Cacooの魅力は拡張性と初心者でも使える操作性の高さ–座席抽選システム「らくーざ」と Cacoo サービス連携事例

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仕様やUI(画面)は現行バージョンと異なる可能性があります。
Cacooの最新版についてはこちらからご確認ください。

NJCネットコミュニケーションズ株式会社では、フリーアドレス導入企業向けの座席抽選システム「らくーざ」とCacooを連携して、サービスを提供していますCacooのカスタム属性やAPIを活用したオフィスレイアウト図の作成、座席情報の取得など、 Cacoo 連携 をどのように自社サービスに活かしているのか、図の解説と共にお届けします。

(左から)計画/サービス企画部長 田中満春さん・サービス企画部 島田塁さん・オペレーション部 らくーざアドバイザー 神久保和佳奈さん・サービス企画部 横溝誠史さん・オペレーション/テクニカル部長 伊庭雅浩さん

導入目的 Cacooの作図機能を自社サービスにも取り込みたい
課題 誰でも簡単にオフィスレイアウト図が作成できて、自社サービスの用途に合わせて柔軟にカスタマイズできる作図ツールが必要だった
効果 簡易な操作性によりマニュアルの配布だけでユーザーはオフィスレイアウト図を作成できた。API利用により座席情報などのデータの紐付けも実現 
業種 クラウド・通信
らくーざ利用者規模 50社
Cacooを利用している事業部 テクニカル部、サービス企画部、オペレーション部
利用しているヌーラボサービス Cacoo、Backlog

―――貴社の事業概要について教えてください。

NJCネットコミュニケーションズは、クラウドサービス・ネットワークサービスでビジネスのあり方を変革することをコンセプトに、グループウェア、SFA、Eラーニング、Web会議、文書管理等のクラウドサービス全般の販売、運用と、ネットワーク回線やデータセンターの販売、運用、監視をしています。

Cacooは、今年2017年2月に開始した座席抽選サービスの「らくーざ」と呼ばれるフリーアドレスを導入企業向けのサービスで利用しています。

―――座席抽選サービス「らくーざ」とは何でしょうか?

計画/サービス企画部長 田中満春(たなか みつはる)氏:座席抽選ができるらくーざは、固定席を持たないフリーアドレスを導入している企業向けのサービスです。

弊社では、部門間での隔たりを無くして社内のコミュニケーションを活性化させるために、5年前からフリーアドレスを導入しています。導入当初は、部長の隣に新入社員が座るなどの固定席では起きないような状況が生まれ、コミュニケーションも活発になっていましたが、次第に座席の固定化が起こるようになってしまいました。座席を抽選で決めることでこの問題を解決できるのではないかという提案があり、まずは社内向けにらくーざのプロトタイプを作りました。

当初は社内のみで展開していましたが、弊社と同じようにフリーアドレスが浸透しない企業がいるのではと思ったのです。そこで、ワークスタイル変革エキスポに試しに出展したところ好評を得たため、サービスをブラッシュアップして、今年2017年2月に正式リリースしました。

―――利用者はどういった方が多いのですか?

田中:フリーアドレスを導入している企業ですね。当初は弊社と同じ50人くらいの中規模を想定していましたが、100人以上の大規模の企業で導入されています。サービス開始から6ヶ月で、約50社ユーザー数は5,000人と好調です。 

計画/サービス企画部長 田中満春(たなか みつはる)氏

 

Cacooと連携できる外部サービス一覧はこちら

 

らくーざを Cacoo 連携 してオフィスレイアウト図の作成から座席情報の紐付けまで行う。Cacooの決め手は「拡張性」と「柔軟性」の高さ

―――らくーざでCacooをどのように利用しているのでしょうか?

田中:実はらくーざのプロジェクトでCacooを利用している訳ではなく、らくーざのシステム内にCacooを取り込んで利用しています。

具体的に、らくーざで作成するオフィスレイアウト図から座席情報の取得までをCacooで行なっています。なので、ユーザーはらくーざを利用する際にCacooを通じて操作しています

―――Cacooの機能をらくーざの一部としてユーザーに提供されているのですね。連携の仕組みについてもう少し具体的に教えていただけますか?

田中:ユーザーの手順を例にご説明します。らくーざを使う際にユーザーのオフィスレイアウト図を取り込む必要があるのですが、その図の作成はCacooで作成しても良いですし、図面や絵を持っているのであればそちらを使ってもらっても構いません。

らくーざで実際に利用されているCacooのオフィスレイアウト図。

この段階で取り込んだデータはあくまでも「画像」です。なので、そこにカスタム属性で座席情報を与えていきます。具体的に、座席に透明のステンシルを置いていき、そのステンシルのカスタム属性をいじり、「シート」という属性名を入れるとらくーざ側でシートを座席として認識するように設定します。

それで完成した画像をエクスポートして、一旦保存します。この画像をらくーざ側に取り込んで、CacooのAPIキーを指定すると、座席の情報がAPIから取り込まれます。

「らくーざ オフィスレイアウト図の作成方法」(出典元 【管理者】Cacooを使った図面描画、7ページと9ページ)

「らくーざ ステンシルのカスタム属性の設定方法」(出典元【管理者】Cacooを使った図面描画、12ページ、13ページ)

―――Cacoo以外に連携を検討していたサービスはありましたか?

