラバーがフルリモートで働いています。近々さらに他の県のメンバーも増える見込みです。

2022年9月、そんなヌーラボに、所属拠点がバラバラの(福岡・東京・京都)の3名の新入社員を迎えることができました。

別々の拠点に所属しながらも同期のお三方は、入社までの経緯もバラバラ。ただ、口を揃えて「入社までの流れが良かった」と、オンボーディングの感想を寄せてくれました(感激)。今日はそんなお三方に、ヌーラボ入社までのことをインタビューさせてもらい、採用候補者が入社までのプロセスの中で感じることについて徹底分解することにしました。

つい最近まで人事をしていた身としては、褒められていることばかりを自分で書くのはくすぐったい気持ちなのですが、それは一旦置いておいて書いちゃいますよ!

採用活動に関わる方々が、自社の採用プロセスを振り返ることの一助になれば嬉しいです。

 

インタビューに参加してくれたのはこの3名

町田華子さん(福岡)

カスタマー部

東京の金融系サービスを運営するスタートアップにて営業事務等を経験したのち、家庭のことを考え福岡に移住を決意。その後も人事事務などを経て、リファラル経由でヌーラボに入社。現在は販売管理業務などに携わる。みんなからは「おはなこさん」と呼ばれている。ちなみにお子さんは「こはなこちゃん」。

 

塩谷洋則さん(東京)

マーケティング部

買い物を支援を行うWebサービスを運営する企業でマーケティング副部長を務めながら、一時は仕事をセーブし、プロボクサーとしても活動。戦歴は3戦2勝1敗。ボクサーとしての生活には一旦区切りをつけ、ヌーラボにインサイドセールスとして入社。

 

松永知典さん(京都→東京へ移住)

サービス開発部

大学卒業後は大阪の制作会社でマークアップ、フロントエンドを担当。働くかたわら、芸術系の大学にも通い、無事に卒業。また、学生時代から続けているバンド活動も継続中。Spotifyなど主要音楽配信サービスで楽曲配信中。京都在住時にヌーラボに入社したものの、一度は住んでみたかった東京に、入社1ヶ月で転居。

 

バラバラの入社ルートから集まり、そして同期に

— 9月入社のみなさんは珍しく、入社の経路が異なっているんですよね。お一人ずつご入社までの経緯を教えてください。

町田さん:私の入社のきっかけは、以前同じ会社で働いていたマーケティング部の原さんから声をかけてもらったことです。当時は金融系サービスを運営するスタートアップで、原さんはインサイドセールス、私は営業事務をしていました。一緒に仕事をしていた期間はそこまで長くないのですが、私が福岡に移住したことをきっかけに、LINEでちょくちょくやりとりしていました。実は以前からカスタマーサポートの職種の採用募集が行われていた時には声をかけてもらっていたんです。でもタイミングが合わず時間が経ってしまいました。今回、カスタマーサポートの中でも「販売管理」という私の経験がより活きそうなポジションの募集が始まったこと、そしてちょうど転職を考えるタイミングだったことから応募することにしました。

最初に声をかけてもらった時から、ヌーラボの存在自体は、もう気になってしょうがなくなって(笑)なので、橋本さんの本を読んだり、継続的にブログ読んだりするようになりました。原さんはヌーラボでの産休取得期間中まで私のことを気にかけてくれて、声をかけてくれたんですよ!本当に感謝しています。

 

— そんなに長期的にヌーラボのことを考えていてくれたのですね。嬉しいなぁ。塩谷さんはいかがですか?

塩谷さん:元々Wantedlyに登録していたのですが、あまり開くことはありませんでした。そこに載せていたプロフィールを見て、人事の吉田さんからメッセージをもらったんです。連絡をもらって興味を持ち、カジュアル面談へと進みました。感覚としては「いつの間にか入社が決まっていた」。そんな感じですね(笑)

僕の場合は、町田さんと違って、ヌーラボは名前を知っていたくらいです。Backlogを少し触ったことがあった程度。あとは、上場することが決まったニュースをちらっと見ましたね。カジュアル面談や選考の中でより興味が湧いていきました。

 

