[イベントレポート] Good Project Award 2021、株式会社スターフライヤーが最優秀賞を受賞

コロナ禍で感動を届けた、飛行中の航空機内でプラネタリウムを上映する世界初のチャーターフライト「Starlight Flight」プロジェクトで


コラボレーションを促進し、働くを楽しくするツール「Backlog」「Cacoo」「Typetalk」「Nulab Pass」を提供する株式会社ヌーラボ(本社:福岡県福岡市、代表取締役:橋本正徳、以下 ヌーラボ)が3月13日(土)に主催したオンラインイベント「Good Project Award 2021」において、株式会社スターフライヤーのプロジェクト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」が最優秀賞を受賞しました。 「Good Project Award」は、困難に挑戦したプロジェクトのストーリー、アクション、そこから得られた知見を共有することで、日本全体のプロジェクト管理・チームコラボレーションを一歩前進させることを目的としてヌーラボが主催しており、今回で3回目の開催でした。

■最優秀賞プロジェクト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」とは

株式会社スターフライヤー
Starlight Flight produced by MEGASTAR

最優秀賞を受賞した、株式会社スターフライヤーの岸上雄一郎氏が発表したプロジェクト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」には、後日、アワード記念クリスタルトロフィーが贈呈されるとともに、インタビュー記事が「Forbes JAPAN Brandvoice」に掲載される予定です。

<プロジェクト概要>

「感動のあるエアライン」であり続けることを理念に飛行機の運行をしているスターフライヤー。世界で初めて機内で光学式プラネタリウムを投影した「Starlight Flight produced by MEGASTAR」プロジェクトは、フライト当日の星空と全く同じ、約600万個の星を機内に投影。プラネタリウム・クリエイターで太平技研代表取締役の大平貴之さんが開発した1台で100万個の星を投影することができる超小型プラネタリウム「MEGASTAR」6台がエアバスA320型機に搭載された。

過去に前例のない挑戦で、機内の照明を全て落とした上で乗客の安全性を担保することが必須のなか、国土交通省交通局や航空機メーカーのAirbus社など関係各所へ丁寧な説明を繰り返し、感染症対策も入念に実施。航空業界はコロナ禍で打撃を受けたが、「お客様になんとか夢と感動をお届けしたい」と社員一丸となり実現までこぎつけた。約35組限定の搭乗に対し、約600組の応募があり、15倍程の倍率となった。また、ロシア、ドイツ、イギリス、アメリカなどでも取り組みが紹介され、日本国内のみならず世界各国で話題となった。(以上、Good Project Award 2021内での発表内容より抜粋)

<岸上氏 コメント>

今回はこのような賞を頂戴いたしまして、ありがとうございました。これも、弊社の社員の「お客様になにかできないか?」という想いが形になった結果のひとつだと思います。今後も、みなさまの期待を裏切るような新たな企画・アイデアを生み出していければと考えています。ぜひご期待いただければ嬉しいです。本当にありがとうございました。(以上、Good Project Award 2021内で頂いた受賞コメントの書き起こし)

■Good Project Award 2021について

優秀賞プロジェクトの発表者と審査員の皆様の集合写真

Good Project Award 2021は、困難に挑戦したプロジェクトのストーリー、アクション、そこから得られた知見を共有することで、日本全体のプロジェクト管理・チームコラボレーションを一歩前進させることを目的とし、ヌーラボが開催しました。新型コロナウイルス感染症の拡大により世界中が予想外の事態に見舞われた2020年度は、逆境下でも困難を乗り越えプロジェクトを完遂したストーリーに期待が寄せられていました。2021年1月14日から2月24日までプロジェクトを公募し、過去最多の応募数となりました。エントリーされたプロジェクトの中から書類による一次審査の結果、2021年3月1日に以下の6プロジェクトと「Starlight Flight produced by MEGASTAR」が優秀賞としてノミネートされていました。

■優秀賞プロジェクトについて

エントリー数が過去最多となったGood Project Award 2021の一次審査を勝ち抜き、ピッチコンテストに出場した6つの「優秀賞プロジェクト」の内容について、当日の発表内容より抜粋してご紹介いたします。(団体名50音順/敬称略)