田中:開発部の方ではCacoo一択でした。理由としては、ただのお絵描きツールではなく、システム上の連携を目的にしたときに拡張性があることが理由です。加えて、簡易な操作性も決め手でした。らくーざのオフィスレウアウト図は基本的にユーザーに描画してもらっています。なので、らくーざのユーザーが簡単に図を作れるというのは重要な基準でした。

他にも、机や椅子などのオフィス用のアイコンがたくさん用意されていたのも決め手でした。これは貴社にとって良いことではないかもしれないのですが、フリープランだと7枚まで図を作成できますよね。お客様は無料範囲内で自社のレイアウト図を作成しているので、これも大変ありがたいですね。

Cacooはオフィスのレイアウト図に使えるアイコンを無料で提供している

オペレーション/テクニカル部長 伊庭雅浩(いば まさひろ)氏:企画部の方では、Visioなども試しましたが、Cacooと比較して使い方を覚えるのに時間的なコストがかかってしまっていたので断念しました。

―――Cacooを導入してどのようなメリットを感じていますか?

田中:Cacooのメリットは、ユーザー側の学習コストがかからない点ですね。実際のところ、らくーざでCacooを使ってオフィスレイアウト図を作成するユーザーはそこまで頻繁にレイアウト図を作成しません。オフィスのレイアウト変更自体がそもそも1年に1、2回くらいしか実施されないからです。だからこそ、レイアウト図を作成する際の学習コストでユーザーに負担をかけたくないんです。Cacooは他の作図ツールのように複雑な操作を覚えずとも直感的に使えるので、ユーザーの負担を考えると大きな魅力です。

 

Cacooで作れる図の一覧はこちら

 

Cacooを初めて操作したメンバーでも僅か10分で60席のオフィスレイアウト図を作成!

―――実際にらくーざのユーザーの方からCacooの使い勝手について何か感想をもらうことはありますか?

オペレーション部 らくーざアドバイザー 神久保和佳奈(かみくぼ わかな)氏:らくーざのユーザーのほとんどは、テンプレートを使わずにCacooで自分たちのオフィスレイアウトを作成しています。まれにレイアウト図の作成依頼をいただくこともありますが、基本的にはユーザー自身で作図していますね。

サービス企画部 島田塁(しまだ・るい)氏:Cacooを使ったオフィスレイアウト図の描き方マニュアルを弊社で作成して、ユーザーに渡しています。Cacooは操作が複雑ではないので、ユーザーはマニュアルを読めばほぼ図を作れますね。

サービス企画部 島田塁(しまだ るい)氏

―――Cacooの操作は基本的にはマニュアルで教えているのですね。

伊庭:はい。らくーざのユーザーだけでなく、オペレーション部らくーざ対応メンバーにもマニュアルで使い方を教えています。開発部と比較すると、彼らはITについてそこまで詳しくありませんが、Cacooを初めて操作するメンバーでもマニュアルだけで、座席数が60席のレイアウト図の作成からカスタム属性の設定までわずか10分から15分で終えてしまいます

らくーざではユーザーに「らくーざのためのCacooを用いた図面描画」というマニュアルを配布している。

オフィスレイアウト図の作成は、お客様の方でなるべく完結して、私たちはバックエンドのサポートに注力していきたいと考えています。現状だとそれが難しいので、引き取って対応していますが、今後はレイアウト作成依頼などのお問い合わせも減らそうと考えています。

 

Cacooの特長をもっと詳しく

 

らくーざをCacooやBacklogなど外部サービスと連携することで、社員の生産性の向上と業務の効率化を目指す

―――Cacooをどういうひとにオススメしたいですか?

田中:Cacooは開発者におすすめしたい作図ツールですね。ただ図を作成するだけでなく、APIを利用することで自分好みに機能をカスタマイズできます。柔軟性の高さは他の製品には見られないポテンシャルがあると感じます。

―――今後らくーざもしくは、らくーざ以外のサービスでCacooを使う予定がありましたら教えていただけますか?

伊庭:現状だと、らくーざはフリーアドレスのためのサービスですが、個々人の生産性向上に寄与するように機能を改善していきたいです。らくーざは席に座るときと離れるときに気分を入力できるようになっています。その気分のログを元にして、誰と誰が仕事をする上で相性が良いのか、さらに実際の仕事の生産性についても周りのひとから評価されるようにしています。今後の構想のひとつに、企業の管理部門の担当者にこれらのデータを提示して、一人ひとりの生産性を向上しようと考えています。

オペレーション/テクニカル部長 伊庭雅浩(いば まさひろ)氏

田中:現状は出社時と退社時の気分のログしか個人情報が取れていませんが、色々なアプリケーションと連携して取得できる情報を細分化したいです。御社が提供しているプロジェクト管理ツールのBacklogと紐づけることで、個人のタスク消化率のログをとってその情報を人事データや弊社が提供しているEラーニングシステムと連携するといった構想です。そうすることで、個々人が最大限の生産性を発揮する上での最適なパターンを提案していきたいですね。最終的なゴールは、席を決めることではなく、人と人の最適な組み合わせ、企業の生産性向上につなげていくことです。

(左から)計画/サービス企画部長 田中満春さん・サービス企画部 島田塁さん・オペレーション部 らくーざアドバイザー 神久保和佳奈さん・サービス企画部 横溝誠史さん・オペレーション/テクニカル部長 伊庭雅浩さん

―――ありがとうございました!

 

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