— いやぁ、スカウトって大事ですね(笑)やっぱり採用は縁と、運と、タイミングだなぁー。松永さんはホームページから応募してくださいましたね。

松永さん:はい、僕はヌーラボのサイトから応募しました。ヌーラボのサイトには「ヌーラバーの話を聞いてみたい」というページがあるのですが、そこから応募しました。本当にちょうど自分が退職したタイミングで、ヌーラボの募集にやりたいことと合致する内容のポジションが空いてたので応募しました。

僕の場合は、やはり前職でBacklogを使用していたことが認知のきっかけです。ただ、こんなにもヌーラボサービスを全面に打ち出して「ヌーラボ体験」を広めようとしている会社なのに、「Backlog」を運営している会社が「ヌーラボ」であることを認知したのは、Backlogを使い始めてから1年後くらいでしたね。ここはサービスサイトを担当しているチームとしてはこれから頑張りどころなんだと思います。

— 松永さんのポジションは、私も6年いて2名しか採用したことがないんですよ。本当にドンピシャのポジションだったなんて、タイミング良すぎるなぁ〜。

 

偶然のご縁を確信にするのはブログ?

— お三方とも別々のルート、かつ出会ってからご入社までの長さもまちまちですが、共通してヌーラボのブログの存在は大きかったと言ってくれますね。それぞれ、どのブログが印象的だったか教えてもらってもいいですか?

塩谷さん:Angelaさんが書いていた、人事業務においてGAS(Google Apps Script)を書いて、GoogleフォームとBacklogを連携させて業務効率を上げているというブログです。

 

人事の私もコピペでいけた!
Google フォームの回答をBacklogの課題登録と紐づけて業務ミスを軽減しよう!

 

僕自身も、Google フォームとTypetalkを連携させたり、GASでの業務効率化をするのが好きです。それを積極的に、しかも人事の人がやっているのか!というのが、印象的でした。バックオフィスの人もGASを書くという、技術というよりその姿勢に好感を持ちましたね。

僕の中の会社の選定基準に「業務改善、効率化に対する意識が高く、積極的にツールを使ったり、工夫をこらす環境があるか」というものがありました。まさにそれがある会社なのだと感じられたんですよね。

この他にも、ブランドメッセージの「”このチームで一緒に仕事できてよかった”を世界中に生み出していく。」このメッセージの制作過程やチームを横断して文化を発信している「Bridge(ブリッジ)」の記事を読みました。

— (書いててよかった…!涙)

 

町田さん:塩谷さんの言ってること、わかります。業務改善に尻込みする会社って、改善案や新しいことが通りにくく、実現しにくかったりする気がします。会社を判断するための一つの指標になりますね。また、バックオフィスの人がGASを書くような、本職と少し違うことをやっている様子から「横のつながりがある」ことが透けて見えるんですよね。ちゃんと開発チームの人とコミュニケーションをとっているのだろうな、と。縦割りすぎるとそういう動きが生まれないだろうと想像してしまいます。ヌーラボは、他部署からもちゃんと情報を仕入れて、アウトプットしているのが分かりやすく伝わってきます。

塩谷さん:専門部署だけが特定の業務をやっている訳ではないというのは大きなポイントです。そんな組織は、もし現状がひどい状態だったとしても伸び代を感じられると思うんです。そういったマインドや行動は、やれといわれてやれるものではないはずです。

 

— ブログから透けて見える文化やマインドを読み取っているのですね。町田さんはどうですか?

町田さん:私は「優しいカスタマーサポート」の記事を読み、ファンになりました。

 

やさしいカスタマーサポート組織を目指す。
ヌーラボのカスタマーサポートをリードする伊東さんのお話
#ヌーラバーになりませんか

 

カスタマーサポートという仕事は、時に厳しいご意見もいただきます。その厳しい意見に引っ張られてしまうこともありうる部署です。しかし、ヌーラボはそれでも「やさしく」行こう。そんな心意気を感じたんです。単純にすごいことだと思いました。ちゃんとユーザーを見よう。使ってくれるユーザーにも、仲間にもやさしくあろう。そんな考えをあえて言葉にすることにも、素晴らしさを感じました。

