※ このブログはヌーラバー Advent Calendar 2020 18日目の記事です。明日はアンヂェラさんの記事です。
ヌーラボ広報担当のメギーです。全国各地、ここ数日一気に寒くなり、クリスマス・そしていよいよ年の瀬という感じがしますね。
例年にも増して早く感じられた2020年。ヌーラボ的にも…いや日本中、世界中にとって、激動だったと言えるのではないでしょうか。このブログでは、日本国内を中心に世の中の動きで2020年をふりかえるとともに、広報担当らしく、各月にもっとも読まれたヌーラボのプレスリリースをご紹介したいと思います。
- 1月:新型コロナウイルス感染症による肺炎流行で政府が中国・武漢にチャーター機派遣
- 2月:クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」着岸させず停泊
- 3月:東京オリンピック・パラリンピックの延期が決定
- 4月:東京など7都府県に緊急事態宣言を発令
- 5月:1ヶ月半ぶりに緊急事態宣言が解除
- 6月:東京アラート発動
- 7月:藤井聡太七段、史上最年少17歳でタイトル獲得
- 8月:4~6月期の実質GDPが戦後最悪の落ち込みに
- 9月:菅内閣が発足
- 10月:東京証券取引所でシステム障害、全銘柄の売買が停止
- 11月:アメリカ合衆国大統領選挙
1月:新型コロナウイルス感染症による肺炎流行で政府が中国・武漢にチャーター機派遣
もっとも読まれたプレスリリース:ヌーラボ、Backlog新機能「カンバンボード」β版をリリース、直感的かつ簡単なプロジェクト管理をさらに促進
思い返せば、日本国内で新型コロナウイルス感染症が深刻化していない最後の月が1月でした。マスクも必須ではなく、このころはまだ、多くの人がほのぼのとしていましたよね。
ヌーラボのニュースとしては、プロジェクト管理ツール「Backlog」の新機能「カンバンボード」がβリリースされ、多くのご好評を頂きました。
2月:クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」着岸させず停泊
もっとも読まれたプレスリリース:ヌーラボ「よりそう移住、東川町」イベントにて 社員が家族と一緒にリゾート滞在できる社員研修制度「リゾートワーク制度」による地域との関わり方について発表
2月、大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客が新型コロナウイルス感染症に罹患していたことから、同船が横浜港沖に着岸せず停泊し、厚生労働省が乗客全員に対して再検疫を行いました。連日ダイヤモンド・プリンセス号の状況がニュースで報道され、医療従事者や乗客の疲弊からも、新型コロナウイルスがただごとではない状況になってきていると思わされました。
Backlogのユーザーグループ:JBUGが開催予定だったオフラインイベント「Backlog World 2020」も中止となりました。(のちにオンライン開催して大盛況だったようです🎉)
一方で、2月には、東京オリンピックの聖火リレーのリハーサルが東京で行われています。個人の感想ですが、このころは、まさか一年中ずっと新型コロナウイルス感染症による自粛が続くなんて想像できませんでした…。
ヌーラボは、北海道・東川町における「リゾートワーク制度」でどう地域と関わるかについて、イベントで発表させていただきました。(また、2月から8月まで私は産休&育休期間だったため、人事担当のアンヂェラが広報担当も兼任してくれました!スーパーありがとうございました!)
3月:東京オリンピック・パラリンピックの延期が決定
もっとも読まれたプレスリリース:NOW、XTech Ventures、新生企業投資の3社を引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施し、情報セキュリティやガバナンス等に関するサービスの開発を開始
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、オリンピック・パラリンピックの史上初となる延期が決定したほか、甲子園球場で行われる予定だった春の選抜高校野球の中止など、多くのイベントが開催を見合わせました。また、タレントの志村けんさんが亡くなり、衝撃が走りました。
東京株式市場で、日経平均株価が急落したのも3月です。そんななか、ヌーラボは約5億円の資金調達のプレスリリースを配信しました。
4月:東京など7都府県に緊急事態宣言を発令
もっとも読まれたプレスリリース:ヌーラボ、社員へ年間15万円を支給するテレワーク補助を実施。オフィスの縮小も見据えた、長期的なテレワーク環境を構築。
この月、安倍元首相がヌーラボ本社のある福岡を含む7都府県に緊急事態宣言を発令しました。政府が出す月齢経済報告による景気判断では、10年11ヶ月ぶりに「悪化」というもっとも厳しい表現が使われたほか、訪日外国人数の推計値が前年同月比の93%減、過去最大の下げ幅だと発表されました(日本政府観光局)。
ヌーラボでは、新型コロナウイルス感染症による「ステイホーム状態」が長く続くと判断し、環境整備のための臨時賞与および15万円(のちに18万円に増額)のテレワーク補助の支給を決定、お知らせしました。
5月:1ヶ月半ぶりに緊急事態宣言が解除
もっとも読まれたプレスリリース:プロジェクト管理ツールのBacklog、有料契約数10,000件、国内外ユーザー数170万人を突破 行政団体や製造業など、より幅広い業界へ利用拡大
1ヶ月半ぶりに緊急事態宣言が解除され、日本国内では、「新型コロナウイルス感染症の大きな山をひとつ越え、さぁ、これから新しい日常を始めよう…」という雰囲気があったように感じます。また、79年ぶりに夏の甲子園の中止が決定し、涙を流す高校球児の姿に胸が痛くなりました。(筆者は高校野球ファンです)
サービスに関する内容についても継続してプレスリリースを配信しているヌーラボですが、企業に関する情報以外の内容がもっとも読まれたのは1月以来のことでした。
6月:東京アラート発動
