<調査結果サマリ>
- 「Backlog」ユーザーを主な対象として、アンケート形式の「長期休暇に関する意識調査」を実施
- 5日間以上の休暇があったと答えた回答者は91.2%に上ったが、長期休暇について「嬉しかった」と感じている人の割合は63.2%にとどまった
- 「嬉しくなかった」の回答割合を家族構成ごとに見ると、「夫婦と子ども」「親と同居」の世帯で高い結果が認められた
- 子どもや親と同居する世帯では、まとまった長期休暇があることによって苦労も生じていると考えられる
チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくするツール「Backlog(バックログ)」「Cacoo(カクー)」「Typetalk(タイプトーク)」を運営する株式会社ヌーラボ(本社:福岡県福岡市、代表取締役:橋本 正徳、以下 ヌーラボ)は、プロジェクト管理ツールの「Backlog」ユーザーを主な対象とした「長期休暇に関する意識調査(以下、本調査)」を実施しましたので、結果を報告します。
令和天皇の即位に伴い5月1日が祝日となった今年、10日間の「超大型連休」が話題になりました。さらに、8月のお盆シーズンと2019年〜2020年にかけての年末年始も、前後の土日の関係で、9日間の長期休暇になる方が少なくないようです。
そこで本調査では、年齢や家族構成に加え、長期休暇は嬉しいかどうかやその理由、長期休暇の過ごし方についても尋ねました。
その結果、回答者のうち71.2%が5月に10日間以上の長期休暇があったと答え、5日間以上の休暇があったと答えた回答者は91.2%に上りましたが、長期休暇について「嬉しかった」と感じている人の割合は63.2%にとどまりました。「嬉しくない」「どちらでもない」の理由としては、「どこも混んでいる」などが目立ちました。
また、「嬉しかった」の回答割合を家族構成ごとに見ると、「ひとり暮らし」「夫婦のみ」の世帯が高い結果となったのに対し、「嬉しくなかった」の回答割合は「夫婦と子ども」「親と同居」の世帯で高い結果となりました。このことから、スケジュールやお金、計画に融通を効かせやすい「ひとり暮らし」「夫婦のみ」世帯と比べ、子どもや親と同居する世帯では、まとまった長期休暇があることによって苦労も生じていると考えられます。
下記、調査結果をまとめておりますので、ご報告します。本件について、またはプロジェクト管理や働き方についての取材も可能です。ご要望の方は、お問い合わせ先までご連絡ください。
◼︎ 5月の連休、全体の71.2%が10日間以上。もっとも休めなかった職種は「カスタマーサポート」
まず、2019年5月の大型連休について、「勤め先が定めた公休が何日間あったか」「実際には何日間休むことができたか」を尋ねました。その結果、回答者全体の76.0%が10日間以上の公休があったと回答し、実際に10日間以上の休みが取れたのは71.2%でした。
また、会社が定めた公休と実際に休んだ日数の関係について、有給休暇を取得するなど、公休よりも実際に休んだ日数の方が多かったのは全体の14.3%、残務などで出勤が必要だったなど実際に休んだ日数の方が少なかったのは15.2%でした。一方で、70.6%が「公休と実際に休んだ日数が同じだった」と回答しました。また、勤め先が定めた公休が10日間以上あったのに、9日間以下しか休めなかった割合を職種別に見てみると、もっとも割合が大きかった職種は「カスタマーサポート」でした。
◼︎ 長期休暇「嬉しい」は63.2%にとどまる。「嬉しくない」「どちらでもない」理由は「どこも混んでいる」などが多い
次に、「2019年5月の長期休暇が嬉しかったかどうか」尋ねると、「嬉しかった」と回答したのは63.2%でした。
「嬉しくなかった」「どちらでもなかった」と回答した理由としては、「どこも混んでいる」など5つのパターンが目立ちました。
【どこも混んでいる/割高】
- 新幹線・街中と、どこを見ても混雑しており、遅延するところが多かった(事務・総務/25歳〜29歳)
- 連休中はどこに出かけるにもお金がかかるので、予定を入れていなかった(営業/25歳〜29歳)
【休暇中の業務対応や、休暇前後の仕事量が増える】
- 休みの期間が長いほど問い合わせがたまるので、結局休み期間中に仕事をしなくてはならない(カスタマーサポート/30歳〜34歳)
- 常時システム監視をする必要があったため、気が休まる時はなかった(システムエンジニア/30歳〜34歳)
- 長期休暇明けの仕事量が増えることが予想され、憂鬱だった(システムエンジニア/40歳〜44歳)
【何をしていいか分からない】
- 休みにやることがない(マーケター・プランナー/25歳〜29歳)
- 連休が長すぎて退屈する(ディレクター・マネージャー/30歳〜34歳)
【給与が下がってしまう】
- 時給で働いているので、休みが多ければお給料も下がる(事務・総務/40歳〜44歳)
- 時給で収入が入らないし、自分の好きな遊びの予定も無かったから(事務・総務/25歳〜29歳)
【子どもの面倒を見るのが大変】
- 子供が休みの日は家にいても忙しい(システムエンジニア/35歳〜39歳)
- 子供を連れ出さないといけないから、体は休まらない(システムエンジニア/40歳〜44歳)
◼︎ 子持ち世帯、親と同居世帯は長期連休に「かえって苦労する」?
さらに、「長期休暇が嬉しかったかどうか」について家族構成ごとに回答を見てみると、[ひとり暮らし]、[パートナーと同居]、[夫婦と子ども]、[親と同居]の順番で「嬉しかった」の回答割合が減少し、「嬉しくなかった」の回答割合が増加しました。
スケジュールやお金、計画に融通を効かせやすいひとり暮らし世帯と比べ、子どもや親と同居する世帯では、まとまった長期休暇があることによって苦労も生じていると考えられます。
◼︎ まとめ
長期休暇は、勤務体系、業務内容、家族構成などさまざまな理由によって、必ずしも嬉しい人ばかりではないようです。お盆や年末年始も長期休暇となる見込みの2019年度、コストパフォーマンスの良いレジャーの計画を立てたり、チームで協力して業務調整を図ったりして連休を楽しめると良いですね。
◼︎ 調査概要
実施期間 2019年7月10日~7月26日
対象 主に「Backlog」 ユーザー(有効回答数 468件)
■ ヌーラボが提供するサービスについて
ヌーラボは、チームのコラボレーションを促進し、「はたらく」を楽しくするツールを提供しています。それぞれについての詳細は、こちらのURLよりご確認ください。
・プロジェクト管理ツール「Backlog」:https://backlog.com/ja/
・ビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」:https://cacoo.com/ja/
・ビジネスチャットツール「Typetalk」:https://www.typetalk.com/ja/