シチズン時計、ヘルスケアアプリ開発でCacooを導入

複数社横断プロジェクトにおけるリアルタイム共同編集と
情報可視化で、円滑な意思決定を支援


株式会社ヌーラボ(本社:福岡県福岡市、以下 ヌーラボ)が提供するオンライン作図ツール「Cacoo」は、シチズン時計株式会社(本社:東京都西東京市、以下 シチズン時計)およびシチズン・システムズ株式会社(本社:東京都西東京市、以下 シチズン・システムズ)のヘルスケア事業におけるアプリ開発プロジェクトに導入され、複数社横断チームでの業務進行に貢献しています。

※以下、事例取材記事「シチズン時計の新たな挑戦。ヘルスケア事業におけるアプリ開発プロジェクトを支えるCacoo」よりコメントを抜粋・編集・再構成。

シチズングループでは、2022年に初の自社開発アプリ「Health Scan」の開発を開始しました。プロジェクトには、シチズングループのメンバーに加え、パートナー企業を含む4社・約30名が参加。Cacooを活用することで、企業や部署を超えたスムーズな情報共有と意思疎通を実現し、開発プロセスの効率化を図っています。

■Cacooを導入した背景

シチズン時計およびシチズン・システムズでは、時計事業で培った小型精密技術を応用し、血圧計・体温計・体組成計などのヘルスケア製品を展開しています。2022年、ヘルスケア事業の新たな展開として「Health Scan」アプリの開発プロジェクトを立ち上げました。しかし、シチズングループとしてアプリを内製するのは初めての試みであり、開発経験の蓄積が十分ではありませんでした。

また、プロジェクトには複数の企業や部門が関与するため、従来のツールではセキュリティやアクセス権限の制限により、グループ内の情報共有が難しいという課題がありました。さらに、チーム間の認識を統一し、迅速な意思決定を支援するツールの必要性も高まっていました。

そこで、リアルタイムな共同編集が可能なCacooを導入し、異なる企業や部門をまたぐ「チームワークマネジメント」を強化しました。システム構成図やプロジェクトのロードマップを視覚的に共有することで、情報伝達の精度を向上させ、チーム全体の生産性を向上させる環境を整えました。

■「Cacoo」を活用した効果

1. 部署・企業の垣根を超えたリアルタイム共同編集

Cacooのリアルタイム共同編集機能を活用し、チームメンバーが同時に図を作成・編集することで、作業スピードが向上。口頭やテキストだけでは伝わりにくい情報も、図を用いることで明確に共有できるようになりました。モブプログラミングと同じように“モブワーク”ができるといった印象です。

2. プロジェクトの認識統一と業務フローの効率化

プロジェクトの進行に必要なシステム構成図やユーザーストーリー、リリースブランチなどをCacoo上で作成。メンバー全員が共通の図を参照することで認識のずれを防ぎ、スムーズな意思決定が可能になりました。また、仕様共有の段階からCacooを活用することで、開発プロセスの透明性も向上しました。

3. 直感的な操作性でスムーズな導入と活用

シチズン時計およびシチズン・システムズのメンバーの多くは、Cacooのようなオンライン作図ツールを初めて使用する状況でしたが、直感的な操作性により、特別なトレーニングなしでスムーズに導入が進みました。豊富なアイコンやテンプレートを活用することで、AWSのシステム構成図やフローチャートの作成が簡単に行えるようになり、開発業務の効率化にも貢献しました。

■シチズン時計株式会社のルドルフ氏と入氏、シチズン・システムズ株式会社の浅原氏のコメント


Cacooを導入したことで、プロジェクトメンバー全員がリアルタイムで共同編集できる環境が整い、複雑な図の作成や情報共有がスムーズになりました。リリースブランチなどの重要な図をメンバーと議論しながら作り上げることで、認識のずれをなくし、プロジェクトの進行を円滑にできたことが大きな成果です。さらに、過去の図をシートに保存してバージョン管理を行うことで、開発の流れを可視化し、円滑な意思決定につなげています。

また、Cacooの活用はQAチームとの連携にも役立っています。バグの報告や検証結果を図解して共有することで、テキストだけでは伝えにくい情報を正確に伝達できるようになりました。図をエクスポートして報告に活用することで、プロジェクトメンバー以外にも的確な情報を提供できています。

今回のアプリ開発はシチズングループにとって“ファーストペンギン”事業であり、今後さらに拡大・成長させいく予定です。Cacooは、異なる企業・部門をつなぐ重要なツールとして、今後も活用の場を広げていきたいと考えています。


今後、労働人口が減少するにつれ、働く“チーム”を構成するメンバーや雇用形態は、どんどん多様化すると言われています。ヌーラボは、このような環境下において、所属や立場が異なる人たちでチームを形成する場面が増え、共通の目標に向かって作業を効率的に進めるための、「チームワークマネジメント」が必要になると考えています。

今後も、多種多様な職種・業種、規模のチームで働くお客さまが、活用ニーズや環境に合わせた使い方を実現できるよう、BacklogやCacooを初めとしたヌーラボサービスの改善を行っていく予定です。

■「“こんな感じ!”を持ち寄ろう」オンライン作図ツール「Cacoo」について

・「Cacoo」サービスページ:https://cacoo.com/ja/home

オンライン作図ツールの「Cacoo」は、プロジェクトのアイデアやウェブサイトのレイアウト、作業計画などをオンライン上で簡単に作成し、チーム内に共有できる Web サービスです。ワイヤーフレーム、フローチャート、組織図、マインドマップ、オフィスレイアウトまで、豊富なテンプレートや図形を元にあらゆる図が作成・共有できます。2009年のベータ版リリース以降、世界中のさまざまな業種・チームで利用されています。導入事例は「導入事例「Cacoo」の記事一覧」からご確認ください。

■ヌーラボが提供するサービスについて

ヌーラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」、オンライン作図ツール「Cacoo」、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるための「Nulab Pass」を開発・提供しています。

・プロジェクト管理ツール「Backlog」:https://backlog.com
・オンライン作図ツール「Cacoo」:https://cacoo.com/ja/home
・組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高める「Nulab Pass」:https://nulab.com/ja/nulabpass

 

株式会社ヌーラボについて

本社
福岡県福岡市中央区大名1-8-6 HCC BLD
創業
2004年 3月
ウェブサイト
https://nulab.com/ja/(日本語)
https://nulab.com/(English)

※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。

お問い合わせ先

報道関係者からのお問い合わせ先
広報担当
電話番号
092-752-5231
E-mail
pr@nulab.com

ヌーラボについて

ヌーラボは、チームのコラボレーションとコミュニケーションを促進するソフトウェアを開発している、「楽しいこと好き」なイノベーター集団です。ヌーラボは、3人の開発者により2004年に創業されました。日本の福岡に本社があり、現在は、ニューヨーク・東京・京都・アムステルダムに拠点を持っています。