もっとも読まれたプレスリリース:ヌーラボ、労働施策総合推進法の改正に伴いパワーハラスメント・カスタマーハラスメント対策強化方針を策定
6月、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大に警戒を呼びかける、「東京アラート」を東京都が初めて発動しました。しばらく落ち着いていた感染者数は、6月末、1ヶ月半ぶりに100名を超えました。
ヌーラボがこの月に発表したパワハラ・カスハラ対策強化方針は、多くの方に注目していただきました。
7月:藤井聡太七段、史上最年少17歳でタイトル獲得
もっとも読まれたプレスリリース:ヌーラボ、社員へ支給するテレワーク補助を月1.5万円へ増額。長期的なテレワーク環境構築を見据え、東京事務所の縮小も決定
2020年で初めて、新型コロナウイルス感染症関連以外の出来事をピックアップしました。暗いニュースが続くなか、気持ちを明るくしたのが、藤井聡太七段の棋聖のタイトル獲得の話題でした。最年少タイトル獲得の記録更新は、なんと30年ぶりだったそうです。
また、梅雨前線の影響で、熊本県を中心に九州各地に甚大な被害があり、70名を超える方が亡くなりました。新型コロナウイルス感染症に関する話題としては、「Go Toトラベル」キャンペーンが開始されました。
約半年間テレワークを続けたことで、光熱費や出張費を削減したヌーラボは、テレワーク補助を増額することを発表しました。また、東京事務所の縮小も決定し、12月に移転を実施しました。
8月:4~6月期の実質GDPが戦後最悪の落ち込みに
もっとも読まれたプレスリリース:ヌーラボ、テレワークを主軸としたワークスタイルへの変更に伴い、採用時の勤務地条件を廃止。全国でフルリモート勤務の採用を開始
新型コロナウイルス感染症の影響が経済に与えた影響が表れました。2020年4〜6月期の実質国内総生産が年率換算で27.8%減と報じられ、戦後最悪の落ち込みに。また、8月には、安倍総理(当時)が辞任の意向を表明しました。
注目が集まったプレスリリースは、ヌーラボが中途採用時の勤務地条件を廃止した内容のものでした。暮らし方の変化に合わせ、ヌーラボも柔軟に働き方を調整していきました。
9月:菅内閣が発足
もっとも読まれたプレスリリース:ヌーラボ、テックスープ・ジャパンと連携しBacklogが半額で利用できる「NPO向けプラン」の提供を開始
9月、内閣総理大臣任命式が行われ、菅義偉氏が第99代内閣総理大臣に就任しました。またこの月、電子決済サービスを用いた不正引き出しが相次ぎました。
NPO法人のBacklog利用が増えていることを受け、ヌーラボは、Backlogの全てのプランを半額で利用可能な「NPO向けプラン」の提供を開始しました。このお知らせも多くの方に興味をお持ちいただきました。
10月:東京証券取引所でシステム障害、全銘柄の売買が停止
もっとも読まれたプレスリリース:Backlog、打刻レス勤怠管理の「ラクロー」と連携 — 労働時間の客観的な把握が容易に
システム障害により、東京証券取引所が全銘柄の売買を終日停止しました。1995年以来の全面システム化以降初のことだったそうです。また、国内の新型コロナウイルス感染症感染者は、10月末までで10万人を超えました。
ヌーラボのプレスリリースでは、Backlogが打刻レス勤怠管理の「ラクロー」と連携を開始した内容がよく読まれました。テレワーク下で、メンバーの労働時間把握について関心が高まっていたのではないでしょうか。
11月:アメリカ合衆国大統領選挙
もっとも読まれたプレスリリース:20代の2人に1人が「テレワーク時、サボっていると思われるストレス」を実感 – 調査結果:テレワークとサボりの関係性
アメリカ合衆国大統領、副大統領を選出するための選挙が行われ、アメリカ主要メディアは、ジョー・バイデン氏の勝利を報道しました。
また、経済需要を喚起するために政府が行なってきた「Go Toキャンペーン」の運用が見直されたのは、新型コロナウイルス感染症の感染の再拡大を受けてのことでした。
11月には家庭用ゲーム機「PlayStation 5」が発売されましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、発売イベントなどは行われませんでした。
この月もっとも読まれたのは、「Backlog総研」の名で行なっている調査リリースでした。長期にわたり続くテレワークムードのなか、「サボり観」に着目して行われたアンケート調査の結果は非常に多くの方に読んでいただいたと同時に、2020年もっとも「メディアに取り上げられた」プレスリリースでもありました。また、メディア露出がヌーラボ史上もっとも多かった月でもあります。
まとめ:2021年も「関係の構築」を大切に広報活動を行なっていきます
(12月分が入っていませんが)2020年をふりかえると、トップニュースは新型コロナウイルス感染症に関連する話題ばかりですね。やはり「激動」の言葉がふさわしい、状況が目まぐるしく変わる日々だったように感じます。それでも、個人としても団体としても、誰もが変化に順応する術を模索しながら過ごした年だったのではないでしょうか。
ヌーラボが2020年に配信したプレスリリースを見ると、ヌーラボが働き方の変化に順応すべく取り組んだことや、「テレワーク」をキーワードにした機能・プラン追加のお知らせなど、「他社様の参考にしていただけるような内容」は特にアクセス・メディア掲載が多かったことが分かります。
広報担当は、文字通り「広く報(しら)せる」ことが仕事ですが、ヌーラボでは、「PR:Public Relations(公との関係構築)」の意味を重視しています。こちらが発信したいことをただ発信する一方通行の活動ではなく、求められている情報を注意深く観察しながら、双方向のコミュニケーションを行なっていきたい…と思いつつ、2021年こそはオフラインで、ヌーラボを応援してくださる方々とお会いできる機会に恵まれることを願っています。
みなさまの2021年が、笑顔が一つでも多く咲く、穏やかで平和な一年となりますように!