SOMPOホールディングス株式会社
「スマホカメラを使ったレジャー・娯楽サービス産業の従業員向け健康チェック」 に関する実証実験

イスラエルのスタートアップ企業であるbinah.ai社の技術を活用し、スマホカメラで顔を撮影するだけで心拍数や呼吸数を解析・記録することができる実証実験アプリ「ヘルスチェッカー」を開発。専用機器不要、簡単に記録が残せる、共有しやすいバイタルチェックが可能に。開発したアプリを医療機器認定デバイスとともにサンリオピューロランドにて実証実験。また、レジャー・娯楽サービス産業の従業員のニューノーマルな生活様式に資する体験を提供できるかも検証した。

大成建設株式会社
建設プロジェクトデータ管理フレームワークX-grabの構築

約7万人の社内外関係者と利用してきた各建設プロジェクトの情報共有システムをリプレースするプロジェクト。UIとサービス、そしてデータ管理と認証認可を全て分離し疎結合で構築することになった。2019年に企画がスタート。コロナ禍による緊急事態宣言後に参画したメンバーとは、CacooとZoomを組み合わせ活用することで、一度も会うことなくリモートで大規模なプロジェクトを滞りなく進行。

FUNBEST(ファンベスト)
進路漫才プロジェクト~お笑い芸人が中高生に伝えたい”激動の時代を生きるキャリア選択”

「進路漫才プロジェクト」は、「お笑い芸人の新たな活躍の場を創る」「子どもたちに質の高いキャリア教育を与える」という2つの目的で2020年からスタート。お笑い芸人が漫才やトークで進路に関する授業を楽しく展開することで、学生は最後まで集中して話を聞くことができている・お笑い芸人は自身のキャリアを生かした貢献ができている。2021年3月までに43校で実施(見込み含む)。

別府市役所
別府市のシステム開発および運用保守業務など全12プロジェクト

日本一の「温泉のまち」として有名な別府市は、「湯〜園地」など尖ったプロジェクトを行うだけでなく、日本の市町村で一番早くデジタルファースト宣言を行ったまちでもある。少子高齢化による生産年齢人口の減少に伴い、従来よりも業務の効率化、デジタル化が求められるなか、契約先とのコミュニケーションをBacklogに統一することで、職員減少に伴う忙しさを改善することに成功。

LINE Fukuoka株式会社 SmartCity戦略室
LINE Smart City x 西鉄 混雑情報発信プロジェクト

福岡における交通インフラである西鉄とともに行った、バスや電車の混雑状況をLINEで確認できるようにした取り組み。コロナ禍において、密の回避や時差出勤がテーマとなるなか、感染拡大予防策の実践を促すために実施。すべてのコミュニケーションをすべてオンラインで行い、提案からリリースまでわずか8日間で実現。リリース後、10万回以上機能が利用されている。

龍谷大学 政策学部 今里ゼミナール
UKAWAカレーPJ

人口減少、少子高齢化が著しく、インフラの撤退や雇用問題、獣害などの課題がある地域・京丹後市丹後町宇川地区の地域活性を目的とし、缶詰のジビエカレーを生産・販売したプロジェクト。地域住民と関わりながら、自然豊かな宇川をPRしつつ害獣に付加価値を見出し、資金集め・販売も実現。販売数はすでに200缶を超えている。

■審査員による全体講評

株式会社CAMPFIRE 代表取締役 家入 一真 氏

本当にどのプロジェクトも素晴らしく、悩みましたが、一番ロマンがあるということで最終的にスターフライヤーさんに一票投じさせていただきました。今回のプレゼンを通して学ばせていただいたのは、大企業や行政であっても、いろんなプロジェクトが立ち上がりやすくなっているんだなと。もちろん、スターフライヤーさん以外のプロジェクトも素晴らしかったです。企業の枠を超え、今後もガンガン良いプロジェクトをやっていただけたらいいなと思いました。本当にお疲れさまでした。

 

株式会社圓窓 代表取締役 澤円 氏

今日はありがとうございました。7分間という時間、ものすごく緊張されたと思います。本当にお疲れさまでした。そして、おそらくピッチを作る段階で、これまでやってきたことが走馬灯のように思い出された方も多かったと思います。嫌なこと言われたり面倒なことがあったり…、そんな大変なことがどのプロジェクトもあったことでしょう。審査員もそれをみんな経験しているので思い入れがあって、ひとつを選ぶのがすごく大変なんですが、橋本さんに恫喝されて選ぶしかなかったんです(笑)。みなさん本当に素晴らしかったし、やってきたことは裏切らないので、プロジェクトからの学びを今後も生かし、さらに、その経験をもとに周りを勇気づけてくださるといいなと思いました。ありがとうございました!