私は前職は販売管理ではなく、人事部で開発者やクリエイティブチームの採用活動をサポートをしていたのですが、それがきっかけでAngelaさんが書いた採用に関するブログも読みました。クラスメソッド社のてぃーびーさんが書いたZennで公開されている「ITエンジニア採用入門」に対して、一番のりに「読みました!」と感想ブログを書いていたんですよ(笑)

 

「 #ITエンジニア採用入門 」を読んで取り入れたいことを宣言する

 

このブログに勢いを感じて、当時は自社のチャットに流しましたよ(笑)

 

— え、シェアしてくれていたんですか?!ありがとうございます…!ブログって、SNSなどのオープンな場所でのシェアだけじゃなくて、町田さんのような非公開の場所でのシャドウシェアが、実はとんでもないパワーを秘めているんだと思うんですよね。松永さんは、やっぱり技術ブログからですか?

松永さん:この記事からヌーラボを知りました。

 

React Static

jQueryを卒業したかった僕がReact StaticでReactをイチから学んでWebサイトを作った話

 

その時に業務で置かれていた自分の状況がまさに同じだったんですよね。

会社の技術ブログって、スキルのアピールや知見の共有にとどまることが多い気がするんです。それはもちろん役に立つんですけど、岡藤さんが書いたブログは、ありのままの葛藤や試行錯誤も正直に伝えているのが好印象でした。そう言った正直さを善しとして受け入れている会社なんだろうと。技術力があるゆえに、少し近寄りがたさもある会社というイメージでしたが、ここなら上手くやっていけそうだなと思ったきっかけでした。

それからは、インタビューをひたすら読みましたね。規模的にも、まだ一人ひとりの影響が大きいだろうなと想像していたからです。だから、読んでみるインタビューの人の職種を絞らずに、フロントエンドエンジニア以外のポジションの人のインタビューもたくさん見ました。

 

— 正直、私がヌーラボで採用活動を始めて最初の3年くらいは、インタビュー記事って優先度の低い施策になっていて、後回しだったんですよ。でもリモートになって会えない分、より大切さを感じていますね。

 

それぞれの候補者体験から見えるインサイト

— インサイドセールスの塩谷さんをはじめ、ヌーラボの一連の採用フローを「候補者体験」として語ってくれますよね。今までいいことを聞きまくってしまったのですが、逆にびっくりしたことはありましたか?

 

松永さん:そうですね、面接回数が書いてある回数より多かったことでしょうか。別に、全く悪いことだとは思っていないんです!なぜ増えたのかの事情も聞いていたので納得感はありましたし、その分多くの社員さんに会えてこちらとしても嬉しかったです。なので、印象が悪くなったわけではなく「物事を柔軟に対処していける会社なのだ」と感じました。

また、僕の場合は、いきなり応募せずに「話を聞いてみたい」から最初の接点を持ちました。後から聞いたところによると、通常の窓口から応募しても、ちゃんと会社説明の時間を確保していると聞きました。でも自分自身が気持ちの整理をするためには、この「話を聞いてみたい」というフローがあってよかったです。

あとはメールでのやりとりも印象的でしたね。シンプルに、とにかく早くて丁寧。また、内容から定型文を送っていないのがよくわかりましたよ。

町田さん塩谷さん:それは同意!!

 

— メール、褒めていただけて嬉しいですね!定型文は本当に送ってないと思います。塩谷さんもメールについて褒めてくれましたよね。

 

塩谷さん:吉田さんとのメールのやりとりがとにかくよかったです。レスが早いので、熱が冷めないうちに、ことが進んだ感覚があります。松永さんが言っていたように、全くテンプレ感はなく、1対1で接してくれている印象でした。例えば、面接の通過理由などをかなり細かく書き込んでくれているんです。それを元に「次回どんなことを伝えよう」などの作戦も考えることができました。あとは、面接官情報も濃かったですね。名前だけでなく、インタビューも、インタビューがない人は、外部取材の記事などを貼ってくれていたので、事前の準備が捗りました。

町田さん松永さん:わかります!私たちも同じでした!

