スリランカと日本の2拠点でオフショア開発を行うSLiC、BacklogとCacooをプロジェクト管理に導入し言語や文化を越えた情報共有の効率化に成果*

株式会社ヌーラボ(本社:福岡県福岡市、以下 ヌーラボ)が提供している「Backlog」「Cacoo」は、株式会社SLiC(本社:東京都品川区、以下 SLiC)の日本とスリランカの2拠点で進めるオフショア開発のプロジェクト管理に活用され、言語や文化を越えた情報共有の効率化に成果* を上げています。

* 取材時の担当者様の発言によるものです。

株式会社SLiC Backlog導入事例

※以下、事例取材記事「スリランカと日本をつなぐ。オフショア開発プロジェクトで活躍するBacklogとCacoo」よりコメントを抜粋・編集・再構成。

 

■ Backlog・Cacooを導入した背景

SLiCは、日本とスリランカに拠点を置き、ソフトウェアの設計・開発をはじめコンピューターネットワークのSI事業や輸入販売事業を展開する企業です。スリランカに子会社を置き、要件定義や設計フェーズは日本側のメンバーが担当し、開発や試験作業などはスリランカのメンバーが担当する体制を取っています。

Backlogの導入以前は、他社のプロジェクト管理ツールの英語版を利用していたため、日本とスリランカ間で使うには使い勝手の悪さがありました。そんな時に、社内から「Backlogがいいのではないか?」という声が上がり、導入に至りました。

また、Backlogを導入した後、使い方が課題となったため、他の企業の利用状況を学ぼうと参加したJBUG(Japan Backlog User Group)で「Cacoo」を知りました。Cacooの図をBacklogの課題やWikiに張り付けられることがわかり、早速利用を開始しました。

 

■ Backlog・Cacooを導入した効果

1.課題のテンプレートを活用し、言語や感覚の違いを越える

日本とスリランカでは、文化も異なるため言語だけでなく感覚や常識の違いもあります。例えば、日本人が思う「完成」と、スリランカ人の「完成」のイメージは違います。Backlogの課題を起票する際も、どんな情報で、どのような手順で進め、何をチェックして、どうなったら完了、といった定義やゴールを明確にしておかなければ、粒度にかなりのバラつきが生じてしまいます。

そこで、Backlogの課題にあるテンプレートを活用し、要求している情報の粒度や形式を視覚的に一瞬で伝えられるようにしたことで、指示する工数が大きく削減できました。

SLiC社のBacklogの課題画面。日本語と英語の二言語表記されている課題やWikiなどは翻訳者を介し、日本語と英語の2言語で表記している

 

2.Backlogの利用を徹底したことで情報の抜け漏れが解消

「プロジェクトのやり取りは、通訳者を通じて必ずBacklogに起票する」ということだけを徹底したところ、チャットや現場での会話が共有されずに起こるトラブルが、ほぼなくなりました。

海外エンジニアのメンバーは頻繁に入れ替わります。その都度、手順やルールをレクチャーしてきましたが、今はBacklogを検索すれば、過去の経緯も進行状況もすぐわかります。おかげで、引き継ぎもシンプルになりました。

 

3.自社の流儀に合わせたカスタマイズで更なる効率化

私たちは常時、複数のプロジェクトを並行して進めているため、相手先を間違えるミスは必ず避けたいところです。Backlogでは背景色やアイコン設定を変えることができます。背景色を変えることで、一目でどのプロジェクトかわかるようになり、ミス防止に役立っています。

また、プロジェクトによっては、ITに馴染みがない方もいるため、マークダウン記法とBacklog記法を分けることも意識しています。

SLiC社のBacklog画面。状態をカスタマイズしている「状態」のカスタマイズ機能を活用。カスタマイズ部分は英語と日本語で名称をつけ、どちらの言語設定でも読めるよう工夫している

 

■ プロジェクトマネージャー 松田様のコメント

株式会社SLiC 松田氏株式会社SLiC シニアマネージャー
松田 遼子 氏

オフショア開発中の私たちにとって、Backlogはとても相性がいいと思っていますので、引き続きすべてのプロジェクトでフル活用して行きたいですね。Backlogは私たちにとって欠かせない相棒です!

日々の活用が積み重なり、プロジェクトや資料が数多く蓄積されてきていますので、今後の検索機能やセキュリティ設定など、Backlogのアップデートにも期待しています。


今後、労働人口が減少するにつれ、働く”チーム”を構成するメンバーや雇用形態は、どんどん多様化すると言われています。ヌーラボは、このような環境下において、所属や立場が異なる人たちでチームを形成する場面が増え、共通の目標に向かって作業を効率的に進めるための、「チームワークマネジメント」が必要になると考えています。

今後も、多種多様な職種・業種、規模のチームで働くお客さまが、活用ニーズや環境に合わせた使い方を実現できるよう、Backlogを初めとしたヌーラボサービスの改善を行っていく予定です。

 

■ プロジェクト管理・タスク管理ツール「Backlog」について

・Backlog サービスページ:https://backlog.com

「Backlog」は、3つの強みを有するプロジェクト管理・タスク管理ツールです。

  1. 業界・業種を問わずお使いいただける親しみやすいデザインと操作性
  2. タスク管理のみならず、Wiki、Git、ガントチャートなどの豊富な機能がオールインワン
  3. 人数無制限のため、価格を気にせずチームメンバーを招待可能

2005年のリリース以降、多くのチームのコラボレーション促進に貢献してきました。現在、クラウド版 / オンプレミス版の2種類を提供し、世界で130万人以上のユーザーにお使いいただいています。

導入事例は「導入事例「Backlog」の記事一覧」からご確認ください。

 

◼︎ヌーラボが提供するサービスについて

ヌーラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」、オンライン作図ツール「Cacoo」、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるための「Nulab Pass」を開発・提供しています。

・プロジェクト管理ツール「Backlog」:https://backlog.com
・オンライン作図ツール「Cacoo」:https://cacoo.com/ja/home
・組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高める「Nulab Pass」:https://nulab.com/ja/nulabpass

 

株式会社ヌーラボについて

本社
福岡県福岡市中央区大名1-8-6 HCC BLD
創業
2004年 3月
ウェブサイト
https://nulab.com/ja/(日本語)
https://nulab.com/(English)

※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。

お問い合わせ先

報道関係者からのお問い合わせ先
広報担当
電話番号
092-752-5231
E-mail
pr@nulab.com

ヌーラボについて

ヌーラボは、チームのコラボレーションとコミュニケーションを促進するソフトウェアを開発している、「楽しいこと好き」なイノベーター集団です。ヌーラボは、3人の開発者により2004年に創業されました。日本の福岡に本社があり、現在は、ニューヨーク・東京・京都・アムステルダムに拠点を持っています。