株式会社ベアーズ 取締役副社長 髙橋ゆき 氏

みなさん、お疲れさまでした。どのプロジェクトにも愛を感じ、審査員室で本当に甲乙つけがたく拮抗しました。最後はスターフライヤーさんに決まり、本当におめでとうございます。今後も、「感動の横展開」ということで、乗せていただく私も含め、周りの人の期待を超える感動フライトを。それができるのがスターフライヤーさんだと信じています。
全体的に思ったことは、どのプロジェクトも携わる人が信念を持っている・誰かを幸せにしたいというプロジェクトばかりだったようにお見受けします。特にこれからの時代、どういう心根、どういう思いでサービス・商品を開発していくかが消費者・利用者にとって大事になってくると思います。ぜひ幸せを作ることをテーマに「幸動」をしていきましょう!

株式会社ヌーラボ 代表取締役 橋本正徳
審査員たち、本当に悩みました。最終的にはスターフライヤーさんに決まったのですが、総意としてこの「感動を届けるフライト」を横展開いただければいいな、いろんな感動をお客様に与えてくれたらいいな、という話を審査員たちでしていました。
また最優秀賞の他にも、LINE Fukuokaさんは社会課題を解決されていて良いな、福岡市だけでなく他の市区町村にも同じ仕組みを広げていけるため素晴らしいな、というような話も出ました。どのプロジェクトも本当に良かったのですが、ここではスターフライヤーさんにみんなで決めさせていただきました。みなさん、お疲れさまでした。

(以上、Good Project Award 2021内で頂いた全体講評の書き起こし。掲載は五十音順)

■Good Project Award 2021 イベント実施概要

JBUG ※1)が主催するイベント「Backlog World 2021」 ※2)内コンテンツとして開催。

  • タイトル :「Good Project Award 2021」
  • 開催日時 :2021年3月13日(土) 14:50〜16:25
  • 場所   :オンライン(YouTube配信)
  • 主催   :株式会社ヌーラボ
  • アーカイブ :https://youtu.be/5p0smRSoOvg?t=7128

※1)Backlogのユーザーコミュニティ。 ※2)日本最大級のプロジェクト管理ツール”Backlog(バックログ)”のプロジェクトに関わる全ての方のための祭典。 3回目の開催となる「Backlog World 2021 旅 ~Journey~」は、「旅 ~Journey~」というテーマで、 数々のセッション、情報共有の場などのコンテンツでプロジェクト管理に関する知見を相互に高め合うことを目的として開催。

■ヌーラボが提供するサービスについて

ヌーラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」、ビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」、ビジネスチャットツール「Typetalk」、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるためのツール「Nulab Pass」を開発・提供しています。

・プロジェクト管理ツール「Backlog」:https://backlog.com
・ビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」:https://cacoo.com
・ビジネスチャットツール「Typetalk」:https://www.typetalk.com
・組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「Nulab Pass」:https://nulab.com/ja/nulabpass

【オフィシャル素材DL先URL (パスワード:nulab)】

■画像:https://xfs.jp/Z3NMh6 ■動画:https://xfs.jp/7SVJaI
※報道⽬的以外でのご使⽤はお控えくださいますようお願いいたします。

株式会社ヌーラボについて

本社
福岡県福岡市中央区大名1-8-6 HCC BLD
創業
2004年 3月
ウェブサイト
https://nulab.com/ja/(日本語)
https://nulab.com/(English)

※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。

お問い合わせ先

報道関係者からのお問い合わせ先
広報担当
電話番号
092-752-5231
E-mail
pr@nulab.com

ヌーラボについて

ヌーラボは、チームのコラボレーションとコミュニケーションを促進するソフトウェアを開発している、「楽しいこと好き」なイノベーター集団です。ヌーラボは、3人の開発者により2004年に創業されました。日本の福岡に本社があり、現在は、ニューヨーク・東京・京都・アムステルダムに拠点を持っています。