 

— そこはこだわりかもしれません。うちの面接は特に面接官の人数も多いので、緊張させてしまう原因になると思うんです。だからこそ、どんな顔の人が出てくるのかくらいは伝えたい。できるだけ面接が始まってから知る新出情報を減らしに行ってるんです。

塩谷さん:面接って、会社によっては一方通行で、聞かれるばかりのケースもあると思うんです。最初に「自己紹介してください」とかから始まると思うんですけど、候補者からすると、履歴書を渡した後のコミュニケーションなのに「ずっと求められている」印象になります。

でも、ヌーラボの場合は「あなたのことを教えてください」の前に、ちゃんとインタビューを送ってくれたり、自己紹介をちゃんとしてくれたりと、スタンスが見える場面が多かったですね。「お互いに一緒にやっていけるかどうか、みていきましょうね!」という感じでしょうか。そこは、会社紹介の段階から一貫していた気がします。

松永さん:面談してもらう人の情報は全部知りたかった派なので、よくわかります。

町田さん:採用業務に携わったことがある身としては、あの一人ひとりにコメントをカスタマイズして書く大変さは計り知れないものだと知っています。
そもそも、面接官として評価している人と候補者の間を人事が橋渡しすること自体が難しいんですよ。あそこをちゃんとスピード感を持ってやっているのはすごいことです。

私の場合は面接時間が90分と言われたのですが、自社では60分で設定するのが慣例だったので、長いなあと驚きました。でも、始まってみたらじっくり「私がどういう人なのか」を理解しようとしてくれているのを感じました。どこの会社もそうだとは思いますが、大事な仲間を選ぶプロセスなんだなと。90分間あっという間でした。

 

— ありがとうございます!

 

松永さん:あ、採用選考が終わった後の入社手続きをGoogleドキュメントで進めてもらえたのはよかったです。あれ、とても楽でした〜。メールを追いかけるのではなく、ドキュメントを見れば全部書いてあるので安心感がありました。

塩谷さん:インサイドセールスの選考は課題の提出もあったのですが、そこもGoogleドキュメントでした。やりやすかったですね。

 

— あれは一朝一夕に出来上がったのではなくて、改善の結果であのプロセスになっているのでよかったです。課題は、できるだけケース面接と言われるような「一緒に仕事をしてみる」体験に近いものができるように人事からも提案していますね。例えば総務の面接では「事前に競合サービスについて聞かれるから調べておくといいよ」と、あえてエージェントから候補者に共有してもらっていたのです。総務の人にとってヌーラボのサービスの認知度が高いわけではないので、あえて手の内を明かし、調べた上でどこまで的を得た会話ができるのかを確認していました。うちの会社の課題や質問は、事前にリストが漏れて社外にバレたとしても問題ない作りになっていると思います。

 

課題は「オフライン」。みんなが会える機会はいつやってくる

— なんだかいいことばかり言わせてしまって恐縮ですね。何か課題があるとしたらなんだろう…。9月入社のお三方はたまたまみんな拠点が違いますね。

松永さん:選考を受けた時は京都に住んでいましたが、(インタビュー実施時)10日前に東京に引っ越してきました。東京暮らしは初めてで、一度は住んでおこうと思っていたので、フルリモートOKの会社に入ったのをいい機会と思って。

 

— 逆に東京だと無限に会社があると思うのですが、それでもうちを選んでくださったのですね?!

いや、やはりずっと東京に住むとは限らないので、居住地の柔軟性は大切だと思っていました。入社から1ヶ月間は京都にいたので、京都事務所の皆さんとの飲み会にも出れました。噂のうどんが食べれてよかったです(笑)

 

— 他のお二方は居住地についてはどのように変遷されていますか?

塩谷さん:僕は逆にずっと東京ですね。足立区・墨田区、あとは千葉県の市川市などを転々としてきました。

町田さん:私はIターンでの移住組です。2年前に東京から福岡にきました。頼れる親戚が対馬や佐賀にいたのですが、両方Iターンにはハードルが高い街だったので、間をとって福岡にしたという経緯です。

こんなに同期入社でお話ししていますが、今のままだとなかなか3人揃って顔を合わせる機会ってなさそうですよね。なんとかならないかなぁ。

 

— 本当ですね。テレワークは良い一方でなかなか部署を跨いで顔を合わせられないのは課題です。新しいハイブリッドな働き方の解を早く見つけたいところです。今日はみなさん、ありがとうございました!

 

安立が撮影したため、安立が反転しております…!

 

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